Classic videogame station ODYSSEY(1999)
  ver:3.8/code:ODYSSEY98_SE

巷に優れたサイトがたくさん出てきたことからデザインを見なおしたバージョン。レイアウトを横1024⇒横640と、家庭用テレビで見るwebブラウザに対応させ、イメージマップによるナビと、Javascriptによるコーナー案内を追加。サイトカラーも青色に統一した。多ブラウザ対応というのはこの時期の業界のキーワードでやはり必要なことだった。
webコンテストなどにも積極的に参加、何一つとれなかったけれど、なによりもマイクロソフト・エンカルタに掲載されたことは大きな勲章になった。雑誌掲載依頼が毎月といっていいほど来ていたことも印象深い。

 ハード紹介はコンピューターTVゲーム、ビデオカセッティロック、SD-G5など、マニア度が高いマシンを好んで追加。テレビテニスのコーナー製作のあと、載せたいからと言って、許諾も無しにゲーム画面をどんどん載せていっていいのか、との疑問が払拭できない部分があって、レビュー追加はパッタリと止まる。今一度、サイトを見なおす時期にさしかかったのだ。
 イラスト作品もたくさん掲載したかったのだが、時間的余裕が全く無く開店休止状態。同コーナでは、モニカの死を暗示する物語エンジェルキスをひっそりと公開。館長の美緒も事故で行方不明になるなど、悲しい結末を迎えるが、これも新たなオデッセィワールドを見据えてのこと。破壊の後の再生、そこには幸せが待っているはずだから。

 99年はなんといってもラスベガスへわたり、Classic Gaming Expo99へ参加したことが今もって大きい。テレビゲーム黄金期をかざったヒーロー達を祝福しようというイベントは、本当に困難で、だけどまさに夢のような素晴らしい試みだ。プロデューザーのKeita Iida氏は心から尊敬できる人物だし、夢見る心をもらった気がする。オデッセィでは事前に参加のための日本語訳ページを掲載していたが、これは本当に意義があることだった。



CGE99にて。友達だけの撮影会

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