蒸気機関車クリニック


番外編      戦えVTEC! CYBER CR-X



2代目 走るゴキブリCR−X   死闘の記録・・・・



現在の主力戦闘機、HONDA サイバースポーツ CR−X 平成元年式 走行15万キロ


このいわくつきのマシンが前任地仙台に来たのは昨年6月、
九州は佐世保よりはるばる海を渡り東京港有明埠頭にて初対面・・・

2万キ
初代サイバーCR−XEF7の代替でYAHOO!にて購入、今回はだいぶ奮発して10万円だった。
届いた車を見て仰天!!写真と全然違うじゃん!なんだかガタガタに見えたんです。

パッと見って大事なんですよ、大体当たりますから。
案の定この車はトラブルの宝庫、何度捨てようかと思ったことか・・


◎EF−8 CR−X SiRが来た!◎

6月吉日、有明埠頭で初対面を終えたら、さて仙台まで帰らねばならないね、
なんだかくすんだガンメタの車、取り敢えず仙台に戻ろう、、
東北道を北へ北へ・・・・・

◎おい!シフトダウンしねーぞ!!◎

高速はがら空き、ほとんど5速巡航、なんだ快調じゃん、よかったね、、、が!!

仙台宮城インターを降りるため本線からランプに下りて4−3とシフトダウン・・・しねぇ!!
5速100Kmのままインターのキツイコーナーを下ってゆく・・こえ〜〜!!
ブレーキブレーキ!!・・・・鉄を踏むようなフィーリング・・・・死んじゃうかな・・

命からがら仙台の自宅に到着、その日は疲労で即就寝。

◎やっぱ捨てよう◎

翌日よく見ると、以下の問題点が・・・

1:左リアショックオイル漏れ
2:エンジン スプールバルブオイルだだ漏れ
3:カムシャフト異音
4:ミッションシンクロが死んでいてシフトダウン不能
5:デスビローター破損
6:閉めていても空が見える腐ったサンルーフ
7:スピードメーター不動

おいおいなんだこりゃ?!即刻九州にクレーム電話、
幸い相手がよい方で、全額返金、車は解体に廻してくださいとのこと。


◎再生日記◎

冗談じゃねえ、せっかく買ったんだ、再生してやるワイ!
当時わかった部品をすべて自前で交換、なんだやればできるじゃん!!
駅前駐車場で馬掛けてショック交換、筋肉痛・・・

◎悪夢の第一章スタート◎

ミッションはシンクロが完璧にお亡くなりになっているので
同じLSD入りの中古ミッションに換装する。仙台のダートラショップに入庫。
およそ半月後、換装を終えたCR−Xで路上復帰!!

◎青煙◎

あっという間でした。今度はマフラーから青煙を大量に吹いています。
なんだべ!嫌な吹きかたしてるなあ、点検するとブローバイべとべと
プラグもオイルかぶってる。インテークオイルだらけ・・・
ヘッドのステムシールが経たってオイルが下がって燃焼しているのでした。
OHおよそ10万円だって!!やーめた!

◎エンジン換装◎

しょうがない、OHも手間なので、中古で出ていた新品同様EKシビック(当時の最新型)の
VTECエンジンに換装することに。さらにおよそ1ヵ月後、換装終了!

◎おや!!オイルまた吹いてるぞ!!◎

前のオイルが残っていて燃えているんだろうと考えたが多すぎる・・
そこらじゅうのボルトが締まってない仙台のSHOPの腕に疑問があったので
今度は盛岡のHONDA専門店 Refil Speedへ。

中古エンジン下ろしてヘッド開けてみるとあんた!!
走行2万キロのEK4のエンジン、シリンダーが偏磨耗してクリアランスがっぱり。
オイル下がりでございます。最悪・・・
即刻購入先の京都の業者に電話!!
”2万キロに間違いない、そちらで搭載時に間違いがあったからシリンダーが減ったのだろう”と
相手にされず。のらりくらり逃げる逃げる・・・
搭載1000Kmでピストンが首を振るほど減るんかい?!!ばーろー!!
証拠を見せろと再三言うので、こっちも素人じゃないんだよ、
シリンダーをボーリング屋に送り、計測値を突きつけたら
オイルを入れずに走ったんじゃないかとかこちらのばらし方が悪かったんやないですか?ときた。

この戦いは3ヶ月続く・・・

◎今度はEG6だ◎

再度エンジン手配、今度は完璧バランス取りのレーシングEG6のB16Aだよ。
ヘッドも下ろしてTYPE Rのカムも入れましょう。
おお!ハイコンプになってるね、コンピュータももち書き換え。

こりゃ速いや!!セカンドでホイルスピンするよ、充分TypeR追い廻せるぞ!!





◎東京へ研修へ◎

そんなこんなで仕事上の都合で3ヶ月東京へ
CR−Xも連れて行きます。
休みの日には秩父に蒸気機関車通い、道混んでて嫌だけどC58に毎週会えるのでいいや。

そんな日々も長くは続かなかったね、引っ張ってシフトアップするとガリッとギアをかじる。
またシンクロだ!

◎MUGENのLSD◎

またまた中古OH済みのミッションを発見、新品LSDも入ってるし、載せ換えましょう。
今度はLSDの効き抜群ですねぇ。

そんなある日、秩父の帰り、青梅へ抜ける裏道の峠で毎度のことでバトルになりました。
(いっつもびたんびたん煽られるんだ、、)
相手はランサーEVO 軽く捻って差し上げて峠を降りたらハンドルがあんた尋常じゃない重さ、
ベルト切ったかなってエンジンルーム見ると!!パワステオイルがリザーブタンク空!!
ステアリングラックから全部漏れてなくなっておりました。
恐怖の重ステと格闘しながら青梅のオートバックスへ。
徳用パワステオイル買って、1KM毎に継ぎ足して道路に撒きながら杉並のHondaTwincamへ。
着いたときにはもう最悪の下痢状態、入れたオイルは全部出ちゃう。

それから電装、燃料系もこつこつ交換、足もヘッドも自分でやって今じゃ最強CR−X!!
現在秋田で元気に走っております。

Twincam Works メカ飯島師匠、フロント松本さん 感謝。
でもあんまり携帯にお誘い多すぎない・・??(大笑)


EF−8 CR−X SiR VTEC

engine B16A DOHC VTEC HondaTwincam SPL 190馬力 (平成4年EGー6)

SUSPENSHION  POTENZA ジムカーナショック + TEIN ストリート

EXAUST  TANABE メダリオン + RSR ステンマニホールド

ECU KS ROM

Y−1ミッション + MUGEN 2Way LSD

Foot 195/45R16 + Work Ewing 7JJ×16

Break  Honda Integra TypeR 


できるだけ撮影地では大人しく走りますので皆さん許してね。







でも高速域でGTRやランサーに勝てないので

支援爆撃機のレグナム登場!!できず・・・車検はいつ取るんだろう・・・
もう丸2年寝ています・・・

次回は リコール三菱 スーパーライトバン レグナムVR−4 380馬力さんです。
GTRかかってきなさい!(車検取ったらね・・)