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ZERO HALLIBURTON / CE-M

ZERO HALLIBURTON CE-M

 大きなドロウボルト・ラッチが目立つ。艶のある黒塗装モデルもあり、二色揃えてみたい。

 米国製ソフト路線のバッグがCOACHとすれば、ハード路線の代表がZERO HALLIBURTONのアタッシェケースだろう。月の石を持ち帰る為に使われたという逸話は有名だ。最近は日本人にも扱いやすいB4サイズの軽量なタイプもラインアップされている。しかし、スリムライン、ライトウェイトと呼ばれる中央のラッチのみで閉じられるタイプは止めた方がいいらしい。中身を詰めると端が浮くという話だ。これではZEROを選ぶ意味がない。完璧なまでの堅牢性こそZERO HALLIBURTONだ。

 アタッシェは、スリム軽量なスリムラインシリーズとライトウェイトシリーズ、内装がノートPC向けになっているDZシリーズ、高級エレガントなPシリーズ、ベーシックで標準的なEシリーズ、そして、小柄なCEシリーズがある。今回紹介するのはB4サイズのCE-Mである。なんとか電車通勤で許容できるサイズだ。これ以上だと膝の上にも置けない。A3以上は車で通勤できる人のサイズである。日本的電車通勤サイズのCE-Mだが、角張ったフォルムのため、実質的な内容量はあなどれない。このアタッシェを使用する時の収納物は、主にノートPCなどのスクエアな物体だ。ACアダプターやら小物類を詰め込むには、無駄のない形状が一番である。

 このCE-Mの内装はナイロン製のそっけない内張しかないが、その分、極限まで中に詰められるので良しとしよう。(現在はもう少し見栄えのする内装になっているらしい) 開きすぎ防止のステイは左右に二つ。スリム軽量タイプは片方にしかなく心許ないが、CE-Mは必要なところは手を抜いていないのが嬉しい。小柄ではあるが、スペックはEシリーズと同等だ。

 外見上の特徴は、大きなステンレス製のドロウボルト・ラッチだ。ドイツのFRANZEN社製が使われている。小柄なボディに不釣り合いなぐらい頑丈なもので、ZEROの堅牢性を実感できる部分だ。どんなに荷物を詰め込んでも、このラッチで閉じればとりあえずケースは確実に閉じることができる。ただし、内容物の無事は保証できない…。ノートPCを入れているときは気を付けた方がいいだろう。

 このアタッシェを買った当時、クライアントのスタンドアローン・システムの定期保守のため、ノートPCやZIPドライブなどを詰め込んで出張することが多かった。「通常のバッグに入れると底の方で乱雑になってしまう。なんとかスマートに安全に運べるバッグはないか?」と、思い切ってZEROのアタッシェを選んでみた。目的地に安全に運べれば良いので、きっちりとまるでパズルをはめるかごとく収納すると、安心して移動ができた。ただし、ちょっと途中で出そうとするときには苦労したが…。

 上下シェルの合わせ部分にゴムパッキンが埋められているので、どんな豪雨でも、持ち主はともかく荷物は完璧に守られる。雨期のある日本には意外と適していると思うのだが、2kg以上の重量と傘で片手がふさがることを思うと、雨の日にはCOACHとZEROとどちらを持ち出すか悩んでしまう。

エンブレムとダイヤルロック

 信頼の証、ZERO HALLIBURTONのエンブレム。ダイヤルロックは好きな番号に変更できる。

ラッチ

 頑丈なドロウボルト・ラッチ。ガチッという音で確実に閉じてくれる。ハンドルの取り付けも頑丈だ。

シンプルな内装

 内装はシンプル。書類スペースはあるので、重要な書類は分けて収納できる。中に入れているのはThinkPad X20。12inch液晶モニタのB5サイズノートPCだ。周囲にこれだけのスペースがある。

ノートPCを入れて横から見たところ

 横から見たところ。底側シェルの厚みにまだ余裕がある。上側のシェルがあるので、もう一台重ねて収納できそうだ。実際には、ノートPCはインナーケースに入れて収納したほうがいいだろう。ステイは省かれることなく、左右にある。

2001/08/14

 

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