2004/01


01/29/倉吉YUME倶楽部まつり

さてさて、今週末は、倉吉に行きます。倉吉まちづくり協議会からのお呼ばれで、倉吉交流プラザという所で、絵本の原画展とアート工房(ワークショップ)を挙行する予定です。この時期、鳥取の天気は変わりやすく雪も多いそうなので、飛行機で行こうと思っていたのですが、またまた電車片道6時間半の旅です。ただし、今回は、アート工房の発案者の金斗鉉さんが一緒なので前回よりは、サビシクないでしょう。ハハハ
実はこの週末、息子の学年の公式戦があるのですが、それは他のコーチにお任せすることにしました。息子からはブツブツと文句を言われてしまいましたが「お父さんは遊びに行くのではないのだよ。お仕事だからね!」と諭しました。その代わり、息子には僕の背番号と同じ番号のユニを渡しておきました。
さてさて、倉吉行のための準備もほとんど終わりましたが、結構大変な一月でした。何だか忙しかったよ。まっ、ほとんど雑用に近い事なんだけれど、仕事の方も、新たな連載が始まったり、〆切りはまだ先なんだけれど、早めに納めるために、突貫工事したり、とにかく息をつくヒマがありませんでした。
さて、その中で皆様にお知らせしなければいけない事があります。
ゴリラのジャングルジムシリーズが、集文館という出版社さんから復刊される事が、ほぼ決定しました。三冊一度期なのか、そうでないのかは、只今協議中ですが、最初の刊行は、三月中になりそうです。すべてが正式に決定しましたら、改めて御報告します。この話は倉吉から帰って来たら早々に協議する予定です。
さらに、先月の日記に書いてある「ドリームワークス」も随時進行中です。これも具体的に決定しましたら詳細をお知らせします。
さらにさらに・・・、G41.25Dualを購入してしまいました。まだ、カスタマイズ中なのですが、さすがに早い!スゴイ!でもウルサイぞ!何とかしてくれ!アップルさん。起動する度に怒られてるんじゃないかと思う位の起動音です。ちなみにOSは10.3パンサーが付いていますが、僕の仕事のためには、ほとんど必要ありません。いわゆるクラシック環境でのみの使用です。そう考えると不要なソフトがたくさんあります。そのくせ、フォント等は新規に購入しなければなりません。さらにソフトもアップするか、新規購入に迫られています。本当にこれで良いのか?アップル社。このままの考え方を貫かれると、個人事業主は皆、破産しちゃうぞ!ねえ、そう思っているのは僕だけかシラン?


01/12/平山君よJを捨てなさい!

高校選手権決勝が行われた。結果は6-0で国見が勝った。僕は実は判官贔屓で筑陽を応援してたんだけれど、国見の完成度にスキはなかった。それはそれでいい。
さて、問題は国見の平山君である。彼にはJのほとんどのチームからオファーがあったそうであるが、彼は「サッカーだけの人になりたくない!」と言って、筑波大学に進学するそうである。好ましい発言である。正しい選択だと思う。
しかし、日本のサッカー関係者は彼を放さない。飛び級でオリンピック代表に選出されている、多分この後は、強化指定選手になって、Jのどこかでプレーできるようにしちゃうんだろう。でもどうなんだろう?4年間筑波に行くとしてもその後、Jのどこかのチームに入らなくても良いんじゃないかと思うんだ。この際、彼は日本のJを捨てちゃう方が良いんじゃないかと思っている。Jだって、彼にはレヴェルの高い世界かも知れない。けれど、もっともっと高いレヴェルの世界で、いやレヴェルが高ければ高いほど、彼の才能は伸びるように思う。彼には小さな基準の枠で考えずに地球規模のコスモポリタンな平山君になって欲しいと思う。彼にはそれだけの資格があると見たのだけれど、間違いだろうか??
さて、それ以外の選手&チームだけれど、気になったのは岐阜工業と成立。二校とも非常にまとまったサッカーをしていたし、イマジネーションにも溢れていた。特に岐阜工の後藤君だったかな?若干小粒だけれど、すごく将来性を感じた。アイデアの倉庫がとても大きく、素材が多い。かつそれらを使えるだけの技術をすでに持っている。正しいプレ&プレゴールデンエイジを経て来ている感じがした。
成立は、素晴らしいパフォーマンスを見せたけれど、選手一人一人の中での熟成が今一つだった。つまり、まだ指導者のチームであったんだと思う。指導者の言葉は選手は良く理解していたけれど、まだ本人のモノになっていなかったと思うんだ。
実は、国見も同じなんだけれど、国見のシバリはもっと徹底していた。その上にシバリを超えたイマジネーションが感じられる選手の数が違っていた。その辺がこの世代の僅かな差になってしまうんだろうと思った。でも全体のレヴェルは確かに高くなって来ているよね。楽しみが増えた気がした今日の試合だった。


01/11/マック使いの掟

姉の所にヘルプに行って来た。姉も同業者であるが、僕の姉なので、当然年上である。しかも 力一杯アナログの時代の洗礼を受けているので、昔懐かし指定原稿を作るなら、G5のプロセッサより早いのではないかと思うくらいのアナログスーパープロセッサの持ち主である。しかし、時代の趨勢にいたしかたなく、数年前にマックを購入した。けれども、ここ数年は、「別にデジタル入稿じゃなくてもいいです」という仕事が多々あったために、彼女のマックは単なるデジカメ画像編集装置に甘んじていたのである。しかし、ここへ来て「デジタルでないとダメ!」という状況に変わって来たので、一念発起してデジタル入稿を覚えなければならなくなったのだ。
ンな訳で、ヘルプに行った。行ったのだが彼女のマックは正直、「何を目的に構成されているのか分からない状況」になっていた。「かなりアヤウイ状況である」と言って良い。OSは9.2なのであるが、フォントが対応していない。親切な?友人からATMデラックスをもらったらしく入れてあったが、使い方の分からないアプリが入っていても宝の持ち腐れである。
そのくせ、ブラウザはIEの4.5のままである。メモリも積んでいない。HDDも弱体のままである。基本的なマックの使い方を知らない。ムムムである。しかもその状況で〆切りは間際になっている。さらにムムムムである。
僕もいい加減な知識しか持ち合わせていないが、彼女のマシンの場合、まず、安定して稼動させ、フォントが使用でき、デザインをスムーズに行うためには、HDDとメモリの増設、OSの初期化と8.6への復帰。これがもっとも必要な作業であると考える。だって、彼女がOSを9.2に上げた理由はデジカメだけの問題なのだもの。
とまれ、まずは今取りかかっている仕事を納品してしまう事が第一だけれど、これが終わったら、8.6環境に戻させてしまおうと考えている。そしてHDDとメモリの強化をすれば、彼女の仕事はある程度、安定するだろう。デジカメやその他の仕事の互換を考えるならば、中古市場に出回る安いG4ノートでも買えばいいんじゃない。きっと他にも方法はあるはずである。別にデジカメの事だけ考えるなら、安い中古ウィンドウズのノートの方がより賢いだろう。
とにかくマック使いは皆、自分勝手に学んで来ているのである。ウィンにはエクセルやワードみたいに講座があるけれど、マックのそれは、かなりいい加減なものであるし、かつ、マック使いの説明方法と言うのは「当然知ってるでしょ!」が基本なので、分からない人には徹底的に分からないのが通例なのである。
そんなわけでマックについて少しでも知識のある人は自分より少しでも知らない人がいれば「教えてあげなければいけない!」という暗黙の了解があるのだ。それは皆が壁にぶちあたった経験があり、そして誰かの助けを借りてその壁を壊すまでには行かずとも小さく穴を抜けてくぐり抜けて来た経験があるはずだからである。
入門書を読んでクリア出来た事なんて滅多にないのである。大抵は自分より詳しいと思う人?に電話して「ゴメンネ!あのさ・・・・」でクリアしてきたのである。これがマック使いの基本であり掟である。掟であるからには、僕も従わざるを得ないのである。ムム


01/10/ダウン・・・・

こんな事は、滅多にないのだけれど、と言うか、今までに経験がないのだけれど、この1/08に一家全員が一遍にダウンしてしまった。インフルエンザではないようだけれど、お腹の風邪 。
娘は学校から帰宅中にもどしてしまった。息子も学校にいる時からお腹が痛いと担任の先生に訴えていたらしい。カミさんは、なんか変だなあ・・と感じていただけだった。娘は息も絶え絶えに自宅まで帰って来た。その後、嘔吐を繰返す。寒気を訴える。息子はその様子を見てつられてしまったのか、洗面所で吐く。でも熱は二人とも8度以下だ。とにかく近所の医者へ行く。
僕はと言うと、近所に住む姉の所へ行って、彼女の仕事のヘルプをしていた。それである程度先が見える所まで完成させたところでメマイを感じていた。その後、帰宅。その日の僕は何て事なかったんだけれど、その日の夜半から突然、ドカンと壊れた。それもいつもとは違うお腹の壊れ方だ。何だかね、尾籠な話で申し訳ないけれど、消化不良な感じ。同時に関節痛が来た。しかし、寒気もないし、熱もない。何だこりゃ??その後、カミさんも同様の腰痛が来る。ウムム、娘と息子は吐くものもなくなったのか、静かに寝てる。普段からギリギリまで薬は飲ませていないから、普通より薬が良く効いているのかな?
フッと気がつくと、僕も熱っぽい。計ってみると37.6分。でも吐き気はないしなあ。
そんな状況で昨日は、全員寝込んでいた。我が家の場合、そんな状況においても食い物だけにはワガママな奴らだったりして、キッチンには「おかゆ」「そうめん」「ホットケーキの種」「湯豆腐」などなど・・・。おいおい誰が片付けるんだよ。それでも 昨日は誰も吐かずにすごせた。
ところがである。昨日の晩というか今朝方であるが、突然僕を発作が襲った。とにかく訳が分からないのであるが、突然の寒気。それも半端なものではなく、昔見た、マラリアの人の寒がり方みたいな状況。とにかく体に力が入ってしまう。歯の根が合わない。手足の先がこわばってくる。ここへ来て気がついた(これは過呼吸の発作みたいな感じだ)そこで、苦しいながらもゆっくりと呼吸する事に専念する。なかなか上手くは行かないけれど、それでもどのくらいだろうか?
たぶん30分位はかかったと思うんだけれど、どうにか歯の根が合って来た。気がつけば異常に喉が乾いている。ポカリを含んだら、シビレタ。今度はミネラルウォーター。あっ、これなら大丈夫。それから部屋を暖めて、ふとんももう一枚多めにかぶって、なんとかゆっくり呼吸を繰返す。知らない間に寝ていた。その後、自分が異常に汗をかいている事で目がさめる。信じられない事だけれど、着ていたTシャツとスウェットがベシャベシャで絞ったら水が絞れた。全て着替えて、再び就寝。そんなわけで今朝まで過ごした。
そして今朝、起きたらば、寒気は消えてるが、腰痛とそれを超える全身筋肉痛が待っていた。たぶん、こわばりが残ってしまっているのだろう。ハア〜〜〜〜〜〜。なんだかバテてる。参ったなあ。それでも食欲は普通にある。消化不良だったソレも緩いのは緩いが、匂いは消化不良のソレではなくなっている。たぶん、改善しつつあるのだろうけれど、今日1日は、寝てないとダメみたい!


01/04/サル>MONKEY>APE?????

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくです。
さてさて、今年はさほど酒量の多くない木村です。昨年、お腹が壊れている日が多すぎたので、自重してるんです。ホントです。お酒のせいで壊れていたのか、そうじゃないのかは分かりませんが、とまれ、今の所、お腹も文句を言っていないようです。(少し疲れてるかな?)今日はお粥にしようかな・・・。
表題にも書きましたが、今年はサル年です。皆さんはサルと言うと、どのサルを思い出されるでしょうか?日本人ですから「ニホンザル」?そうですよね。日本にネイティブに生息する野猿は「ニホンザル」だけです。しかも「ニホンザル」は、世界的に北限に住むサルの仲間です。下北半島以北に住んでいるサルの仲間は存在しません。(ヒトというサルの仲間を除いてですが・・・)そんなこんなで当然の事ながら、年賀状に描かれるのは「ニホンザル」だと思ってしまいますよね。また、自分で使用した画像は「ニホンザル」思われておられる方も多いのではないかと思ったりするんですが・・・・。ところが、さにあらず・・・。
と言うのは、今年来た年賀状のうち、シッポの長いサルが90%以上なのです。ところが、「ニホンザルのシッポは、実は短いのです。外形が「ニホンザル」に似ていて、かつシッポが長いのは「カニクイザル」か「タイワンザル」か、あるいは「アカゲザル」「ブタオザル」辺りだと思われます。
いやあ、だから何だってンだ!って言うほどの事じゃないんですが・・・。
この手のちょっとしたトリビア?もんは、イラストレーターとして動物の絵を描いている人間ならば、普通に知っています。そう、動物の絵っていうのは正味の話、下手すると80%は知識です。残りの20%のテクニックで描く。で、普通、動物の絵描きは細分化されています。昆虫の得意な人、魚の仲間の得意な人、ほ乳類ならば、更に細分化されるのが普通です。大型動物が得意な人、小型が得意な人、また、さらにさらに親子が得意な人もいます。この「親子」と言うのは、実はとても難しいのです。なぜなら動物の子どもは本来アンバランスに出来ているからなんです。とても不安定だからこそ可愛いのです。
でもイラストレーター的にはバランス良く描きたいのが 本音だったりします。また、より可愛く見せるために誇張もしたくなりますが、この塩梅が難しいのです。だって、元々アンバランスで可愛いものをより可愛く見せなくちゃならないんですから!そんなわけで、大体の場合、誇張し過ぎてしまうのです。 まあ、こんなことにこだわり過ぎているので、仕事が前に進まないのかも知れませんねえ。
でも、僕としては、そういう事にこだわるべきだと考えています。「なんというサルでどこに住んでいて、どんな生活していて、しかも性格も描きたい!」そんな風に考えています。
ところで、こんな仕事をしていると「どんな風にして描くんですか?」と聞かれる事がたまにあります。「写真とか見て描くんですか?」「現地に行かれてスケッチしてくるんですか?」なんてことです。もちろん、現地に行けるならそれに超した事はありません。でもいちいち行けません。また写真も確かに見ます。が、それを取り込んで下絵にしたりはしません。また、そのまま描くなんてのは写真の盗作であって、言語道断です。大抵の場合、背景になる資料を集め、頭の中で環境設定をして、動物の方も複数の資料を集め、頭の中で組み立てて、動かして、ラフスケッチを繰返し、それらを更に組み合わせる作業をしている訳です。たしかにバーチャルでリアルなものだけを求めるなら、画像をPCに取り込みグラフィック化すれば、それで良いのかも知れませんが、僕の求めている物とは少々違うんです。あくまで描くのは「手」でありたいと思います。そしてその「手」を動かすものはプロセッサではなく、自分の脳みそでありたいと考えています。


01/04/で、年末年始・・・

結論から先に言うと、通常と大して変わらない日々を送っております。倉吉から送っていただいた美味しいお酒を朝から呑んだ事と初詣以外は、普段と変わらず、結構早寝で早起きです。夜中に昔の素敵な映画をやっていたりして、ちょいと見たいなあ・・・。などとも思うのですが、ビデオ取るでもなく、なんとなく、クジケテ早寝してしまう、悲しい中年な感じです。
そうそう、1/6納品分は、もうやってしまいました。ここ二日ばかりは、ドリームワークの企画立案をダラダラとやっています。ムズカシ〜〜です。少し現場の人と話した方が良いかも知れない。そんな感じで行き詰まっている感じかな。
世の中は明日から仕事始めの方が多いようで、街も俄に騒がしくなって来ました。今年はとにかくリズムを壊さないようにそして一本でも良い仕事が出来るよう頑張って行きたいと思っています。昨年同様、お引き立てのほどよろしくお願いいたします。ハイ!!