東 京

東京での生活も一ヶ月あまり。関西人の僕にはとかく住み難い街ですが、それでも、「住めば都」といいます。その東京の生活もだんだん快適になってきました。

今年で、生まれて34年たって、その大部分を大阪や京都などという関西では都会といわれる街に住んでいたわけですが、東京都はまったく規模が違います。具体的にいうと、まず、街の多きさ。たとえば人が集中するところ、大阪ではいわゆる「キタ」と「ミナミ」の二ヶ所を中心とするところとその周辺に限られているのに対し、東京では池袋・新宿・渋谷・・・と数えあげたらきりがありません。その上、その街一つ一つをとりあげても、規模が違います。

そして、もう一つは人の多さです。日本の人口のおおよそ10%が東京都の人口です。更に周辺の衛星都市の人口を加えたら、どうでしょう?過度の集中をお起こしていることは簡単に想像できるかと思います。おまけにその人たちが通勤・通学で都内へ。毎日の交通集中によるラッシュはやはり大阪に比ではありません。しかし、人が多いというのはわれわれGAYにとっては、このうえなく住みやすい環境であるのは間違いないことです。新宿2丁目というメッカが存在するのも東京独特。歴史的に2丁目にそれが形成される環境にあったのでしょうが、やはりそこに人が集まったからこそ、今現在、その街ができあがっているのでしょう。一方、人が多いゆえ、見えないストレスが人の心を蝕んでいるのかもしれません。毎朝の通勤時、「人身事故」で電車が遅延するのも珍しくありません。人身事故の多くは「自殺」と聞きます。動物には他人は侵されたくない自分の領域(空間)があって本能的にその領域(空間)を保持しようとするらしいです。しかし、東京のような過密都市に生活していいると、その距離を保持できず、どうしてもストレスを観じてしまうということらしいです。

おまけに交通機関もぎりぎりのところで機能していますね。乗り替えを少なくするために複数の会社の会社の相互乗りいれ。だから、どこかで事故があると、ほかのところで動かなくなってしまう。ぎりぎりのところで機能しているわけです。

東京、花の東京といいますが、本当はどんな花が咲いているのでしょうか。