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古いテレビゲームに関するFAQ
注意!:貴方がこれらのことを実際に試し、もし損害をこうむられても当方では全く責任を負いかねます。必ずご自身の責任においてご検討ください。
(Q)昔のテレビゲームが正常に動かない、映らない。
- 海外向けに作られたテレビゲームはそもそも日本向けTVで映らない
⇒次の項目:昔の海外製テレビゲームを映すには?をご覧ください。
- 本体が故障している
⇒修理ができるか否かが重要なポイントですが、それを判断してくれるお店が実はあります。(Q)昔のテレビゲームを修理してくれるところはないか。
をご覧下さい。
自分で修理してみようと思う方は(Q)壊れたゲームを自分で直すには?をご覧ください。
- RFスイッチボックスの問題
⇒まず、、RFスイッチというものについてご存知ない方に説明します。現行のテレビゲームは専用ケーブルをテレビのビデオ/音声入力端子に接続しますが、80年代初頭のテレビゲームは、テレビのアンテナ線をはずしてそれにRFスイッチというものを取り付け、そこにテレビゲームからのRFケーブルを接続していたのです。接続の仕方のちらしがありますのでそれをご覧ください。⇒こちらです。
RFケーブルは初歩で見落としがちですが、経験上、実はこれをきっちりと行うことで回復する場合がけっこうあるのです。RFボックスが壊れていたり、たとえ正しく75Ω対応のRFスイッチを使っていてもメーカーによっては映らなかったりする場合が多々あります。違うものと取り替えて試してみましょう。
- 周波数設定が間違っている
⇒これはさらに初歩の初歩。ゲーム機の背面や側面を見ると、周波数スイッチ(1ch-2chと書かれている)が付いていますので、これを逆方向に入れてみます。まずはこれから試すといいですね。
- アダプタなど電源部分の問題
⇒この場合画面は全く映らないはずですからわかりやすいと思います。クラシックゲームの電源は電池とアダプタのケースがありますが、アダプタを使用していて映らない場合は、アダプタに正しいアダプタが使われているかをまず確認しましょう。「ファミコン用だから何でも使える」などと思い込まず、純正品を中古ゲーム屋で探してくるなどしてみましょう。それでダメなら、アダプタと本体との配線が、内部で切れていたり、はずれている場合があります。補正できるなら結線を試みてみましょう。
電池の場合はもちろん新品と取り替える、または電池接点であるツメにさびや腐食(ふしょく)がないか確認してみましょう。
- その他、接続するテレビを変えてみる、ビデオデッキのアンテナ経由でつないでいるなら、それをやめてテレビと直接つなぐようにする、などの方法が考えられます。
(Q)昔の海外製テレビゲームをテレビに映すには?
アタリ5200やコレコビジョンなどをプレイしたいという方も多いでしょうが、ビデオ出力がある現在とは違い、RFスイッチを経由してゲーム画面を映すこれら海外産機は、日本と映す周波数帯域が異なる仕様になっているので、日本のテレビでは映りません(アメリカは60MHz帯、日本は90MHz帯のバンド幅です)。また、フランス圏PALやSECOM方式のテレビゲームも映せません。そもそも、海外の電化製品を日本のコンセントにさし込んで動かすということ自体保証されていませんし、実は危険なことです。
それでもあきらめきれない方がよく使う方法としてポピュラーな方法が、免税店で海外チャンネルも映せるテレビを買ってそれに映すという方法、もしくは海外チャンネル対応のビデオデッキを買い、それ経由で日本製テレビに映像を映すという方法です。どちらも筆者は試したことがありませんが、理論上、うまくいくのではないでしょうか。
理論上という点ではパソコンにTVチューナーボードを繋いで、パソコン画面に映すという方法もあります。TVチューナーボードは意外に海外対応のものが多く、最近はUSB経由のチューナーも発売されています。これはオデッセィでも実際に試したことがあるのですが、チューナーがデリケートなのか、かなりキッチリとはめ込み、かつ感度の良いRFケーブルを使わないと、クラシックゲームの信号をうまく受信できず、振動でブルーバック画面になったりもしました。まあ、これはチューナーのメーカーにもよるでしょうし、確実ではないにしろ、投資という面において気軽に試せる方法だと思います。
ちなみに、当オデッセィではどうしているかというと、海外製ビデオデッキからチューナーだけを取り出したような特殊なハードを利用しています。これは海外コレクターから譲っていただいたもので、テレビ放送がステレオ放送に変わった短い期間のみに売られていたもののようです。
ただし、最初にも書いたように、そもそも海外製の電気製品をそのまま日本のコンセントにつなげることは、マシンに決してよい影響を与えません。長く使いたいなら、気が進まなくても、電圧変換機をかませて動かされることをおすすめします(特にVECTREX)。
(Q昔のテレビゲームを修理してくれるところはないか?
古いテレビゲームに関しては、発売元を頼ってもまず断られてしまうでしょう。90年代前半までは昔のテレビゲームに詳しい方が在籍されたり、修理部品も残っていたのですが、21世紀に入って整理され、今では残念ながら無理が常識となってしまいました。
そこで、修理専門店という手をあたってみます。ミスターコンセントというお店をご存知でしょうか。全国チェーン店の電器修理&リサイクルショップで、断線など単純な原因のため動かないテレビゲームはこちらに相談してみるとよいでしょう。こちらは日経新聞にファミコンをダメ元でいいから持ち込んだという方もいるということで紹介された企業さんで、掲載時点では見積もりだけなら無料ということでしたので、そういう部分でもお得だと言えます。
⇒ミスターコンセント
また、年配の方が経営されている電気ショップに相談するというのも手です。大阪に住んでいる方なら日本橋、名古屋の方なら大須などにある、修理した電気製品を売る店、すなわちリサイクルショップで相談するのがよいでしょう。
(Q)壊れたテレビゲームを自分で直すには?
- 接点洗浄剤を使ってみる
電子部品を扱う電気店には「接点洗浄剤」なるエチルアルコールのスプレーが1,000円くらいで売っています。これを部品の接点(基盤上のICの足であるとか、電池ケースの金属部分であるとか)に吹き付けてやると、接点金属の油脂(ゆし。つまりよごれ)がグジュグジュと溶け、多少は改善するようです。しかし、悪いものが多少悪くなくなる、といったレベルで、根幹的に動かないものはやはり動かない場合が多く大きな期待は難しいところです。また、基盤によっては多少溶け痛むことも覚悟しなければなりません。
なお、よく似たものに接点復活剤というものがありますが、スプレーの説明書によると、リレー接点のみの使用に限定し、電子部品には使うな(電子部品には接点洗浄剤を使いましょう、とのこと)とありますので注意してください。
- パーツ交換
エレクトロニクスの知識がないとやはり無理? いいえ、ダメでもともとというあなたにはこの方法をお教えしましょう。
70年代のテレビゲームの多くは、ソケットにLSIが差し込まれた形で構成されていますから、
中古ショップやオークションで同じマシンをゲットし、ふたを開けてLSIを取り出し、壊れたマシンの同じ個所のチップを挿(す)げ替えてやるのです。もし、動かない原因がそういう個別のパーツの不具合ならば有効な手段のひとつかと思われます。実際に我がオデッセィでは、この手法でジャンク状態のシステム10や初代ODYSSEYを動かすことに成功しました。
しかし、もちろんチップを基盤から抜き差しすることは、金属足を曲げてしまうなどあらたな故障を引き起こすリスクをはらみます。とがったハンダで手をケガする可能性も大きいので注意すること、無理をしないことも大切です。また、ハンダ付けされているようなチップまで(コテで溶かして)ハガしてしまうことは難易度が高くなり危険なので、ここではオススメしません。
下は当オデッセィがODYSSEYを修理した時に調査した、各サブ基盤の動作構成図です。この手法を使う場合の参考にしてみて下さい。
※ただし、本体基盤側になにかしらの不具合がある場合は、いくらサブ基盤を取り替えても改善はしません。
(クリックすると、別ウィンドウに拡大表示します)
(Q)昔のテレビゲームはいくらくらいの価値があるのか。
BBSでよく聞かれる質問ですが、筆者はいつも人それぞれだとお答えしております。自分の持っているマシンが相場的にいくらなのかを知りたい場合は、クラシックゲームを扱うショップに聞かれるのがよいでしょうね。地域によって差があるようです。
(Q)昔のアーケードゲームが置いてある場所は。
昔のゲーセンゲームが今でも設置してある場所ですが、ゲームセンターでは、東京では秋葉原のトライタワーと、大阪では近畿大学前商店街のあうとばぁんが定番で有名です。特に後者はインベーダー期の最古参というべきマシンが現役で動いており頼もしいです。
これらでwebサイトがあるお店には転送室のジャンプ先にリンクしてありますので、お店、地図やアクセスはそちらでご確認下さい。
ゲームセンターではない場所となると、これはメーカーに尋ねられるか、レトロ系を扱うゲーム基盤屋にうかがうのが迅速かと思います。また、アーケードゲーム系のサイトで質問されてみられるのもよいでしょう。
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