March in 2004

27日(土)晴

平成16年3月22日
21時35分

一時、安定していた父の容態が急変し、平成16年3月22日21時35分永眠いたしました。

新潟出張中に知らせがあり、寝台急行に飛び乗り急ぎ帰省しました。慌ただしく通夜・葬儀などを済ませ、漸く、落ち着いたところです。来週月曜日より仕事にも戻ります。

父親の死という悲しい出来事ではありました。しかし、色々、自分を見直す良い機会でもありました。

今月中は、HPの更新もお休みさせていただきます。では、4月に。

16日(火)晴

家族

掲示板にも取り急ぎ、ご報告しましたが、御陰様で、父の容態も落ち着いたようです。ただ、退院できるかどうかは、難しいかもしれません。

はなはだ不謹慎なのですが、父の入院は、僕に「家族」というものを思い出させてくれました。

高校を卒業して以来、自由に気ままに生きてきた僕。その間に時間は確実に進み、父と母は時の流れとともに、年老いていました。そして、僕は、そのことから目を背けていたような気がします。きっと僕がゲイであることを意識している所為もあるのでしょう、いつの間にか、僕の居場所は、ここにはない、って思っていました。…そんなことはなかったようです。

病室で母が、父に声をかけました。
「お父さん、久しぶりに、『家族』がみんな揃ったね!」って。

弱々しいながら父は頷きました。
僕には、帰ってくる「家族」がここにあること、それに気がつきました。そして、決して器用ではなかったのですが、父は、今まで、この家族を愛していました。そして、これからも、父は、愛し続けていくことに、僕は漸く、気がつきました。

母と妹が代わる代わるご飯や好物のプリンを口に運んでいます。妹夫婦が手際よく、父のパジャマを着替えさせています。ずっと父の手を握りしめている母。色々あった夫婦でしたが、そんな姿を見ていると、思わず、涙がこみ上げてきます。

病院から帰るとき、父の手を握りしめ、僕は
「しっかりするんやで、また、来るからな」
と声をかけました。握った手を父は握り返すことは出来ませんでしたが、その目は温かく、「待っている」と答えていた様に見えました。

15日(月)晴

実家にて

日曜日、妹から父の悪化を知らせるメールが入りました。いても立ってもいられず、午後半休を取り、実家に戻ってきています。明日、病院に行くので、まだ様子は分からないのですが。…「その日」は、もうすぐ来るのでしょうか。

今回は、意識のある父と話をしておこうと思っています。

普段慌ただしく帰ってきてしまうので、久しぶりに母とゆっくり話をしました。こんな時でも明るい母が、とても救いになります。

12日(金)晴

途中下車

夕方から、学会出張で、岐阜へ。その途中、名古屋で途中下車をして、去年の秋まで、僕の上司だったマネージャーと(去年の秋に名古屋に転勤してしまったのです)、久しぶりにゆっくり、喰って(呑んでではなく)、楽しい時間を過ごしました。

学術というこの仕事を教えてくれた素敵な人との再会は、この出張のもう一つの目的でもあります。

11日(木)晴

4時間

今日はあるスーパーの中の薬局の管理薬剤師を相手の疾患教育(糖尿病と消化性潰瘍)の講義をしてきました。お昼ご飯を食べて、会社を飛び出して、1時から。2時間×2コマの講義…(汗)

ずっと聞いている方はもっと大変だったと思うけど、話す方も、大変なのです。ずっと、立ちっぱなしだし。でも、お茶も出してくれないし、勿論、講演謝礼なんかもなし。ちょっとおかしいじゃん…うちの製品の宣伝色、ほとんどないのに!って感じで、ストレス満載で、帰社しました(笑)

明日から、岐阜へ。土日を遣って、またまた学会です。身体は、休息を欲しているのですけど…。

22歳の彼から、メールが来ました。事情はわからなかったのですが、仕事を辞め、直ぐ、就職活動を始めたそうです。まだまだ若いのだから、選択肢も多いとは思うけど、自分のしたいことを考え、将来を見据えて、仕事を探して欲しいななんて思います。

メールに、スーツ姿の写真が添えてありました。おぼっちゃま専?の僕には、堪らないショットでした(笑)…彼氏と、幸せにやっているのか、少し気になってはいるというのが本音なんですが。

6日(土)晴

妹の子供、習慣性流産の妹が必死で生んだ一粒種、甥っ子がいます。大阪に帰ったときも、なかなか会えなかったのですが、今日は、妹夫婦が、その甥っ子を連れて実家に来てくれました。
前にあったときは、まだ離乳食を食べ始めた頃。それが、もう今年の春から小学校2年生。やんちゃの盛りです。いくら親戚のおじさんとはいえ、久しぶりに会ったら、少しは緊張するもの。しかし、彼は違いました。会っていきなり「ハゲ!」だって(苦笑)

それでも、会ったことがうれしいらしく、母や妹と話をしていても割り込んでくるし、漫画はねだられるし(笑)彼の赤ん坊の頃の写真って、僕の、子供のことにそっくりなんです。それを彼に話したらしく、僕の顔を見て、複雑な表情を浮かべていました。

それでも、彼が帰る間際、「ハゲって言って、ごめんね」だって。素直というか、なんというか。よほど、買ってあげた漫画がうれしかったのか。それとも、お年玉を減額するぞという脅しが利いたのか(笑)

しかし、やばいくらいかわいくなってたなぁ。…いわゆるおぼっちゃまテイスト満載でした。

5日(金)晴

心は振り子のように

「兄ちゃん」と慕ってくれた22歳。掲示板に「友達募集」って書いていた彼にメールを出したのですが、会って話を聞けば、「彼氏持ち」
「相方とは、うまくいっていないし。」という言葉がちらほら。

実際、その言葉に嘘はなくて、別れを切り出したようです。でも、僕は感じてた。彼等二人はちょっとしたボタンの掛け違いが原因になっているだなって。本当に、22歳の彼が、恋人に対しての気持ちが冷めてしまっているなら、僕と会っているときに、不平不満や愚痴は言わないはずだから。
「好きだっていってくれない。」
きっと、22歳の彼の恋人は、日本人にありがちな照れ屋さんなのでしょうね。そんな恋人に対して、イライラしているだけにしか見えませんでした。

「仕方ないな。」

彼には、「(僕のところに来るの)待っているよ。」とは、言ったけど、確率は、半分半分だな、って思っていました。案の定、でした。
「つきあって1年半になるけど、俺の前で泣きじゃくって、『別れたくない』って言った相方を見てると…」
彼の心は振り子のように、彼の元へ戻っていきました.

これで良かったんだって思います。強がりでも何でもありません。22歳の彼も自分の気持ちに気がついたんだと思います。
悲しさは露ほどもなく、彼等二人の幸せを、祈っています。

3日(水)晴

家庭内LAN

3月、ADSL環境を変えました。なので、それまで使っていたルーターが使えなくなり、ADSLモデムからは、簡単なHUBからのLANケーブルで、ADSLの回線を分配しています。

うちのADSLは、ベスト・エフォートだと40mb/sの早さが出るはずなのに、今はその1/40。NTTの基地局、家から見える池袋サンシャインビルのところなのに、その距離3km。減衰が激しいので、これくらいの速度しかでないそうです。

それでも、NTTのADSLよりは2倍に。これで、エロ画像もばんばん、取り放題です(笑)

2日(火)晴

行方

恋の始まりは突然です。しかし、また入り口が見つからず、右往左往。
出会いがないわけではないのですが、うまくいかないと思われる要因、つまり「阻害要因」がいくつかあったりします。

今の僕にある阻害要因は、忙しすぎる仕事と実家のことでしょうね。果たして、今、始まりそうな恋は、どうなるのでしょうか。

1日(月)曇?雪?

寒の戻り

3月だというのに、先月の暖かさから一変して、急に寒くなりました。明日も冷え込むようです。なんとなく、気が張っていて風邪を引きそうもないのですが、気を付けたいものです。

昨日、CDを買ってきました。ソプラニスタ「岡本知高」の初アルバムなど2枚。テレビで、少し前から話題になっていますし、風貌が風貌なので、ご存じの方も多いかと…ゲイ丸出しの装いですよね(笑)まだしっかり聞いてはいないのですが、iTUNEに保存している最中、聞いていると、想像以上の音楽を聴かせてくれます。