長崎は今日も雨だった♪って唄もありますが、僕が来た途端、梅雨入りだって(汗)蒸し暑いなか、汗を拭きながら、久しぶりに歩くこの街。
歴史と被爆の街。そう書かざるを得ません。
昨日は、午後から東山手・南山手の辺りを修学旅行の学生さん達に混じって(気分は同じ♪)、歩いてきました。オランダ坂や大浦天主堂、グラバー邸のある辺りです。グラバー邸のあるところからは、正面に三菱重工業の長崎造船所が見えます。大きな船がドック入りしているのが見えました。ここで、戦艦武蔵が造船されたという記録があったり。日本の高度成長を支えた造船業の今を感じることが出来ます。
迫害を受けていたキリシタンの歴史を見たり。信教の自由が当たり前の今では考えられないことです。
夜は、こちらにいる友達と、稲佐山に。前にここに来たのは10年ほど前。5分のロープウェイが連れて行ってくれたところは、少し風もあり爽やかでした。そして、目の前に迫る美しい夜景をみて、またドキドキしてしまいました。…しかし、風が強く、持っていた「一脚」では役に立たずカメラが結構ぶれてしまいました。
そして、今日。
路面電車を北に走らせ、平和公園に向かいました。
何事もなかったかのように、平和公園で遊ぶ子供。この平和公園は、「あのとき」までは、長崎刑務所だったらしい。そんなことも知らず子供は笑っています。
心配していたのですが、やはり、感じました。平和公園に入った途端、少し頭痛が…。それでも、我慢できないほどではなかったので、平和祈念像に…そして、浦上天主堂へ。
この浦上天主堂も「あのとき」に壊滅。前にここに来たときは中に入れなかった記憶があるのですが、なかに入ることが出来ました。静寂に包まれながら、折り鶴を手向けるところがあったので、久しぶりに折り鶴を折って、平和への祈りを捧げたり。
そして、長崎大学医学部付属病院の前を通って、一本鳥居の後を見て、最後は爆心地に行ってきました。
持っていても使うことなど許されるはずのない核兵器。なのに広島、長崎と被爆。広島に行った時も、思った。そして、今日も思いました。いつになれば平和になるのか。平和のために戦うことがなくなるのはいつの日かって。
…そんなことを思いながら、路面電車に乗ると、知らぬ間に頭痛は治っていました。
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