SEVENTH DIMENSION / DIMENSION
1996 BMG VICTOR
DIMENSIONの7作目。(音源としては8作目)
インストウルメンタルを中心とした新世代フュージョン・グループとでも申しましょうか。
増崎孝司(g)、小野塚晃(key)、勝田一樹(sax)の3人からなるグループで、
リズム隊やその他のセクションにはゲスト・ミュージシャンを迎え
ライヴ・レコーディングを行っている。
それぞれの経歴は書ききれないが、有名ドコロとしてはB.B.クイーンズの
メンバーだったりTUBEやB'zのライヴ・レコーディング・メンバーなどを経て
92年「ル・マン24時間レース」のオリジナルサウンドトラックでCDデビューを果たす。
(主なゲスト・ミュージシャンは...青木智仁・徳永暁人:Ba、石川雅春・神保彰:Drなど)
それまでにないメンバー構成であり、その自由度は幅広くシーケンスや
プログラミング、DJ/クラブ系サウンドなど様々なスタイルを吸収し、
「守りに入らない」実験的スタンスで音楽を作品を楽しみながら激しくも美しく繊細で複雑なサウンドは
アルバムごとに偏りがあるものの、一貫してDIMENSIONらしさがあるのは
ギター増崎のロック・スピリッツと小野塚&勝田のジャズ/ブルースへの
ごくナチュラルなアプローチで得たグルーヴが生み出すマジックなのでしょう。
様々な音楽エレメンツと融合し進化し続ける、
まさに新感覚ロック・フュージョンという新たな世界であると思います。
この「SEVENTH 〜」は全曲インプロヴィゼイションの応酬で、三人の
よりテクニカルな部分をフューチャーした「熱いアルバム」ではないでしょうか。
現在18枚(+DVD1枚)もの作品があるが
個人的オススメは2nd、6th、7th、12thですかね☆