音 楽
聴くだけの音楽が流行らなくなって、歌える音楽が流行るようになって久しく感じます。つまりCDなどの購買層の中心が10代から二十歳代前半になり、カラオケの定着(もうブームではないでしょう)もあってかなり変化しました。テレビのいわゆる歌番組は少なくなってきました。

こんな変化とともに、僕は、最近の音楽を聴かなくなってきました。別に嫌いでもなかった。カラオケで、他人が歌っているのを聴いて「よい曲だなぁ」と思うと、一生懸命覚えようとしました。車に乗らなくなったせいもあるかもしれません。でも、聴かなくなった理由は、「みんな同じ」だったから。最近は音楽プロデューサーなるものが全面に出てきて、巧みな情報戦を駆使し、自分が世に送り出した歌手を売りこんでいます。そんな業界に嫌気がさしているのかもしれませんが、ひとりのプロデューサーから売り出された歌手達が歌う楽曲はすべて同じに思います。つまり「この曲は、誰が歌っても、同じ」という現象を生み出しているます

昔、といっても、そんな昔ではない様に感じます。少し前は、みんな違っていました。新曲のイントロを聴けば、その曲は誰の曲か分かったように思います。

これは、よくあることでしょうが、僕の聴いていた音楽には思い出がリンクしています。知る人ゾ知る(知らない人は絶対知らない)僕は、谷村新司ファン。小学校6年生のころ、初めてステレオなるものを買ってもらい、仲のいい友人に
「LPを買おうと思うんだけど、何がいい?」と聞いたら
「ALICEなんて良いんじゃない?『遠くで汽笛を聞きながら』なんていいよ」
といわれて、ALICE5を買ったのがきっかけ。正直、
「なんでこれがええねん??」
と感じたのを覚えています。半年も経たないうちに「冬の稲妻」のブレーク。
以来、ALICEが活動を休止し、各々がソロとして活動開始。それからは、クラシック関係以外は谷村新司しか聞かなかったでしょうか・・・当時のアイドルって苦手でしたから。

社会人になってから影響を受けたのは、当時、つきあっていた彼氏。なにせ、ドライブに持っていく音楽が、谷村新司かALICE,他があってもせいぜいBEGINだったので、助手席のナビは、嫌だったらしく、忘れず、ドライブセットのCDを持ってきました。それが、Dreams Come Trueであったり、槇原敬之であったり、・・(笑)何故かこの世界には多くはないが根強くいる渡辺美里ファン。どうも、苦手でしたが。

それでも、良い曲は僕の心の琴線をふるわし、新しい世界を広げてくれました。

今、BMGにはDreams Come TrueのThe Soulが連続演奏されています。もう、6年くらい前ですね。聞き始めたのは。その彼氏とは別れた後だったけど、東京までDCTのコンサートを聴きに来ました。(象が登場したやつ)それぞれに思い出があり、いくつになっても、それぞれが違う曲は聴き続けて行くかと思います。

・・・最近聞き始めたのは、椎名林檎・・・まだ、体は馴染みません(笑)