風 邪

さて、みなさんも風邪を引いてしまうこともたまにあるかと思います。生まれつき呼吸器系の弱い僕は東京に来てからはかなりその頻度が多くなってしまいました。(やはり、東京は空気が悪い? )

いわゆる風邪には大別して二つあります。熱まではなく(あっても、37度そこそこ)咳(乾いた)とか鼻水で、その症状も軽いものと、悪寒が走ったり節々が痛くなって高熱がでたり、湿った感じの咳や痰(色が付いていたら赤信号)が酷かったり、時には嘔吐や下痢などの腹部症状がでてしまうものとがあります。

前者はかぜというものの原因のウイルスも確定できなかったり、でてもアデノウイルスなどのもので「急性上気道炎」と診断されるものです。この場合は体を暖かくして、消化のよい温かいものを食べて、寝ていれば1〜2日で治ります。

しかし、後者は大変。「流行性感冒(インフルエンザ)」です。かかってしまったら、水分と電解質の補給を十分に行い、暖かくして寝るしかないのです。食欲がなくなってしまうことが多いでしょうから、栄養の補給も難しいのですが、熱がでるということは体の中の栄養分がたくさん消費されているということです。消化のいい炭水化物・糖質を中心のものを食べるようにしたいものです。あと、発熱するとビタミンB系を大量に消費してしまうのでできたらこれらはビタミン剤で補給することをおすすめします。(チョコラBBやハイシーBメイトなどですね)具体的にはポカリスエットなどのスポーツドリンクをできるだけたくさん飲むのがいいのかもしれません。そして、あとはゆっくり眠ることです。薬は・・・よほど自覚症状がきつい場合は服用するのがよいのかもっしれませんが、本格的に引いてしまったら、もう手遅れです。頭を氷枕で冷やして、首から下は暖かくして寝ているのが一番いい対処法です。

インフルエンザの予防法は「感染者との接触を防ぐ」しかありません。しかし、くしゃみをすると1m以上ウイルスは飛散するし、それを、吸い込んだら、健常な人でもかかってしまうことが多いです。東京で、それを防ぐのは至難の業です。満員電車でそばの人が「クシャン!」と一発くしゃみをしたら、終わりです。その人の持っているインフルエンザウイルスに対する抗体がなければ、かなりの高い確率で罹患してしまいます。

インフルエンザにかかっているひとがそばにいたら、そっと立ち去るのが賢明です。それが愛する彼氏だとしても。