内 面
この前新宿営業所で勉強会をやっていたときその休憩時間に、入社して4年目のまだ若いN君が
「○○さん!コンピュータ買ったんですよ!」
すかさず僕が、
「なに買ったの?それで、なにするの?コンピュータで?」
と聞くと
「SOTECのやつです。で、メールしようと思って。だって、(女の子に持てようと思ったら)必須アイテムでしょ?」
だって。僕が、
「男の魅力は、内面から滲み出るもんだよ・・・内面磨かなきゃ!」
って言ったら、横の女性MRがうんうんと肯いていました。女性MRはまだまだ男性社会のこの職場で揉まれているだけに、男を見る目は肥えていますね。女はすごいなぁと思いながら、自分はどうなんだろうと思いました。

男は30歳台から、なんてよく言われます。何でだろうと思うのですが、やっぱり、ここががんばる10年間だとつくづく感じます。周りの40歳台を見てみると、失礼ながら
「この人は、まだまだ上昇するね・・・」
と思う人と
「この人はもう終わりだなぁ・・・」
という人がはっきりしています。この違いはどこに?そう、この違いの原因が40歳になるまでの10年間、頑張ったかどうかだと思うのです。僕自身は会社勤めしかしたことがなく、ほかの社会はわからないものの、サラリーマンなら「サラリーマン道」を極めたいと最近思うのです。

そりゃ、僕にだって不満はあります。酒の席にいけば(下戸のくせに)愚痴ったりもします。しかし、今の自分の環境に文句ばっかりいっても何にも変わらないと思ってます。上司がどんな人でも、上司は上司。(今の僕の上司はとても魅力的なひとですが)同僚がどんな同僚でも、うまくいかないことをその人のせいにしていたら、何にも変わらないといつも思います。うまくいかない原因を他人に探していては、いつまでたっても何の変化も生じないし、改善もされないと思います。

ところで、僕のプロフィールに「いつもどきどきしていたい」と書いてあります。いくつになっても時めく感性を忘れずにいたいと思うのです。世の中の万物のなかで、ひとりの人が認知していることっていくつあるのでしょうか?ほんの僅か打と思うのです。たとえば、本屋に行ってもその中で読んだことのある本は僅か。CDショップに行っても聴いたことのあるものは僅か・・・だからこそ新しい物事にであったら、先入観を捨て、子供のようなどきどきする心を持って痛いと思うのです。

人に対しても、そう。35年も生きていれば、いろいろなことがありました。今では変な免疫ができてしまって
「世の中、いろいろな人がいるからね・・・」
と思います。でも、いろいろな人がいるから、面白いと最近ようやく思います。ここでも思うのも、過去の経験から得た教訓は教訓として活かしながら、しかし、先入観は捨てようと思います。この人はどんなひとなんだろう?って。そして自分の人を見る目を信じて。

さて、あと4年とすこし。どんな気持ちで40歳を迎えるのでしょうか?