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KENWOOD J-K03

KENWOOD J-K03 DP-212から始まりJ-PE01,J-PE02と、携帯電話は全面液晶のパイオニア製を買い続けてきたのだが、J-PE03からパイオニアがついに全面液晶を止めてしまった。あのサイバーな雰囲気を気に入っていたので、とても残念だ。一緒にパイオニアを買い続けてきた友人がKENWOOD製のJ-K03に買い換えたので、私もJ-K03に機種変更してみた。通常のストレート型の携帯は実に2年半ぶりである。 (右の写真はアンテナを市販品に交換している。)

 見た目の第一印象は、「液晶が大きくて分厚い」。幅、厚みはなんと全面液晶のJ-PE02と同じ44mm×21mmもある。全長が122mmしかないので、よりいっそうずんぐりとした印象だが、この厚みは男の手にはちょうどいい感じといえる。肝心のカラー液晶画面だが、解像度、明るさ、色合い。全て文句無しだ。表示文字数は標準で全角8桁×9行。フォントサイズ最小で全角10桁×10行。シャープが開発した液晶画面用のLCフォントを採用しているので、最小フォントにしても非常に読みやすい。

 中央の5ファンクションキーは、上下左右で選択し押し込んで確定といった機能があるのだが、クリック感があるので操作感は悪くない。待ち受け画面では、左で電話帳、上で発信履歴、右で留守録、下で着信履歴となっている。各機能はほぼアイコン化されていて、文字入力を除けば、中央の5ファンクションキーと左右の(!)( j )キーだけで操作できるように工夫されている。もちろん10キーでも操作できるが、誤操作を防ぐためか、電話の発信などはわざわざ発信ボタンを押させるようになっている。

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 左上にある(!)キーは「なんでもチェッカーボタン」といって、メールが来た、不在時に着信があったなど、何かイベントがあったときにはこのボタンを押すだけで即座に履歴を参照し、次の動作に移れるようになっている。また、通話中に5ファンクションキーを長押しすると、スピーカーで相手の声を聞くことが出来る。自動音声サービスなどでは便利な機能だ。他には、通信・音響機器メーカーのKENWOODらしい機能として、ベストボイス機能があり、通話中の相手の状況に応じて、音質をオリジナル(標準)・シャープネス(雑音低減)・ワイド(音域拡大)の3種類から選択できる。他には自動的に相手の音声を調整するオートラウドネス機能もある。

 手にしたときにしっくりとくるデザイン、親切な機能、大きくて明るい液晶、見やすいフォントなど、意外と出来のいい携帯端末である。これで10キーボタンがもう少し軽ければ、メール文を打つのがラクなのだが…。

2000/09/17

 

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