LAST ANTHEM / ANTHEM
1992 King Records
国産パワーメタルの雄、アンセム。
1981年に結成され1985年デビューするも1992年、本作収録したライヴを以って解散。
しかし2001年、9年振りに劇的なまでの復活を遂げ現在もHR/HMファンを
魅了し続ける問答無用の重鎮。
アンセムのサウンドは正統派HR/HMを以ってして硬派。重厚で肉厚なサウンドは
他のHR/HMバンドとは一線を画す。
戦闘的かつ日本人独特の叙情性溢れる楽曲群はどれも胸を熱くさせる。
活動歴が既に20年を超えるバンドなので詳細はこちらのほうで
アンセムの殿堂
個人的にアンセムを知ったのは’89年頃である。
ロック系音楽雑誌を開けると必ずと言っていいほど
アンセムの名前があった。
何のきっかけかはまるで覚えてないが、当時からLOUDNESS、
聖飢魔Uとともに熱狂的ファンである。
この作品は’92年の解散ライヴで、限られた曲数であるものの
当時までの高レヴェルな選曲のベスト盤であるといえるでしょう。
火の吹き出るような・・・まさにそんな熱気と演奏がパッケージされ
胸を締め付けてくれます。
数少ないシャウトありきのバンドで本作でも叫びまくっておられます。
解散ライヴということもあり、個人的にも思い出深い作品ですが、
当のバンド側は・・・
バンド側の意向により一度も再販されてないのと、
私自信多感な時期の作品なので絶対手放せない宝物の一つである。
当時VOWWOW、LOUDNESSに続き世界進出までしていた
バンドにも関わらず、国内一般ではあまり知られていないのが残念であるが、
復活によってそれまでより更に気高くも力強いANTHEMであることに
拘り続ける孤高の存在であることを世間に知らしめてくれる事、
且つヌルい今のシーンを一蹴してくれることを
熱く深く期待しております。
オススメはレコード店で現在手に入る
ベスト盤「THE VERY BEST OF ANTHEM」が選曲的にいいかと。
復活後は全部渾身作だが、馴染み易さで「SEVEN HILLS」、「IMMORTAL」かな。