うちの母は旬の食材を欠かさなかった人でした。春にはタケノコ、秋には松茸(輸入物でしたが)などなど。畑を借りて家庭菜園をやったりして、いわゆる露地物を食べさせてくれました。初物を毎年、早めに食べさせてくれました

そのせいか、僕も旬のものをほしがる傾向があります。これから美味しくなるもの、トマトがあります。残念ながら、最近のスーパーなどで売っている野菜は総じて水っぽく、まずくはないのですが、味がないです。中でもトマトは、あの青々とした食感がなく、昔のあの味には遙か遠く・・・。ここ数年、高知県のフルーツトマトを買います。

今年の相場は、いわゆる超高級品は、2kgで15000円もするのですが、そんな高級品は買えません。一番安いのを買って(それでも、2kg28個入りで3500円)を買いました。家に帰って、箱を開けただけで、部屋中に漂うあのトマトの香り。へたを取るのももどかしく、ささっと洗って、何もつけずにそのままがぶり!

口の中から鼻腔に伝わるあの青臭さ・・ふつうの完熟トマトに比べ、濃厚な味。そして、独特の甘み。買ってきた日は立て続けに3つも食べてしまいました。そのトマト、残る個数は・・・last 3・・・metoと取り合って食べています。けんかにも成ってしまいそうなので、追加の注文をしました。

今では野菜など、季節感がなくなり、流通量によって多少の値段の変化はあるものの、値段も安定しています。輸入野菜も急増、便利になったけど、本当のおいしさを感じることができなくなってしまったような気がします。