ウインドーフィルム貼り(窓ガラスの脱着)

準備する物
  • 内装剥がし(無ければ−ドライバー)
  • +ドライバー
  • フィルムと施工道具一式
ハイエースに限らず、ワンボックスのスライドガラスは殆どの車両がはめ込み式なので比較的脱着が容易にできます。 そのままでもフィルムは貼れますが外して貼った方が綺麗にできるのでちょっと面倒になりますが外して貼りました。 ここではフィルム貼りの施工というより、窓ガラスの脱着をメインに紹介します。 フィルム貼りは私はあまり得意ではないので皆さんの方が十分理解されているでしょう。
【画像1】
まず、スライドガラスを開閉するノブを外します。これは【画像1】の様に内側からネジ2本で固定されているので+ドライバーで外します。 ネジを外すと内側のパーツと、窓の外側のパーツに分割されるので、外したあとはテープ等でまとめて保管します。 (ハイエースワゴンに採用されている外に押し出して開閉するタイプの窓はヒンジを外す必要があると思いますが、見たことがないので判りません。)
【画像2】
ハイエースの後室のスライド窓、及び開閉無しの窓は【画像2】の様に窓枠のゴムを内側からめくると外すことができます。 (ハイエースワゴンに採用されている外に押し出して開閉するタイプの窓は見たことがないので判りません。多分同じでしょう。) オイラは後ほど内装に生地を貼るので傷は気にせずグイグイ押し当てちゃいましたが、内装への傷防止策を忘れずに。 窓を片側全開にした状態で、窓の無い方から外していきます。角から作業すると楽です。 窓の無い方3面(上下横)全ての枠が外に押し出せたら、外れている枠を窓ガラスと逆方向に叩いて窓ガラスのある側3面の横枠を外します。 窓ガラスの残っている側の上下2面が残っているので、枠を片手で支えながら上側を外すと【画像3】の様にすっぽり枠が外れます。 (説明が判り難くてすみません。作業に夢中で画像撮ってません。コツが判れば簡単です。最初の1個目は悪戦するでしょう。)
【画像3】
我が家はシャッター付のガレージなので窓が無い状態でも放置できるので一度に全ての窓を外してしまいました。 全ての窓がないととっても間抜けです。【画像4】 駐車が屋外の方は車を目立たない場所に置いて窓は1個づつ施工しないと車上荒らしの標的に!?気をつけて下さい。 ちなみにスーパーロングにあるスライド扉後ろの小さな小窓、ゴムが硬くて外すのが大変かと思ったら、 非常に柔らかいゴム枠だったので簡単に外せます。 それと、オイラの車両は左後方の窓は片方がスライド、片方が開閉不可の窓でした。 この開閉不可の窓は窓枠下部にストッパーがネジ止めされているので、窓枠を半分外した後でストッパーを外してスライドさせることができます。
【画像4】
フィルム貼りは皆さんご存知だと思うので特に解説はしません。 埃を嫌う作業ですし、せっかく外したのですから環境の良い場所で施工しましょう。 オイラは風呂場で施工しました。浴室中を水浸しにし、素っ裸になって一切埃のたたない状態。(まるで無菌室) 4時間近くこもりっ放しで作業していたので終わったらフラフラ・・・。便所に行くのも飯喰うのも忘れて作業してました。 ま、おかげで忌まわしい埃の封入は1箇所もありません。

復旧作業は基本的には外した時と逆の手順ですが、付ける方が簡単かも。 タコ糸を使う方法もありますが、オイラは内張り剥がし1本でやりました。 枠を付ける時は、予め窓ガラスは2枚とも元のレールに戻しておき、片方開けた状態にしておきます。 窓ガラスの付いている側の下を乗せ、片手で枠を支えながら上枠をはめていきます。 上下はめたら窓ガラスを押して、横枠をはめます。あとは窓ガラスの無い側を同様にはめていきます。 内張りの傷を気にする方は枠に予めタコ糸を1周巻いておき、タコ糸の先端を車内から引っ張ればOK。 ただ、実際にはタコ糸では細すぎます。麻糸くらいの太さと強さがないと厳しいかも。

【完成】
完全なミラーフィルムではないのですが、撮影するとミラーフィルムにしか見えませんね(爆) 実際は半ミラー、半スモークって感じで結構気にいっています。透過率13%くらいのフィルムを使用していますが ミラー掛かっているので明るい日に外から室内を覗くことは難しく、プライバシーを守るには十分です。 にもかかわらず中から見た感じは、今まで貼っていた透過率5%のフィルムとは違い結構ハッキリ外が見えます。 これなら十分景色を楽しむことが出来ると家族からも好評です。
注意点
作業のコツ
  • 扱っている物はガラスです。無理な力を加えると割れてしまいますので力加減をして下さい。
  • ある程度窓枠を歪めないとできない作業ですが、無理な作業をすると大きな歪みが生じます。
  • 外した窓ガラス、そこら辺に置いておくと意外と目につきません。危うく踏みそうになってしまったので必ずどこか高い場所に置くか、立てかけておきましょう。
  • 窓開閉用ノブはネジを緩めると多少隙間があり微調整ができます。戻す時、きちんとロックしてくれる位置に微調整しましょう。
  • 枠を外す時、下側の枠から外すと外に落ちてしまいます。その他、作業中は常にガラス落下の危険性があるので心配な方は誰かに支えてもらって作業しましょう。 (ガラス2枚と枠で意外と重量があります。)