TAMBU / TOTO
1995 Sony Records
「成熟したロックン・ロール」、「高度なポップ表現」の合体。
アダルト・オリエンテッド・ロックという言葉は正にこのアルバムを象徴している。
あの悲劇から3年の時を経て、新境地を切り開いたTOTOの渾身の復活作。
オリジナルアルバムとしては10作目になるのかな?それまで数々の
名作・名曲・プレイを世に送りだしてきたTOTO。
そのサウンドを支える屋台骨、またバンドのリーダー的存在だった
ジェフ・ポーカロの急死を乗り越え、後任にサイモン・フィリップスを迎えての復活作は、
かつてのキャリアをも凌駕するほどの作品に仕上がっているのではないでしょうか。
そもそもTOTOの各メンバーはLAの超売れっ子ミュージシャン。
テクニック、サウンドは洗練されていることは言うまでもない。
これまでの作品も当然のことながら高い評価を受けているが、
よりダイナミックで大人のロックを聞かせてくれています。
個人的にドラムの「音」に関しては理想的なものです。
もちろん全体のサウンド・バランスも絶品で身震いがするほどだと思います。
この作品にはとりわけ名曲と言われるものは存在してないようですが、
一曲一曲の完成度は非常に高く、ある意味作品自体が名作ではないかと私は思います。
聴き応え在り過ぎ!!
「さすが!」ですね。
ソフト・ロックからバラード、そしてインストウルメンタルとTOTOの集大成とも
思える大傑作アルバムです。
オススメ☆