October in 2007

29日(月)晴

いろいろあったね

「いろいろあったね…」

10年間。

昔使ってたHDDドライブ(80GB)を復活させようと思ったのですが、物理的フォーマットが必要らしく、いつぶっ壊れてもおかしくありません。このMacではフォーマットすらできないらしい。とりあえずファイルを逃がして、ついでに中にあった画像を一枚一枚見ながら、iPHOTOに整理してました。

まだデジタルカメラなんて一般的でなく、普通のカメラで撮ったのをわざわざスキャンしたのも出てきました。

Tooruと知り合った頃のが出てきたり、何度も何度も行ったTDLやら、あっちこっち連れ回した旅行のとか。もちろん、僕の若かりし頃の画像もあったり。初めての2SHOTは、なんだかふて腐れているTooru。後で聞いたら「だって、こんなの初めてで照れくさかったんだもん。」だって。

いつも笑っているTooruの笑顔がそこにありました。

そして「いろいろあったね…」

この週末。

土曜日、台風の中、上京…いろいろKenjiとのこれからのことを考えながらの上京。それなのに会ってからKenjiはアクビの連続。台風で大荒れ。Kenjiが取ってくれたチケットを持ってジブリの森美術館に行ったのですが、その帰路で、僕のミス。そして喧嘩。

二人とも頑固でなかなか、完全には修復できませんでした。日曜日、ずっと一緒にいて買い物とか行く予定だったのですが、(新宿のクリスピークリームドーナツも並んだり:笑)なかなか二人きりの空間を作れそうになかったので、「Kenji君、大阪への強制連行!しかない。」と思い、19:00発の飛行機でKenjiと一緒に大阪に帰り、今朝7:15発の飛行機で彼を東京に帰すという荒業まで深夜に用意して(?)で、修復。話せばたった5分のこと。なかなか頑固で言い出せない僕の性分が痛い出費を招いてしまったのですが、
「雨降って、地固まる」という結果になったのでよかったかなと。なんだかお腹に抱えたまま1週間過ごすとよくないです。きちんと解決する機会を作って、会っている間に解決しないと時にこじれてしまいます。メールとか電話はいけません。時に、言葉だけが暴走したりします。…Tooruともよく喧嘩したけど…。

Kenjiを見ていると、昔の僕を見ているみたい。喧嘩したとき、正論を押し通して、相手を追い詰めてしまっている。その場を取り繕うと相手がやっと放った言葉にさえ攻撃してくる。…「若いなぁ〜。昔、僕もTooruに同じことをしていたなぁ。Tooruはその度、申し訳なさそうに、そして、辛そうに僕のこと見てたなぁ…」と、大いびきをかいて眠っているKenjiの横で、眠れず朝までいろいろ思い出して、Tooruの気持ちが今頃になってやっと分かったり。
Kenjiとの明日のことと、そして、明日からのこと、未来のことを考えたり。まだまだ始まったばかりの恋です。今日の空のように荒れることもあるけど、きちんと解決していけば、きっとお日様が帰ってくるっていうことも知ることができました。

僕の願いは、大好きな人と一緒にいて、その人の笑顔をただ見ていたいだけ。それがKenjiにも伝わればいいな。そして、きっと彼も気がついてるはず。この土日は撮り損ねたけど、いつもポケットに入っている小さなデジカメのファインダー越しにはいつも笑顔のKenjiがいます。

22日(月)晴

iPOD touch

自称"林檎(Apple:Macintoshのこと)の伝道師(エバンゲリスト)"の僕は、Apple社製の製品には目がありません。衝動買いもしばしば。

なので、Macのサイトは絶えずチェックしていて、iPOD touchにも強い関心を抱いていました。当然、触ってしまったら買ってしまいそうな気がしていたので、Apple Shopには近寄らないようにしていました。

ところが!!会社の後輩(彼は、僕が前使っていたPoweBookを持っていたりします)が、先に購入。ついに触れてしまいました。

あぁぁ〜。one clickで、即、購入。裏には、名前とdotmacのアカウントの刻印をしたのでうちに着くのは11月のはじめになりそうです。

さて、前にも書いたかと思うのですが、島田紳助がTV番組のmcでこんなことを言っていました。
「大切だけど、壊れやすいものを手で持つとき、ぎゅって握りしめないで両手の掌(てのひら)で包むように持つよね。(あなたの)恋愛(恋人)もそんなものだよ。」

自分が当事者でないときは冷静にその通りだと考えていました。しかし、自分のことになると、どうも感情がコントロールできなくなってしまいます。余計な詮索と無意味な疑心。事実は逆にあまり意味がなく、この余計な詮索と無意味な疑心は、精神的な疲労を招き、溢れてしまうと、週末、上京するときにまで持ち越してしまいまいそうになっています。

ついつい大切だから(大好きだから)、ぎゅって握りしめてしまいそうになる。それを我慢するのにもエネルギーを使ってしまったりします。…久しぶりの恋愛、それも遠距離恋愛。
遠距離じゃなくったって、一日中、一緒にいるわけではないのです。そんなことはわかっているのですが。

今はポテンシャルが高くなりすぎていることにも気がついています。意外と、僕って恋愛に対しては若いなぁ〜なんて自嘲気味に感心していたり(笑)これを読んでるKenjiが呆れやしないかと心配もしたりするのですが。

久しぶりに大きなこころの動きを感じています。

17日(水)晴

週半ば

最近、時の流れを遅く感じてしまいます。1日が1週間がなかなか進みません。今日、やっと水曜日が終わろうとしてます。

うちの部署、テキパキと仕事をこなす女の子が東京に転勤してしまって、なんだか馴染めない一つ上の(職級も上)の人がきて、なんだかこの2週間は気疲れしてしまっています。

自分がさっさとやっていまうことより、人にやらせてみる難しさを実感しています。

Tooruが亡くなってから軽い不眠症。もともと夜更かしだったのですが、気がつくと2時とか3時とかになってしまうこともしばしば。そんな僕を、Kenjiは心配してくれていたりするのですが、なんともなりません。(入眠剤は処方されてたりするんですが)

寝なくちゃ、寝なくちゃなんて思ってるとかえって目はぎんぎらぎん(笑)会社のストレスをうまくコントロールしないとね。

そうそう土曜日、巨人−中日のクライマックスシリーズのチケット、なんとか入手しました。1塁側のバルコニーシートにいますよ。ジャイアンツの日本シリーズ進出を祈ってます。

15日(月)晴

CORAZON

"CORAZON"って、スペイン語で "心"っていう意味なんだよ。

弟君、このホームページを見たいって。僕のハンドルネームとその由来も恥ずかしかったけど、教えました。

このホームページを読んで弟君(Kenjiって言います)「何を感じるだろう?」Tooruのことは、当然話してあります。でも、まだ23歳の彼。年齢の割には懐も思慮も深い(何せ、僕みたいなわがままの彼氏君なのですから)のですが、このホームページを読んだらTooruのことを気にしないわけがないと思っていました。

土曜日の東京。僕の胸に顔を埋めながらKenjiが自信なげに
「ねぇ、たけちゃん(←僕のこと、こう呼びます:照)、俺って、Tooruさんの代わりにはなれないの?」
って。

当然の疑問だと思いました。真っ直ぐ僕の心に飛び込んできた彼。誤魔化すことなく彼を真っ直ぐ受け止めよう、抱きしめようって思いました。
「死んでしまったTooruの代わりになって誰にもなれないよ。僕は、Kenjiのことを好きになったんだから。『誰かを代わりに』なんて思ったら恋なんてできなかったよ。」
って正直な気持ちを伝えました。KenjiがKenjiだから、二度とできないと思っていた恋をすることができたのだと・・・。

彼の心に引っかかっていたのでしょうね。

・・・お惚気になっちゃっいましたか(照)・・・

いつか書いたことがあるかなって思います。意味のない出会いはないって。彼から何かを伝えられながら、感じていきたいと思います。彼とであったおかげで一度、凍り付いた心が‥"CORAZON"が昔の感度を取り戻すことができました。

4日(木)晴

ココロが疲れたり

午前中の会議のプレゼン、思い通りに済んだのですが、夕方、そろそろ今日の仕事も終わりかなって時に、ちょっとヘビーな問い合わせ。

とある地方の県、それもかなりローカルなところを担当しているMR(営業)からの問い合わせでした。
「リウマチで体中、骨折を起こして激しい疼痛を訴えている。その患者の疼痛管理をどうすればいいか?」
って。

うちの製品には直接関係ないんだけど、体中痛くて夜も眠れないそんな姿が浮かんでしまいました。

日本国民なら等しく受けられるはずの医療。でも、東京や大阪の様な大都会と地方では、決して等しくない現実があります。いろいろお話ししたけど、薬が効いて痛くなく夜、眠れるようになってもらえていればいいのですが。

MRの電話の向こう側に時に、患者さんがいたりします。時に、受け止めきれなくてココロが疲れたりします。

2日(火)晴

5年ぶりの優勝

143試合目、本拠地東京ドームで5年ぶりの優勝を果たしました。
「奪回」
これを目指してやってきた一年だったようです。

大阪では地上波のテレビもラジオすら放送をしていません。ネットで見ていると9回表まで負けていたので
「今日はあかんわ」
と思い、フォローしていませんでした。しかし、会社の後輩や友達からの「優勝おめでとう!」メールで起こされ、その後、スポーツニュースで最後の「阿部キャプテンのドタドタ走りのヘッドスライディング」を何度も見ていました。

巨人の本拠地、東京ドーム。野球には興味がないTooruと何度も見に行きました。熱くなって見ている僕を横目に弁当食べたり、お菓子を食べたり、アイスクリームを食べたり・・まるでピクニックに行っていた彼でした。去年の4月30日。入院する直前もそれまでと変わりなく一緒に見に行ったんですよ。そのときは、勝ちました。その風景を携帯電話の動画で撮っていたのですが、そのファイルにほんの数秒、彼の声が残っていたりします。

9月30日、Tooruの誕生日でした。その前日の土曜日、お墓参りに行ってきました。生きていれば42歳。そして、前橋のお墓までちょっと太った弟君を一緒に連れていき、墓前でTooruに弟君を紹介してきました。
天国でまた笑っているかなと思います。
「やっぱ、デブ専じゃん!」
って。Tooruも丸々してましたが(笑)。

20歳も年下なので、どうなるかわかんないけど、焦らず、ぼちぼちとつきあい始めています。