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MITSUZE-CRAFT SHELL04 Active Spin

SHELL04
拡大写真(234.17KB)

 拡大写真を見てもらえると、表の革の質感がよくわかるはず。厚みもなんとなく分かってもらえるだろうか?

 WorkPad c505を手に入れて困ったことが一つ。内部構造の関係で、左側のスタイラスレールが細くなったのだ。おかげで従来のケースが使えなくなってしまった。

 これは非常に困った。さっそく新しいケースの物色を始めた。といってもPalm m505, WorkPad c505(のスタイラスレール)に対応するケースは未だ少ない。ベルクロ固定のケースは問題外だ。ポーチタイプのケースならいくつかあるが、本体と分離するタイプだと立ったままでは使いにくい。ブックタイプで本体をポケットに収納するタイプなら使えそうだが、不必要にケースが大きくなってしまう。やはりスタイラスレールに固定するシンプルなケースがベストだろう。

 数少ない選択肢から選び抜いたのが、このモバイル革工房MITSUZE-CRAFTのSHELL04だ。

 厚みのあるタンニンなめしの牛革を使用していながら、揉み加工されているため非常に柔らかい。といっても、腰のある柔らかさだ。裏には揉み加工されていない同じ革を、薄く削いで全面接着して張りを出している。厚みのある革を使用していながら、WorkPadを装着した全体は薄い。しかも最初からしっくりと馴染んでいる。勝手にケースが開いたり閉じたりすることはなく、あたかも自分で時間をかけて使い込んだケースのようだ。

 さて、このケースには面白いマジックがある。次の画像をご覧いただこう。

 ケースを開くと見えるのはWorkPadの背中だ。もちろん、この状態で使うのではない。


拡大写真(156.33KB)

 さらにWorkPadを開く。三枚おろしの図。WorkPadの液晶が当たる部分には、保護板が入っているのがわかる。拡大写真で裏の革質も見て欲しい。

 WorkPadを裏に折り返すようにしてケースを閉じる。

 WorkPadが表に出された状態。

 こうして、わしづかみにしてWorkPadを使うのだ。しっかりとホールドでき、安定したグラフィティ入力ができる。

 これがこのケースの別称、Active Spinの由来だ。同工房のケースの多くに、このSpin機能がある。逆にいえば、このSpin機能を堪能するには、V系のボディを持つPalm、WorkPad機に限られる。あまり目立たないが、この機能のメリットとして液晶の保護性が高いこともあげておこう。仮にカバンのなかでケースが開いても、そこにあるのはWorkPadの背面だ。液晶は依然としてケースに確実に守られているのである。

 非常に優れたSpin機能だが、ひとつ困った点がある。片手で開くことが困難なのだ。WorkPadを裏に返す必要があるのだが、片手でそれを行うのは不可能に近い。そこで、このSHELL04をベースにした別注品を発注しているところだ。本体を左側に表向けに装着させて、ケースを開くだけで使えるようにしたものだ。当然Spin機能はなく、あえて長所を捨てて操作性を取ってみた。実際の使い心地は、ケースが到着してからまたレビューすることにする。

 問題は片手で開こうとするとこうなること。このケースは両手で操作するのが正しい。

■追記 2001/08/04

 上記の別注品が届いたが、この2週間ですっかりSHELL04のSpin方式に慣れてしまい、レザーも程良く馴染んだこともあって、悪友のYoshi-macに譲ってしまった。

 この別注品も出来自体は素晴らしいのだが、オリジナルのActive Spinが予想以上に良く練り込まれていて、私がすっかり取り込まれてしまったという次第だ。

 Active Spinは素晴らしい…。

 
 

2001/07/2

 

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