'70年代テレビゲームのみどころ（ポンテニス除く） 　ボーリング場や遊園地の片隅に「風船割り」や「ブロック崩し」が並び出し、ビデオゲームが世間に知られるようになってきた時代ですね。そんな街のゲーセンで遊べるテニスがお茶の間でも遊べるってんで、７７年にテレビゲームのブームが起こります。このブームはすぐ去ってしまうんですけれど、これがきっかけで、国内テレビゲーム市場が形成されていくことになるのです。 　注目は７０年代末期。日本でもモジュール（ワンボード）マイコンテレビゲームが開発されますが、いかんせん、とても採算にのる商品ができず、以後、'８１年頃まで各社四苦八苦が続くことになるんです。おかげで、この時期は創意工夫に満ちた個性的なマシンの豊作で、見る側としてはとても興味深いトコなんですよ。