「ホルンを聴こう」プロジェクト season1
No.6【ジョン・ウィリアムズ:ホルン協奏曲】カール・ピトゥヒ(hrn) (2016.08.27)
ホルンという楽器は、あれだけ細長い管を使って音を響かせるわけで、そりゃあもうコントロールがメチャメチャ難しいと思います。
この曲のように、跳躍してあっちこっち飛び回りながら、出すのさえ難しいハイトーンをビシッと決めるのは、金メダルを獲得した日本男子体操選手団の鉄棒の着地を見るかのよう、一般市民には考えられない技であります。
ピトゥヒ氏の音はごくオーソドックスでありながらもパワフル。
お名前から判断できないんですけど、アメリカの方でしょうか?
あのジョン・ウィリアムズ氏の曲だし、バックがアメリカのオケだし...。
さらに「カール」だからって、男性と決めつけてはいけません。(いつまでグチグチ言ってるのか...)
強奏部の張りつめた音がグワッと開きつつパワーが維持されるので、聴いていて気持ち良い。
どこかクレヴェンジャー氏の音に通じる感じもあり。
ホルン協奏曲と言えば、モーツァルトやリヒャルト・シュトラウスだった私には、信じられない時代になってしまったようです。
以上season 1終了
moribinさんからのコメント
ピトゥヒ氏はデトロイト響の首席です。
アメリカン・ホルン・カルテットのメンバーといったほうが知っている人が多いかも。
デトロイト響のwebサイトの氏の紹介には、なんとこう書かれていました。
>He also studied with Froydis Wekre and Dale Clevenger.
さすが!
arioso
デトロイト響は私が学生時代にドラティ氏のレコーディングが話題になったことがありました。
アメリカオケのtuba吹きの多くがジェイコブズ氏と何らかの関係があるように、ホルンの世界ではクレヴェンジャー氏と...となるのでしょうね。
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