床板の製作

準備する物
  • コンパネ(スーパーロングの場合、3×6が4枚)
  • 敷物(ポンリューム、絨毯等)
  • 敷物を固定する物。(ボンド、両面テープ等敷物の素材による)
  • シリコンコーキング
  • 電動ドリル、電動ジグソー(無ければ手動)
  • 差し金、メジャー
  • カッター
  • タッピングビス
特装車の場合、納車時はマットの類が何もなく鉄板剥き出しの状態です。 このままではあまりにも寒々しいので施工は必須です。 後々内装の作業をするにしても、まず最初に施工してしまった方が良いでしょう。 とりあえず内装品すべてを降ろして空っぽの状態にします。【画像1】 (いつもと違う光景に息子もビックリ!?)
【画像2】は積んであった内装一式(&ガラクタ)納車数ヶ月でこの状態です。(汗) この内装の積み下ろしが結構骨が折れるので、内装品が増える前に施工しちゃいましょう(爆)
【画像1】

【画像2】

床板を貼る上で注意が必要なのは、メンテナンスホールを塞がないということ。 万が一塞いでしまうと、点検や修理の際、とんでもない大作業になってしまいます。 私の知る限りでは【画像3】のミッションカバーは絶対。 【画像4】は、多分両脇はリアショックを外す時に使う穴でしょう。中央の穴はよく判りませんが とりあえず外せるように床板を抜いておいた方が良いでしょう。
【画像3】

【画像4】

コンパネの切り出しは現物から型紙を取って罫書いていくか、採寸しながら罫書いていきます。 私は後者でやりました。バンベースの方はマットを型紙代わりにするのも手ですが、ビニール製なので 熱などにより変形している場合があるので微調整が必要です。
採寸している時に気が付くと思いますが、床面の所々に【画像5】の様なコーキングされている場所があります。 結構盛られているのでこのまま板を置くと一部が浮いてしまって水平に置けないばかりか、キシミ音の原因になるので カッターで削ぎ落としておきます。
【画像5】
無事床板が切り出せたら、床板をベースにして敷物を同じ形に罫書き、切り出します。【画像6】 リアゲート開口部とサイドドア開口部はステップを上から被せるのでその分被せ代を残して切り出します。
【画像6】
始めに板を貼り、板のキワとボディサイドの隙間にコーキングを流します。 床板の固定はタッピングビスで床と固定。タッピングビスの頭は板に食い込ませます。 床板の固定がきちんとできたら敷物を敷いて完成。 オイラはポンリュームを貼りました。両面テープよりボンドで固定した方が綺麗です。 絨毯はボンドで貼ると逆に汚くなるので両面テープが良いでしょう。 完成画像はサイドドア開口部。荷物を乗せる前に撮影しておけば良かったんですが 忘れていたのでこんな画像しかありませんがお許し下さい。
【完成】
注意点
作業のコツ
  • なるべく反りのない板を使いましょう。
  • 板はピッタリサイズに切り出すより、一回り小さく切り出してコーキング材で埋めた方がキシミ音の防止になると思います。
  • 荷物を外に出さないといけないので、作業時間に余裕がある時で、絶対に雨が降らない様な快晴の時に作業をしましょう。
  • シート固定ボルトなどは床板の分だけ長い物が必要になるので予め用意しておきましょう。
  • ゲート開口部とサイドドア開口部は、床板にテーパーをつけましょう。垂直に切ったままだと、乗り降りしているうちにエッジで敷物が破けてしまいます。