〜ビジコンのシステムについて〜
本体と周辺機器
家電大手の東芝が開発をしたビジコンは、本体に金属パーツを多用しており、この時代のマシンでは比類なき高級感があります。実際、スイッチボタンなども非常に精巧な機構を採用しており、ゲーム機とはいえ、同社の家電と同じレベルの商品として製造されたことがわかります。

テンキーパッド

コード式の二組のパッドを標準装備。数字の入力や宇宙船のコントロールに使用。増設はできない。
ジョイスティック

スティック先端にもプッシュボタンをつける2トリガー方式を採用。しかし 実は外枠だけで中身が無いというシロモノ。
装着式JOYシステム

このように上からかぶせることでJOYスティックシステムに早代わり。 ただし操作性はかえって悪化。このような安易なJOYシステムはこの時代の他のゲーム機でも見られる。

内蔵ゲームのインスト

本体には落書き/模様書き/ボーリング/カーレース/計算ゲームといった5種類ものソフ トが内蔵されているが、スタートボタンや操作キーがそれぞれ異なるため、この説明が意外と重宝される。
電源とリセットスイッチ

メタルパーツの高級感。スイッチングも実に細やかに作られている。現行のテレビゲームにもここまでお金をかけた機構のものはないはず。
カートンボックス

ソフト収納箱のカートンは、加えて店頭に飾って展示する場合のフライヤーの役目も担えるようデザインされていた。ソフトは5本収納可能。


RCA STUDIO II
1977年初頭、米・家電大手RCA社が発売したカートリッジ式テレビゲームです。このマシンは白黒表示でサウンドも本体から出ていました。これを改良・強化したマシンがビジコンです。ちなみに価格は約$150でした。


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