オーバーフェンダーの作成

準備する物
  • ガムテープ(表面がつるつるした物)
  • 布テープ
  • ガラスマット
  • ポリエステル樹脂
  • 硬化剤
  • タルク
  • アセトン
  • 刷毛
  • 脱泡ローラー
  • グラインダー
  • 紙ヤスリ(パテ削り用、塗装下地用)
  • パテ盛り用ヘラ
初めに、今回作成するオバフェンは本来は外側からビスやリベット留めする物です。 これに新規にインナーを作成し、見えない場所で両面テープとビスで固定する為に加工します。 一からオバフェンを作成する工程ではありませんのでご了承下さい。 違うエアロメーカーのオバフェンを取り付ける場合や汎用品を使用する場合の参考にして下さい。
まず、オバフェン自身を自分のエアロに合わせてグラインダーでカットします。複雑な形状の場合、現物合わせになります。 インナーは当然ボディーと同形状でなくてはならないので、直接ボディにガラスマットを貼って型をとります。 とは言っても、本当に直接ボディに貼ったら塗装面を傷めてしまいますので、今回は布テープとガムテープで養生をしました。 取り付けるオバフェンよりも広い範囲に隙間無く貼ります。最初に布テープを貼り、その上からガムテープを貼ります。
養生が完成したらオバフェンを仮合わせして取り付ける位置を決め、オバフェンの外周を油性マジックでマーキングしておきます。 あとはこのマーキングに沿ってガラスマットを貼っていきます。2枚重ね位で大丈夫です。
無事成形が終了したらオバフェン本体との接合をします。今回の接合はお互いFRP同士なので、FRP成形に使用するポリエステル樹脂を使ったパテ (ポリエステル樹脂にタルクを混ぜ合わせた物)を使用しました。タルクはFRPの部材を扱っているお店で手に入ります。 このパテを、FRP成形前に書いた油性マジックの周辺に盛っていきます。 全体に盛れたら、パテ目掛けて「ガバッ!!」っと威勢良く、思い切り良くオバフェンを被せます。ピッタリとフィットさせたらそこでストップ!! パテが硬化するまでその姿勢でひたすら我慢!! 無事パテが硬化すれば、晴れてオバフェンとインナーが仲良くピッタンコ☆
余裕を見て丸一日くらい置いた後、インナーごとオバフェンを外します。この作業をし易くする為にガムテープ(つるつるした面)を使用しています。 無事外せたら、養生はもう必要無いので早めに剥がしてボディーのお手入れを。 外したオバフェンは、外周にはみ出ているFRPをグラインダーで切り落とし、インナー内側のFRPもある程度バリを整えておきます。 あとはパテのはみ出した接合部をペーパー掛け、パテの足りなかった部分は盛り直し、表面を整えて加工は終わりです。
注意点
作業のコツ
  • オバフェンを現物合わせで形状加工する際、案外簡単にボディに傷が付いてしまうので先に養生をしておいた方が傷防止にもなり一石二鳥です。
  • ハイエースのフロント部のインナーを作る場合、ドアとボディの境目もガラスマットで積層されてしまうので(分割して貼ってもはみ出した部分でくっついてしまいます)ドアの開閉が出来なくなる場合があるので注意。
【番外編】
真剣に作業をするオイラ・・・
かと思いきや。。。(^_^ゞ