シェークスピアの故郷として有名なのかな?僕は数年前まで、知らなかったけど。
以前、マイバスのツアーで来て、そのときにロイヤル・シェークスピア・カンパニー(RSC)のことを知り、ここでシェークスピアのお芝居を観たいって思ってました。そして、去年、本当ならTooruと一緒に来る予定でした。
到着してすぐ、BOXOFFICEへ。一番後ろの席が一枚空いているだけだって言われて若干しょんぼり(実際は、前の方にもちらほら空席が。終演後、バス2台が迎えに来ていたので、その団体が押さえていたんでしょうね)。値段は8£(=約2000円)。安い!
演目は" Twelfth Night"(←なんじゃこれ?)
こう見えても、シェークスピアなんてロミオとジュリエットくらいしかしりません。(この前、タッキーと長澤まさみでTVドラマやってたでしょ?)
あ、 "To Be or Not to Be"の台詞で有名なハムレットも蜷川幸夫演出、真田真之出演のをTooruに連れられて見たことがあったっけ?でもこの" Twelfth Night"って???え、どうしよう??
慌てて部屋に帰って、ネットであらすじ勉強。インターネットというのは便利なものです。夕方、まだ陽が落ちきらないのStratfordを歩いて劇場に向かいました。
一番のメインの劇場のロイヤル・シェークスピア劇場は工事中。COURTYARDという劇場(もうひとつSWAN劇場というのもあるんですよ。)でした。
7時過ぎに着くと既にたくさんのひとがHALLにいました。
そして、劇場の中にはいるとなんだか懐かしい匂いがしました。
そう、「劇場の匂い」です。10年前、初めてTooruが演出をしたお芝居を見に行ったとき同じ匂いがしました。ベニヤ板となんだか埃っぽいにおい。そして空気はきまって乾燥してる。
Tooruが横にいたらきっとなんだかんだ喋り始めているに違いありません。あらすじなんて聞いたら機関銃のごとく喋り始めたでしょう。そんなことを思っているとメイドの格好をした女優さんが数名、掃除を始めています。もう、お芝居は始まっていました。
正直、英語のわからない僕には、細かいところ全然わかりませんでした。途中、記憶もなくなりました(笑)…そんなこんなで休憩込みで3時間15分。終わったら23時前でした。
舞台を見終わってTooruならなんて言ったんだろう?おもしろかったっていうかな?彼なら「勉強になった。」ってまず言うんだろうな、なんて思いながら、ホテルまでの夜道を一人で歩いていました。
明日でこのイギリスの旅も終わりとなります。今、PCの横にはとびきりの笑顔の彼の写真があります。やっと連れてきてあげることができたって思います。
やっと1年。彼のことを思うと今でも涙が出てしまうけど、彼の分まで生きる。何かを感じながら、生きていこうって思います。
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