Heathrow Airport にて

夏頃からかなり仕事が忙しくなってしまって、仕事も失敗こそしないけれど、なんとなく、爽快な仕事ができない、「良い仕事がしたい!」って思ったそんなとき、ロンドンに行こうと決心しました。仕事中、全日空のHPを見て、飛行機の予約を入れたのがこの旅の始まりでした。

今回くらい殆ど準備もせずに臨んだ旅行はないかもしれません。それでも、このHPが縁となって、ロンドン在住の人とお目にかかることも出来ました。とても心強く、思いました。到着した夜、連れて行って下さったスペイン料理のお店は、まずまずで、「イギリスの飯は不味い」というのは、すべてではないということを教えてくれました。探せば、見つかるみたいです。
また、今回は、お目にかかることは出来ませんでしたが、ロンドン在住の方、それも、女性の方からメールを頂きました。そのメールに、とてもうれしい一文が…お許しなく、掲載させて頂きますね。

1年前、たまたまリンクを辿ってたらCorazonさんのサイトに辿りつきました。
ゲイの人のサイトだから見るようになったというわけじゃなく
Corazonさんの言葉がすごく好きで、
それから遊びに行くようになりました。
恋のお話とか、友達を亡くした時の痛みだとか、両親のこととか…
私も苦しんだ経験のあることや、悩んでることなどが綴られてるので
うんうん、なんて頷きながら読ませてもらってます。

「ゲイの人のサイトだからみるようになったわけじゃなく…」って、一番うれしいほめ言葉です。きっと、僕にとって…。
僕自身、ゲイである前に、ひとりの男であり、人間でありたいともいつも思っています。このHPは僕のすべてを書いているわけではないけれど、僕の一部であるのは間違いありません。そんな僕の一部をご覧頂き、何か感じて下さる方がいると思うと、とてもうれしく思います。世の中、特に日本は、まだゲイであるということを告白(Coming Out)して変わりなく生活できるほど、成熟していません。しかし、声高にゲイであることを主張するのではなく、普通に生活をしていることが、僕の主張の様な気がします。

そして、ロンドンである方から、
「どうして、HPをやっているの?何か目的(良いこと)とかあるの?」
と尋ねられました。

率直なところ、今となってはその答えを持ち合わせてはいない自分に気が付きました。この「小さな空」というHPタイトルは、metoと相談してきめたもの、そして、その副題に「CORAZONと愉快な仲間たち」があります。元々は、2丁目にあった行きつけのお店に集まる素敵なお友達との交流を描いていたのですが、いろいろあって、今の様な形にたどり着きました。

どうして、続けているのでしょうね。やっぱりよくわかりません。

でも、僕にとっては、毎日毎日がいつも違うし、季節が変われば、ドキドキするし。今みたいに、旅に出るといろいろ感じる。そんな有り触れた日常を描いていくことができれば、それで、いいのかもしれません。

今、一週間でおよそ、500回のアクセスがあります。きっと同じ「空」で繋がっている皆さんの心に、このHPを通じて、何かをお届けすることが出来れば、それで僕は至福です。

CORAZON at Heathrow Airport