MITSUZE-CRAFT 封3

　MITSUZE-CRAFTはオリジナリティあふれるPalmケースを製作している佐賀県の革工房だが、古布と呼ばれる、江戸後期から昭和初期の着物の生地を使った「大和流コレクション」もリリースしている。今回、より汎用的な「封シリーズ」が登場したので、さっそく手に入れてみた。大和流コレクションは古布を使うので、すべて一点物だ。お気に入りのケースを確実に手に入れるには、まめにWebをチェックするしかない。

　今回手に入れたのは「封3」と呼ばれるタイプだ。「紬地の洒落た羽織裏」というコメントだが、なかなか渋い色柄の生地である。外と内で生地の柄を変えていたり、紐の付け根も綺麗に飾られている。根付けのような人形など、手の込んだ丁寧な作りが嬉しい。

　絹という、いかにも日本的な素材で作られている大和流コレクションは、全てが一点物ゆえに希少性があり、ちょっと他人とは違うPalmケースを探している人にはうってつけだ。新作が楽しみなシリーズである。

• モバイル革工房　MITSUZE-CRAFT
  http://www.mitsuze.com/
• 古布で作るパームケース
  http://www.mitsuze.com/yamato.html

2002/3/21