April in 2004

30日(金)晴

喪失感

父を失ってから、払拭できず、ずっと僕の心を支配している「喪失感。」悲しみでもなく、苦しさでもなく、だからといって、日々の生活に影響があるわけではないけれど。

時間が解決してくれるのか、ずっとこの思いが僕の心を支配しているのか…。

29日(木)晴

みどりの日らしい

GW突入!とニュースが報じています。来月の下旬が締めの仕事を抱えているので、今日から、実家に帰るもののどこか旅行でもという気分には、なれません。

弔事というのは、普通予告なく訪れます。家族にとってもそうなのですが、それに関わる人たちにとっても、寝耳に水。でも、それぞれ仕事を抱えていたり、外せない用事があったり。でも、そんなとき、父の葬儀に駆けつけてくれた人へは、感謝の気持ちが一杯です。そんな人の中に、「でんでん」がいました。3月下旬、年度末で営業の数字が気になるところ。それでも、彼は、通夜に来てくれました。

「お袋が、行ってこいって…。」

彼の顔を見て、堪えきれなくなってもらい泣きしてしまった彼、そんなことを言っていました。

なかなか社会人になって、それも、会社の人間関係の中では、難しいと思うのですが、素敵な友達がひとり増えました。

21日(水)晴

夏空

去年とよく似た天候ですね。もう夏って感じ。今日は、つくばでの講演会の後、水戸へ移動。今、駅近くのホテルにいます。

今月は、大忙し。大阪に帰っていない週末は、仕事。平日も、出張か残業。でも、デートもしていたりして(爆)…よく働き、よく遊び、です。

今衛星放送で、ピンクパンサーっていう昔の映画をやっています。ピンクパンサーという大きなダイヤモンドを盗む奴がいて、その事件を、ちょっと間抜けなクルーゾー警部が解決するという簡単なストーリー。この映画も、子供の頃、父と見に行ったのを思い出しました。

この作品の最後、クルーゾー警部役の人がなくなってしまって、彼が出演せずに、撮影したんだと思うけど…で、ひどくおもしろくなかったのを覚えています…

先月の今日、実家に電話したら、母がいつもの通りの父の様子を伝えてくれていました。まさか、翌日、亡くなるとは夢にも思わなかったです・・

18日(日)晴

伊丹空港

慌ただしい里帰りでした。16:00発のANAの搭乗待ちです。

No.2を応援したい、っていうのが、僕の気持ち。なので、乗る飛行機は、殆ど全日空(ANA)です。事実、機内サービスも、ANAの方が行き届いているような気がします。

飛行機の種類って分かります?ボーイング747(←いわゆるジャンボ)とか。今日乗るのは、ボーイング777です。この飛行機の特徴は、ジェット機の中で、一番長いのです。おまけに最新鋭機で、エンジン音も比較的静かだったりします。

来週、再来週とまた実家に帰ってきます。今度は少し時間があるかもしれません。時間がある方は、ご飯でも如何?

17日(土)晴

いろいろあった
1週間でしたが

いろいろあった1週間でしたが、漸く、土曜日。今は、また、羽田空港に来ています。本当は、父の見舞いにと思って予約していた全日空の超割(なんと、大阪まで片道8150円!)なのですが、キャンセルするのも、もったいなく、実家に帰ってきます。

忙しい毎日が、なんとなく満たされない心を埋めてくれている状況は、替わらないのですが、こんな時にも新しい出会いもあったり、でも、さすがに、ここ最近のできごとから、有頂天にもなれなかったりします。

今週から、3週間連続で、実家に帰ります。束の間の親孝行になるのかもしれません。

11日(日)晴

季節は知らぬ間に

今年の春は、花を愛でる間もなく過ぎていきそうです。電車に乗るとエアコンが掛かっていました。
電車に揺られて、溢れている仕事を片付けに昨日今日と休日出勤。それでも、今日は、夕方、友達(←微妙?)といつも行くお好み焼き屋に行って来ました。メニューが少し変わって(減ってました:涙)たけど、味は変わらず。東京の人と一緒に行くと
「こんな美味しいお好み焼きは、初めて!」
って。そりゃそうでしょ!ってしてやったりの気持ちになります(笑)表面サクサク、中は、ふわふわの食感は、焼き方に掛かっていますから。

だいたい、1〜2ヶ月に一度は行きます@お好み焼き屋。この絶品のお好み焼き、食べたい人は、この指止まれ!

8日(木)晴

破顔一笑ならぬ
2勝目

巨人、昨日のサヨナラ負けの悔しさを打ち消す2勝目!
まだ始まったばかりのプロ野球(セントラル・リーグ)ですが、漸く、巨人も2勝目…なんて、一喜一憂している普通のオヤジになってます(笑)

さて、今日はうれしい便りが届きました。と、言っても谷村新司の新しいファンクラブのダイレクトメール。その中に、見覚えのあるくせ字の手紙が同封されていました。おそらくコピーだとは思うのですが、そうは見えない(まるで、手書きのような)便りがしたためられていました。

少し厚手の便せんに、3月末から中国へ出掛ける新しい“Dao”…道教で「道」をこういうそうです…今までのようなコンサートツアーは行わないという宣言をしたのですが、その彼も新しい道を見つけるために大陸へわたったようです。

季節は春です。何かを始めるには、とても良い季節です。

また、旅に出ようって思います。その行き先は、長崎。もう予約しちゃいました。5月28日から。デジカメとMacを持っての一人旅です。

6日(火)晴

神田川の桜は
散り始め

場所によっては、まだ、桜の花、その美しい姿を見せてくれているところもあるでしょうが、毎朝、ふと立ち止まってみてしまうくらい美しい神田川両岸の桜は、花と葉が半分くらいになってしまっています。

風に舞う桜の花を今年は、やはりいつもの年と違った気持ちで見てしまいます。

今は、ずいぶん、大丈夫なのですが、父の葬儀を終え、帰ってきた28日は、大変でした。今だから、言えますが、かなりやばい精神状態でした。まるで、ひとりで逝った父が、呼んでいるようにさえ思えました。

あんな孤独を感じた日は、久しくなかったですね。誰かと一緒にいたい、その人に甘えて、思い切り泣いてみたいと思っても誰もいない。…そんなことを思って、知らぬ間に眠りに落ちていました。

でも、今思い返してみれば、父の直前、不思議な出会いがありました。

「再会」…21日の午後、出張で、長岡に行ったのですが(父の訃報は翌22日新潟で聞きました)、新幹線に乗るために会社から東京駅へ。しかし、春休みにも重なって、指定席は満席。仕方なく一番早い上越新幹線の自由席に並んでいました。
そしたら、何年ぶりなんでしょう。新潟でMRをしていた頃、良く、お昼ご飯を食べに行った喫茶店のママとそのお姉さん。仕事もせずに良く、サボって無駄話をした喫茶店。いろいろ愚痴ったり…。そのお二人に、お会いしたのです。お互い、元気であることを確認するにとどまりましたが、ママも、こんな偶然があるんだね!なんて驚いていました。

「出会い」…こんな出会いがあるんだって驚いたできごとがありました。それは、またの機会に・・・。

この「再会」「出会い」は、父のお陰なのかもしれません。

3日(土)晴

予約が取れたので、髪切太郎に行って、また髪を切ってきました。最近おきまりの坊主頭です(笑)今なら、触り心地がよいですよ。

その後、新宿に出ようと電車を乗り換え、飯田橋へ。飯田橋から見える神田川の桜も満開でした。

今度雨が降ったら、この桜も散ってしまうでしょうね。桜は散るから美しいのかもしれません。

しかし、最近の携帯電話のカメラも馬鹿には出来ませんね。画像は荒いものの、そこそこの写真は撮れるものですね。

2日(金)晴

こんなメールを
書きました

札幌のお友達にから、お見舞いのメールが届きました。少し返事が遅くなったのですが、今日の仕事の合間、こんなメールを書きました。

札幌は、また冬の再来なのかな?昨日の天気予報をみていると、そんなことを伝えていました。季節の変わり目は、弔事が多いと言いますが、父も春の訪れを待たず、他界してしまいました。
ショックはもうないといえば、嘘になります。ただ、たった1週間だけど、時間の力というのは、恐ろしく、父を失った心を癒してくれています。会社の
みんなも気を遣ってくれて、おまけに、四月に入ったばかりだというのに、
めちゃめちゃ忙しく、感傷に浸っている余裕もないのが現実です。
今月中旬からは、父の見舞いに行こうと、大阪への飛行機のチケットを取ってしまっていて、キャンセルもできるのですが、独りになったお袋の顔でも見に行ってこようかと思っています。
自分が年を取るのと同じ速度で、親も老いていきます。そんな、分かり切ったことを忘れてしまって、いつまでも親は元気にいると思ってしまいます。照れずに、親孝行してあげて下さいね。

明日は、母の62回目の誕生日。こんな時だけど、こんな時だからこそ、妹と一緒に、お祝いを、って思いました。今週末は、大阪に帰ることは出来ませんが、妹に、その思いを託しました。

1日(木)雨

花散らしの雨が降り

少し高台にあるうちから、坂を下っていくと神田川があります。その両岸には、見事な桜の木が植えられています。

大阪から帰って来たときには、ほぼ満開の桜。その桜を散らそうと、春特有の2つ並んだ低気圧(天気図を見てみると、西から移動してきた低気圧、2つ並んでいて、春の嵐の原因になるそうですよ)。東京でも、夜半から強く降っていたます。今週末まで、桜の花、その美しさを伝えてくれるでしょうか。ただ、お酒を飲まない僕には、花見の宴会は無縁で、桜の並木の下を、歩くのが好きだったりします。