meto
どんなにものが溢れて片づかなくなってしまっている僕の部屋も買ってきたばかりのCDからクリスマスソングのゴスペルが流れ、薄紅色のシクラメンの鉢植えがあれば気分はなんだかジングルベル。新宿の町は人で溢れ、でも、なんだか幸せそうな人たちを見ていると、日曜日だというのに仕事を頑張っているmeto・・そう、僕の相棒・・・を思い出しました。

僕の自己紹介はあるけど、metoの紹介文はなく、日記を最近は真面目に書いている僕の相棒。ちょっと紹介してみようかな?と思うそんな12月の日曜日です。

生年月日など個人データー

1965年9月30日生まれ。天秤座。血液型A型。動物占いは何だろう?身長は161cm、体重60kg(位にしておこう?)、肉質は弾力性に富むかな。今年で35歳になるのですが、外見は20代半ばにしか見えません。良く二人で初めで行くお店に行くと、10歳以上離れて見えるらしい。(札幌のケンケンというお店では、ママがいきなりmetoに老け専ですか?だって・・・)でも。実年齢は、ひとつしか離れていないのです。背が小さいので、町中を歩くと良く見失います。僕の死角に入ってしまうので、分からなくなります。顔は非公開なのですが、どうでしょ?十人並みだとは思いますが、僕には正確な判断は出来ません。

残念なことに蟹アレルギー。蟹類を食べるとかなり重篤なアレルギー症状がでます。(大量に摂るときっとショック症状になってしまうでしょう。)嫌いなものは、ウリ類(スイカ・メロン・胡瓜など)・林檎・梨・柿など。彼の嫌いなものは僕の大好きなもので、食事に行って最後に出てくるデザートは半分くらい僕が食べてあげることになります(^^)味覚は、そんなに贅沢には出来ていません。何でも美味しいって食します。
男の趣味は、サンプル数不足により、正確な判断は出来ません。いわゆる男前は好きみたいですが、側にいるのが僕ですから、男前専とは言えません。誰専でもないようです。結構うるさいようですが、僕とは取り合いにはならないようです。

知り合ったのは、BNGというとあるゲイサイト。僕がまだそのころは京都にいました。6月の下旬、ふらっと京都に彼が遊びに来て、できちゃて、それがきっかけ。まさしく、天使が舞い降りてきた感じでした。ちょうど、マッキーの「どうしようもない僕に天使が舞い降りてきた。」が街に流れていました。

3ヶ月間の遠距離恋愛。
何度か東京に遊びに来ていました。

そのころも飛行機で羽田に来たのですが、羽田からはモノレール。なんだかモノレールから外を眺めているとmetoに会える喜びと、もう一方で数日したらすぐまたサヨナラしなくてはいけないと思うと、会わないうちからなんだか寂しくなってしまいました。いつまで続くんだろう。遠距離恋愛を否定はしないけど、やっぱり会いたいときに会えないのはしんどいなと感じていたのも率直な気持ちでした。・・・この前、久しぶりにモノレールに乗ったら、そのころの気持ちを思い出しました。最近羽田に行くときはいつも東急かリムジンバスを使っていたのですが、遠距離恋愛の思いがトラウマになっていたことに気が付きました。

出会ってから3ヶ月後。うちの会社の定期異動は10月1日。その内示は9月1日。まさか転勤があるとは思ってはいませんでした。まだ京都に行って2年だし、転勤の希望も出していなかったし。metoにも転勤はないからね、何て言っていたのですが。

「青天の霹靂」でした。突然の転勤とMRから学術職への職種変更。

上司に東京転勤を告げられたときの驚きを言い表すことは出来ません。僕は今でも、metoはうちの会社のホストコンピューターに潜り込んで僕の人事ファイルを操作したに違いありません。本人は否定していますが、きっと、彼はハッカーなんでしょう。

遠距離恋愛は3ヶ月で終了し、それから現在まで3年。今ではmetoは僕にとって、空気のような存在になってしまいました。もちろん、危機的状況になってしまったことも何度か。意固地な僕は、僕が悪くても決して引かず、metoに辛い思いをさせていました。そんな関係ももう3年半になろうとしています。反省のない僕は、いつもmetoに当たってしまったりしています。それでも、いつも側にいる素敵なやつです。

metoと知り合う前の何年か、一年に一度は訪れる各種イベント。誕生日やらクリスマスなどなど、その寂しさをどうやっても昇華できない頃がありました。そんな暗闇から僕を救ってくれたのもmetoでした。

21世紀も二人で迎えられそうです。どんな21世紀が待っているか、全く予想不可能です。

いつも僕の細い腕と薄い胸板に抱かれながら、いびきをかきながらさっさと寝てしまうmetoですが、いくつになっても、体重が何kgになっても、いつまでもこんなどうしようもない僕に降りてきた最後の天使なのです。

街中にクリスマスソングが流れるそんな季節、たまにはこんなふざけた文章もお許し下さい。

CORAZON