CORAZONのロンドンの歩き方
海外旅行となれば、みんな買ってしまうのが黄色い表紙の「地球の歩き方」というあのガイドブック。僕も買ったのですが、今回は荷物の関係で、一緒に買った別のガイドブックを持ってきました。その本と競うわけではないのですが、「僕は、こんな風にロンドンを歩いてみました。」というご紹介をしましょう。
ヒースロー到着
全日空など日本の航空会社でヒースローに到着すると第3ターミナルに到着します。その後、通関。パスポートと入国カードを提示します。僕は、「目的はなんですか?」「何日、ロンドンに滞在しますか?」を聞かれました。
日本人の場合、通常、通関自体は問題ないのですが、約1時間かかります。IRAと外国人不法労働者の問題で、少し厳しいのかもしれません。
ロンドン市内へ
日本で用意しておきたいのが、地下鉄バスなど乗り放題のトラベルカード(1週間有効、19.3£)用の写真。もちろん現地でも撮影できますが、手早くロンドンに入りたければ出国のとき、写真を一枚撮っておきましょう。初めての人は、写真と一緒に地下鉄(UNDERGROUND)の切符売り場のおじさんへ。この身分証明は何度も繰り返し使えるので(僕は去年の正月の使いました)、帰国後も、捨てずに保管しておきましょう.

ヒースローはZONE 6 というところなので、トラベルカードとの差額が必要です。他に、ヒースローエクスプレス(直通列車)などもありますが、地下鉄が一番安いといえば安い。しかし、乗り換えが大変なので大きな荷物を持っていると、一苦労です。昔、タクシーにも一度乗りましたが、40£くらいしたかな?一人だと割高です。

地下鉄とバス
前述のトラベルカードを買えば、市内のバス(例の赤い2階建てバス、社内は狭いけど、なかなか楽しいですよ。)と地下鉄は、乗り降り自由。だいたいの観光地は網羅しています。バスはなかなか乗りにくいのですが是非トライを。
目的地にちゃんと行くこつは、自分の乗るバス停と降りるところを確認して、そこを通過するバスに乗り込み、窓際の席に座り、バス停を見ながら折り損ねない様にすることかな(笑)(路線によっては、車掌さんが乗っているバスがあるので、降りるバス停を言って、近くに座り、声を掛けてほしいと頼めばいいとガイドブックに書いてあります。)

地下鉄は、市内の至る所に駅もあって便利なのですが、乗り換えには少し余裕を。東京の地下鉄なんて比較にならないくらい深いところを走っています。ですので、乗り換えには少し時間的余裕をみておかないと、ミュージカルの開演に間に合わないってこともあり得ます。それと、目的の駅についても地上に出るのに5分くらい掛かるもざらです。それに、ロンドンの人って基本的にのんびりしているので、駅で走っている人は珍しいです。車内は狭いです。身長2mもあろうかという人が背を丸めながら乗っています。東京の地下鉄で一番狭いといわれる銀座線よりも狭いと思います。ラッシュといっても、日本の様にぎゅうぎゅう詰めにはならないです。

Mind the gapと
Keep on the right
地下鉄の列車が駅に着くと構内放送で“Mind the gap, please. ”と呼びかけています。列車とホームの間に段差があったり、30cmくらい離れていることがあります。是非注意を。
それと、長い長いエスカレーターに遭遇するのですが、左側は「お急ぎの方用」通路。日本でいう「大阪式」です。ゆっくりしたい人は右側にお並びください。
最低限の英語
“Please.”“Thank you.”“Excuse me.”の3つのフレーズは自由に使える様にしたいものです。たとえば、買い物をして免税手続きをしたいときも“VAT form, please. ”で良いですし、終わったら、“Thank you.”です。買い物でも、ホテルでも、何かお願いしたいときは、最初に、“Excuse me.”をつけて始めるのがスマートなやり方。あと、何かお願いしたいときは“ Could you please + 動詞 ? ”という方が良いでしょうし、希望を言うときは “ Would I + 動詞 ? ”っていって伝えるほうがいいでしょうね。僕の場合、使える英語はこの程度。なんだって、名詞に“Please.”をつけてお願いしちゃいます。

それと。、町中を歩いているとき、肩がぶつかったりすると、必ず“ I'm sorry. ”を言われます、こちらも言う様にしましょうね。

天候と服装
今回来た日本で言うGWも15度を超えない日もあります。薄手のセーターは一枚持っていく方がいいでしょうね。あと、雨風が激しい日もあるので傘とともに合羽の様なもの(フード付きのウィンドブレーカーもいいかもしれません)も必要です。もっとも、セーターなら、安く良いのが買えます。
僕も4000円で一枚買いました。晴れると日差しは暖かなのですが、一日のうちに四季があるといわれるロンドンですし、温暖だといっても高緯度にあるので、寒さ対策は十分に。ホテルの暖房もそんなに強くありません。日本だと、喉がからからになるくらい暖房が効いたりしますが、ロンドンではそんなことはありません。
食事
やっぱり、おいしくないです。三食ともサンドウィッチという日もありました。が、やはり寒い国なんでしょうね。ブラウンソース系の料理はなかなかいけます。ただし、塩味が足らないので、テーブルソルトで調整が必要です。
日本の回転寿司もちらほらあります。僕は食べなかったのですが、言った人に聞くと、一人あたり3000円くらい(女性)かかるそうです。一人だと面倒なので、レストランも一度しか入りませんでした。
煙草とお酒
僕には無縁の2つなのですが、煙草は1つ1000円弱します。日本で買って持っていくか、成田で出国の際、免税品を買って持っていくことをお勧めします。(日本も煙草、これくらい高くしてほしいよな…税収アップのために)それほど、禁煙は厳しくないです。レストランも禁煙ではなかったようです。(分煙のところも多いので気をつけましょう)町中をくわえ煙草で歩いている人もいるし、ポイ捨てもしている人もいましたが、やっぱり辞めましょうね。格好悪いです。

お酒は水より安いです。もともとスコッチウィスキーが有名と思うでしょうが、イギリスもビール愛飲者が多い様です。ロンドン市内にもビール醸造所が3カ所もあるそうです。パブでの飲み方は、いわゆるCash on delivery. カウンターに行って、注文して、飲み物を受け取るという方法のようです。(すみません、ガイドブックの受け売りです)

治安
僕の印象では、そんなに悪くはありません。というのも、街の至る所にC.C TVという監視用のカメラがあって、犯罪の抑止に貢献しています。もちろん、スリもかっぱらいも置き引きも全くないわけではないし(東京も同じでしょ?)、貴重品はやはり、身につけるかホテルのsafetyboxを利用するべきでしょう。感覚的には、こちらの歓楽街のSOHOは、夜の新宿歌舞伎町より少し怖いかな?(笑)っていう感じです。
両替
一番良いのは、アメックス(手数料なし)とシティーバンクです。街の両替屋は結構手数料をとります。最低限、日本でポンドを買って、Credit Cardでキャッシングする方がいいかもしれません。両替所も銀行もいたるところにあります。ちなみに1£=200円くらいで計算すると良いでしょう。
買い物
1月と6月はバーゲンなので、お買い物目当てならこの季節に。17.5%の付加価値税がついているので旅行者には返ってきます。一つの店で免税になる金額下限が決まっていることがおおいので、ハロッズのようなデパートでまとめ買いをした方が免税額は大きくなるかもしれません。
僕のお薦めは靴。今回CLARKSと言うメーカーの靴を買って帰りますが、日本で買うと2万円近くするものもあります。こちらではせいぜい1万円。新作でも、13000円程度です。もともと寒冷な国なので皮革製品は良いものが多いです。
それと、VATを要求するとパスポートの提示を求められることがあります。パスポートを常に持っていると落としたりする危険性もあるので、コピーを持ち歩く様にしましょう。
ミュージカル
たいていのチケットは劇場窓口へ行けば滞在中に入手できるようです。今回の訪問期間中で5本みましたが、うち4本は、劇場窓口で予約できました。入手困難なミュージカルは下記のマイバスへ。15£程度、手数料を取られますが、10月まで入手不可能といわれている My fair lady なども、ゲットできたりしました。ピカデリーサーカス界隈には当日券を半額で売る安売り店などもありますが、かなりギャンブルですよ。良い席はやはり、自分の足で探して、定価で買いましょう。
郊外へ
ロンドン郊外へは、いわゆる在来線が便利かな?去年いったブライトンやウィンザーへは、約1時間。今回バスツアーでいったBathも約1時間でほどで着くそうです。鉄道好きなら、電車に揺られてっていうのも、よいですね。効率よく回りたい人とかは、バスツアーがお勧めかな。JCBでも予約できるし、ロンドン三越前にあるマイバスというところで、直接予約できたりします。良いですよ。ロンドンの田舎の風景も。
町中では
タクシーも便利なのりものです。黒塗りのオースティンだけではなく、最近はからバリエーションも増えてきました。ドアに広告を貼ってあるのも多いです。あと、車には気をつけましょう。結構飛ばします。ロンドンの人は、信号を守りません。(こんなところも大阪風)でも、調子に乗って、赤信号を渡ろうとすると、車と接触してしまいます。横断歩道も点線で囲まれているゾーンでしか示されていません。右を見て、左を見て、もう一度右を見て、赤信号でも渡りましょう。(笑)
どきどき
SOHOのLes Miserable や Mamma Mia ! をやっている劇場界隈は、いわゆるゲイタウンです。町中を男同士で平気で手をつなぎながら歩いている人や、挨拶の時に熱い包容とキスをしている短髪・マッチョのオネエさんがいたりします。普通のバーやレストラン、cafeでもレインボーフラッグを掲げているところもあるのでよくわかるかと思います。いろいろなご禁制品(といっても、写真集やVTR、DVD)は、ショップで入手可能。みんな堂々と立ち読みしています。僕もちょっとだけ・・(笑)…え!こんなの入んない!っていうのも売ってます。(爆)
帰国
帰国前には免税手続きの書類の記入をしてその書類は税関のはんこを貰うまでは、スーツケースに入れず、わかる様にしておきましょう。ヒースローの出国手続きは厳重です。6年前来たときは3時間半前に空港に着いたのですが、通関を終わったのは、フライトの30分前でした。(そのときは、ウィンブルドンや、欧州サッカー大会があって、ごった返していたりしたのですが)時間には余裕を見ておきましょう。ターミナルは3番です。