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【情報ソース/ヒント】
電波新聞1983年5月9日/5月25日号(電波新聞社)に仕様に関する情報が。月刊テクノポリス1983年7月号(徳間書店)に本体画像(右)が、月刊ASCII1983年8月号にマイコンショーにおけるセガブースの写真が掲載されています。
正確な履歴は以下の通り。
まず、セガのパソコン参入第一報を報じたのは1983年4月28日号の日経産業新聞。大枠が紹介された速報的な扱いで商品名は一切出てきません。ゴールデンウィークを経た一週間後、5月9日(月)電波新聞が報じたのが、SC-3000の6月末の投入予定、ゲーム専用パソコンの7月予定、そして上位機種の9月予定いう情報です。
(※2006年10月時点での調査。未確認記事がある可能性が十分ありますのでご注意を)
【スペック/データ】
パーコン全盛期において異状なほどデータに乏しいハードです。これから紹介する記事についても、SC-3000関連記事のすみに書かれた、ほんの数行の寄せ集めにしかすぎません。
まず、確認できたものの中でもっとも詳しいデータが、電波新聞'83.5.9の初出記事です。
「九月ごろ出荷を予定している同3000の上位機種は日本電気のPC-8000シリーズと同等の機能を有し、マイクロプロセッサを8bitCPUにするか16bit系を搭載するかは検討中」と記載されています。
TMS9918系の16bitって、まさかぴゅう太のTMS 9995?!・・・というのは冗談で(笑)、カートリッジソフトの互換性,、セガの開発部隊とのバランスから考えても、ここはまず間違いなくZ80系でなければならないはずで、16bit機というのは、はて?
興味深いのが、マイコンショーのデモ機にはささっているカートリッジ。写真が不鮮明でよくわからないのですが、見ようによっては「LEVEL 1」と読めなくもありません。そういえば、実際に発売されたセガBASICカートリッジはなぜか「LEVEL II」と「LEVEL III」。ひょっとして「LEVEL I」は、16bit用のSC-5000用専用だった?・・・などと想像するのも楽しそうです 。
(※注: 詳細認したところ、LEVEL 2表記でした。すいません。でも、それっぽかったでしょ?^^;)
一方、何が”PC-8000と同等の機能”なのかがこれまた不明ですが、具体的名前を挙げているということは、上っ面の、例えばキーボードの仕様が同じ、などというバカげたものではないはず。これに関しては、続く電波新聞5/25の記事では「上位機種の多機能パソコン」と書かれているのみで、詳細は不明のままです。
余興ですが、本件にはちょっとおもしろい関連記事?が存在しますのでご紹介しておきましょう。
月刊ASCII1983年5月号に「
TMS9918Aグラフィックディスプレイアダプタの製作」(館 伸幸 氏)という記事がありまして、これは、なんとPC-8001用にSC-3000に搭載されているTMS9918Aチップをコントロールするアダプタを作ろうというもの。
回路はとても簡単(館氏)で、実際スペースマウンテンよりもおもしろそうな(笑)3Dスターウォーズ型ゲームの画面(下)が掲載されており、仮にSC-5000が生まれていたらこんな感じだったのだろう、という妄想に一役買うことうけあいです。
【発売されなかった理由】
9月発売予定のものが、5月8日の時点でCPUの仕様すら決まっていないなんてことがあるのでしょうか?
もういちど、先のテクノポリス誌のSC-5000の写真に注目してみましょう。カートリッジ部分を凝視すると、実はとんでもない名称を発見することができます。BASIC LEVEL 2 for SC-3000、SC-2001・・・
SC-2001!! 今回は読み間違えではありません。おそらく(笑)。
思えば、なぜSG-1000とSC-3000の間には2000がなかったのか?また、LEVEL 2、LEVEL3とあるBASICカートリッジに、なぜLEVEL 1が存在しないのか? きっと試作段階ではどれも存在はず。おそらくは4000番台というパソコンも・・・。SC/SGは(I/O周りなど構造は違えど)基本能力は同じマシンである。ということで、こんな予想はいかがでしょう?
ゲーム機の#1000、入門機の#3000、中級者以上の#5000、各間を埋める(??)#2000、#4000・・・等が企画され、実情と照らし合わせられながら、妥当なもののみ発売されていった、と。
7月に発売されたSC-3000の売り上げは比較的順調でしたが、MSX陣営を崩すほどではない。しかも、ファミコンというすごいものが出てきた。セガもカートリッジセットで同価格のセットなどを発売するなど、SCの訴求を高める必要があった。そういう流れで、ハードキーボードの新機種を出すよりは、あくまでおなじみSC-3000の強化版ですよ、とした方が求心力が落ちないぞという思惑があった・・・などという妄想はいかがでしょう。前年、任天堂から迎えられた駒井氏の戦略も気になるところです。
かなり見づらいが、
右下のハードがたぶんSC-5000。
画面はわからないが
グラフィックデモのような感じ。
(マイコンショー'83)
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