SIAM SHADEU / SIAM SHADE
1995 Sony Records
シングル「1/3の純情な感情 」で世間一般にその存在を認知させたSIAM SHADE。
音源としては2作目だがデビューアルバムとなる本作品。
ハードでメロディアス、ポップでマニアック、ストレートでプログレッシヴ・・・。
対照的な言葉の羅列は今でこそよく耳にするが、このバンドの出現によってその後
多大な影響を受けたバンドは数知れず・・・
脱!!ヴィジュアル系の先駆けSIAM SHADE衝撃のデビュー作。
第13回で紹介したJanne Da Arkと(私の意見が)重なる部分は多いのだが、
デビューも知ったのもこちらが先なので悪しからず☆
よくあるハードロックバンドの演奏形態であるものの、
特筆すべきはやはりツインヴォーカルでしょう。
内容の濃い作品をそのまま再現できるスタンスは
高次元ライヴバンドの醍醐味ですね。
メンバー各々の楽曲に対するアレンジアプローチ、緻密さなどに更に彩りを加えられ、
このバンドでしか生まれ得なかった楽曲群はまさに秀逸。
また難解さを飛び越えたキャッチーさがありとても聴きやすく、
当時22,3歳とは思えない突出したセンスが窺えます。
そもそもデビューアルバムの1曲目ド頭から5/4拍子&8分音符の
ウラアクセントを多用した「DREAMLESS WORLD」は挑発的・・・
茶目っ気ある体育会系男気溢れるサウンドは熱く心打たれます。
惜しむらくは、後のアルバムに比べると音が悪い!!
もう少しいい環境でレコーディングなり、ミックス及びマスタリングされてれば申し分ないのだが...
悲しきかな現在は解散されニューアイテムは入手不能ですが、
残されたフルアルバム「V」〜「Y」他聴き応え充分なアイテムも在り、
メンバーはそれぞれソロ活動をされていますので今後はそちらもチェキラ☆
私も影響受けまくったクチなので、とにかく非常に憧れたバンドである。