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1980.03高円寺生まれ
1992.03杉並区立松の木小を卒業
1995建築家に憧れる
1998.03私立開成中学・高等学校卒業
1998.04東京大学教養学部文科III類入学
2002.03文学部思想文化学科美学芸術学専修課程卒業
2002.04大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻思想文化コース美学芸術学専門分野入学
2005.03修士(文学)取得
2005.05(独)科学技術振興機構戦略的創造研究推進事業個人型研究(さきがけ)「デジタルメディア作品の制作を支援する基盤技術」領域研究補助員(-2005.08,2006.01-03)
2008.03東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻思想文化コース美学芸術学専門分野博士課程単位取得満期退学
2008.04(独)日本学術振興会特別研究員(PD,大阪大学大学院文学研究科美学研究室,課題=分離派建築会の展開──「分離」の対象をめぐる1920年代日本建築界の論考分析──)(-2011.03)
2011.04東京大学大学院人文社会系研究科美学芸術学研究室教務補佐員
2011.09博士(文学)取得
2012.04東京理科大学工学部第二部建築学科PD研究員
2014.04静岡文化芸術大学デザイン学部空間造形学科講師
2018.04静岡文化芸術大学デザイン学部デザイン学科准教授
2023.04青山学院大学総合文化政策学部総合文化政策学科准教授
現在 青山学院大学総合文化政策学部准教授.
専攻:美学芸術学/建築思想史,デザイン論/デザイン史
所属学会 美学会(2002.4-)
日本建築学会(2004.2-)
表象文化論学会(2007.7-)
大正イマジュリィ学会(2008.3-;編集委員2010.5-)
日本デザイン機構(2009.6-2018.3;機関誌編集委員2009.7-2018.3)
日本図学会(2017.9-;理事2023.6-)
日本文化政策学会(2024.1-)
教歴
  1. 常勤としての授業
    1. 静岡文化芸術大学「文化芸術総合演習」「学芸の基礎」(専任教員として,2014~2017年度,2020〜2022年度)
      1年生が大学での基礎的なスキル(グループワーク,メール,ウェブ,プレゼン,レポートなど)と学問観を身につける授業.当初は文化政策学部との横断授業,カリキュラム改変後はデザイン学部生のみを対象としている.情報収集,レポート執筆や作品制作の倫理,レポートやプレゼンテーションの制作方法など.
    2. 静岡文化芸術大学「デザイン史」「デザイン史I」(専任教員として,2014年度~)
      デザインの歴史を俯瞰することで,近代デザインの成立から現在までの主要な出来事や知識,社会における役割を学ぶ講義である.受講者は,科学技術,産業,政治経済,芸術など先端的または広範な人間の営みと文化が,様々な時代でどのようにデザインと結びつき,どのようなものが作られたか,それらにどのような意味があるのかを探究し,デザインの世界に私たちの生活から切り離せない幅広さと社会的意義があることを考察する.冒頭で近代に対する歴史観を説明し,その後産業革命以降を,欧米と日本各々に注目して展開している.全学共通授業.
    3. 静岡文化芸術大学「空間造形概論」「空間造形と社会」(専任教員として,兼担,2014年度~2016年度)
      空間造形学科全教員が1年生および3年生に対し自身の経験やスキルを元に個別の話題を提供する授業.2014年度「概論」2016年度「社会」にて調査方法,発表手法などの演習を学年担任として担当.
    4. 静岡文化芸術大学「空間造形史」「建築・空間史」「世界建築史」(専任教員として,2016〜2022年度/非常勤講師として,2023年度)
      私たち人類が日常生活を送ってきた都市・集落には様々な形式をもつ建築が存在してきた.ランドスケープ・都市・集落・広場・公園・街路・建築・インテリアなど大小の規模をもつ空間を対象に,古代から現代にいたる世界の多彩な空間造形の歴史を俯瞰する講義である.受講者はある建築形式がいつどのようにして生まれ,使われてきたか,また各時代の背景となる社会的,地域的条件との関係などを探究し,現代社会における意義を考察する.西洋,日本,東洋,古代,近代問わず建築史の総体を1学期で濃縮して展開する.西洋,日本,東洋,近代問わず建築史の総体を1学期に濃縮した授業.
    5. 静岡文化芸術大学「デザイン史II」「デザイン美学」(専任教員として,2016〜2022年度/非常勤講師として,2023年度〜)
      デザインの歴史を,デザインに関わる諸概念から俯瞰することで,事象に対する視点や考え方,造形の仕組みの読み方を学ぶ講義である.受講者は,様々な時代,様々な立場の考え方がどのようにデザインと造形に結びつき,どのようなものが作られたか,それらにどのような意味が込められたのかを探究し,デザインの世界と私たちの人間や社会に対する認識との関係について考察する.造形物の記述にみる理解の解像度,その際の事実と主張の区別などの解説を受けた後,実際に運用し,美学・哲学的な概念と一部デザイン倫理の概念を学び,レポートにまとめる.
    6. 静岡文化芸術大学「基礎演習A」(専任教員として,2015〜2022年度)
      1年後期または2年前期.グラフィック,ポスターなどの形態的な構造を踏まえて,学生が自らポスターの評価軸を組み立てる.その上で歴史的に重要な作家を選び,その特徴についてメモの形で言語化する.これに基づき,ポスターまたはレポートの制作を通じて作家の特徴を把握する.
    7. 静岡文化芸術大学「建築設計演習I」(専任教員として,兼担,2016年度)
      2年生後期配当.前半は浜松城公園内の自由な敷地に美術館,音楽ホール,ジムのどれかを設計,後半は新浜松駅前の指定敷地に3種を含む複合建築を設計する.外部講師とともに指導,専任教員のお休みによる代講.
    8. 静岡文化芸術大学「(空間造形)総合演習I / II」「領域専門演習」「卒業研究・制作」(専任教員として,2015〜2022年度)
      3年前期~4年後期配当.3年前期「領域専門演習」では各教員が各々の課題を出題し学生が選択,制作する.3年後期「(空間造形)総合演習I」4年前期「(空間造形)総合演習II」後期「卒業研究・制作」では各自が設定した課題について調査・研究と制作を行う.
    9. 静岡文化芸術大学「デザイン概論」(専任教員として,兼担,2022年度/非常勤講師として,2023年度〜)
      1年生必修,「デザインを初めて学ぶにあたって、デザイン行為の基本となる発想や考え方を体系的に学修する」ために学部の内容のインデックスとして組織し,学部生活のオリエンテーションとなる授業.毎回担当講師を代えながら,全体としてデザイン学科全学生に広く身につけてほしい内容と各分野/領域に進みたい学生に身につけてほしい考え方やスキルとを,とくに具体的な手法より原理的な側面に関して話してもらうよう,自らの担当回(2回)含めてオーガナイズした.
    10. 静岡文化芸術大学大学院「デザイン史特論」「デザイン史演習」(専任教員として,2021〜2022年度/非常勤講師として,2023年度〜)
      「特論」では.受講者が人文科学の諸理論を学ぶことで,生活と社会におけるものの位置づけを観察し,必要な語彙を用いて説明できるよう,英文読解,文献講読,理論の応用,発表などを通じたトレーニングを受ける.「演習」では,受講者の関心に応じて一テーマを選定し,適した方法により調査を行った上で,これを解説する冊子または映像を制作する.
    11. 青山学院大学「アート・デザイン概論」「デザイン史」「生活デザイン論」「都市・建築史」「都市文化論」「フレッシャーズセミナー」「自己理解」
    12. 青山学院大学大学院総合文化政策研究科「都市建築文化論」「デザイン論」
  2. 非常勤としての授業
    1. 東京芸術大学先端芸術表現科IMA演習「知識表現」(主担当:桐山孝司,非常勤講師として,2002年度集中講義,6月)
      情報技術とそれを基盤とした芸術表現についての講義と実習.天内は複数の非常勤講師の意思疎通の基盤として各講義を記録し,また授業補佐を担当した.
    2. 國學院大学文学部哲学科美学・芸術学コース「美学特殊講義III/IIIB」「言語と思想」「心性と思想」(兼任講師として,2008年度~2014年度)
      3,4年生向けに西洋および近代日本の建築(論)の歴史,美学概念の変遷,コンクリート素材の文化的意味,ガラスや鉄など素材と空間などのテーマを辿った.併せて学生の講義や建築分野一般への質問に毎度応じ,それを材料として問いと答えの備わった論理的なレポートを書く方法を指導した.
    3. 多摩美術大学美術学部共通教育「美学」(非常勤講師として,2010年度~2011年度)
      エイドリアン・フォーティー『言葉と建築──語彙体系としてのモダニズム』を元に,モダニズム以降の建築における批評用語の概念史を辿り,加えて相当する日本語の訳語の状況を概説した.学生は講義に対する質問を数度提出し,最終試験において一個の質問について,その理由と解決方法などを首尾一貫して説明することが求められた.
    4. 昭和女子大学生活科学部環境デザイン学科「造形美学」(非常勤講師として,2011年度~2015年度 各前期)
      建築批評用語の概念史,機能概念の変遷,ファッションと建築の関係など毎年ごとのテーマを概説した.学生は講義に対する質問を数度提出し,最終試験において一個の質問について,その理由と解決方法などを首尾一貫して説明することが求められた.
    5. 日本大学文理学部哲学科「美学特殊講義1/2」(非常勤講師として,2011年度)
      日本近代建築の歴史を丹念に追うことで,身の回りの環境の成り立ちを知る一助となる講義を組み立てた.学生はそのうち関心をもったトピックについてレポートを作成した.
    6. 沖縄県立芸術大学美術工芸学部芸術学専攻「美学特講」(非常勤講師として,2011年後期集中講義)
      エドワード・R・デ・ザーコ『機能主義理論の系譜』を基に,「機能」と美あるいは造形一般との関係という切り口から西洋美学史を辿った.
    7. 明治学院大学文学部芸術学科「環境デザイン史A/B」(非常勤講師として,2014年度~2019年度)
      建築とファッションの歴史,ランドスケープの歴史,機能主義の理論,建築史全般,都市史全般など,毎年ごとのトピックを概説している.学生は数回の小レポートを通じて該当分野を自分の身の回りとの繋がりから考察している.
    8. 東京大学文学部美学芸術学専修課程「美学芸術学特殊講義V」「原典講読III/IV/VIII」(非常勤講師として,2017~2019年度前期,2018年度後期,2021年度後期)
      各国史を超えた現代建築史学の方法論,デザインの現代的状況,デザインにおける想像力の美学,デザインと人類学などについて考察した英語著書やアンソロジーを読解すべく,学生は担当範囲を2〜3回報告する英語講読を行う.
    9. 東京大学文学部美学芸術学専修課程「美学芸術学特殊講義V」(非常勤講師として,2019〜2020年度後期)
      美術史学,建築史学などと比較したデザイン史学の方法論的特徴,およびデザインが特有にもつトピックについてテーマごとに解説した.
    10. 大分県立芸術文化短期大学「近代デザイン史」(非常勤講師として,2018年度〜 前期集中)
      デザインという文化事象を通時的に理解する授業.冒頭で近代に対する歴史観を説明し,その後産業革命以降を,欧米と日本各々に注目して展開している.途中に立体作品の記述,ストーリーの要約における視点の違いなどをテーマとした文章表現の訓練も取り入れた.
    11. 國學院大学「美学芸術学特殊講義」(非常勤講師として,2022年度)
      デザインという文化事象を通時的に理解する授業.冒頭で近代に対する歴史観を説明し,その後産業革命以降を,欧米と日本各々に注目して展開している.途中に立体作品の記述,ストーリーの要約における視点の違いなどをテーマとした文章表現の訓練も取り入れた.
    12. 國學院大学「美学芸術学特殊講義」(非常勤講師として,2022年度)
      私たち人類が日常生活を送ってきた都市・集落には様々な形式をもつ建築が存在してきた.ランドスケープ・都市・集落・広場・公園・街路・建築・インテリアなど大小の規模をもつ空間を対象に,古代から現代にいたる世界の多彩な空間造形の歴史を俯瞰する講義である.受講者はある建築形式がいつどのようにして生まれ,使われてきたか,また各時代の背景となる社会的,地域的条件との関係などを探究し,現代社会における意義を考察する.西洋,日本,東洋,古代,近代問わず建築史の総体を1学期で濃縮して展開する.西洋,日本,東洋,近代問わず建築史の総体を1学期に濃縮した授業.
    13. 静岡理工科大学「芸術論」(非常勤講師として,2022〜2023年度後期遠隔)
      デザインの歴史を,デザインに関わる諸概念から俯瞰することで,事象に対する視点や考え方,造形の仕組みの読み方を学ぶ講義である.受講者は,様々な時代,様々な立場の考え方がどのようにデザインと造形に結びつき,どのようなものが作られたか,それらにどのような意味が込められたのかを探究し,デザインの世界と私たちの人間や社会に対する認識との関係について考察する.造形物の記述にみる理解の解像度,その際の事実と主張の区別などの解説を受けた後,実際に運用し,美学・哲学的な概念と一部デザイン倫理の概念を学び,レポートにまとめる.
    14. 京都大学文学研究科/文学部「美学美術史(特殊講義)」(非常勤講師として,2023年度前期集中)
      講義の前半では,生活環境を構成する建築材料を物質的側面と社会・技術・制度・表現との関係から解説し,空間を分析する視点を提供した.後半では,小規模な室(あるいは緩やかな境界で囲まれたり仕切られたりした領域)から都市空間に至るまでの各種空間と社会との関係を解説し,空間を構成する諸要素を総合する視点を提供した.受講者は以上の視点を用いて複数の都市・建築環境を比較し分析するレポートを作成する.
  3. ゲスト授業,その他
    1. 東京大学文学部思想文化学科美学芸術学専修課程「美学演習」(担当:小田部胤久,TAとして,2006年度通年)
      学部3年生が美学研究と議論のディシプリンを訓練する場.哲学史的・研究史的背景,口頭発表・レポートの形式,既往研究の参照の仕方などを指導しながら,学部生の口頭発表とそれについての学部生相互の議論を組み合わせた授業において,司会をかねて議論をリードした.
    2. 慶応義塾大学環境情報学部「デザイン言語ワークショップA(ボディストーミング)」(担当:佐々木一晋,ゲスト講評者として,2006年度春学期,7月15日)
      現場に身を置いた観察からプロトタイピングを繰り返す「ボディストーミング」の実習のうち,「都市生活を楽しむ(≒共有する)ためのデヴァイス」を作るという最終課題への各グループのプロトタイプに対して講評した.
    3. 法政大学国際文化学部「メディアと社会」(担当:高橋裕行,ゲスト講師として,2012年度後期,11月7日)
      建築/都市をメディアとして考えられることを目標に,主に1980年代に盛んになった江戸東京学と近年の地形や「ドボク」に対する関心を取り上げて解説した.
    4. 静岡文化芸術大学「美術史(西洋)II」(担当:立入正之,ゲスト講師として,2015〜2022年度)
      なぜ建築史は美術史から縁を切ることになったか.縁が続いていた時代の様子と,縁が切れるプロセスを解説する.
    5. 静岡文化芸術大学「Reading Foreign Writings on Design」(自主授業,2015年度~2017年度)
      学生が,自ら選んだデザイン・美術について外国語(実績では英仏伊独)で書かれた論文,雑誌記事を訳して持参する.それを随時修正しながら読み進めていく輪読形式の自主ゼミ.
    6. 寺島町リノベーション・デザインワークショップ(竹原義二,木村吉成,中村紀章,平野和博とともに,2016年6月30日,7月16日,8月11日,8月27日)
      浜松市中区寺島町「寺島レジデンス」を題材に,学生に3回のワークショップを経て最終提案に至らしめ,これを実際に施工したもの.