欠礼連絡

少し季節遅れなのですが…

毎年、12月になると薄墨の書体で届くのが、欠礼連絡。所謂、喪中はがきです。昨年暮れも、10数通届きました。年賀状を作るのは毎年、年末押し迫ったときですので、だいたいそれを確認してから、名簿を整理してという手順になっています。

僕が欠礼したのは小学校4年のときが最後です。父方、母方の祖父母4人がなんと3年のうちに相次いで他界しました。両親の実家が九州で、大阪にいる二人が何度も往復して、最後、危ないといわれたときは、両親は、喪服を持参で帰省したのを憶えています。今から思えば少し複雑な心境だったということは推察できます。

毎年届く欠礼はがき。

今年は、少しいつもと違っていました。いつもなら
「本年、○月に祖父(あるいは祖母)が他界し…」
という文面がほとんどなのですが、僕と同年代から少し上の方々から、
「本年、○月に父(あるいは母)が他界し…」
というはがきが混じってきました。

親にとって、子供は幾つになっても子供であります。孫が出来ても心配なのでしょうね。(特に僕のような放蕩息子は…)逆に子供にとっても、親は永遠に親であります。しかし、先に生まれた親が先に逝くのは自然の摂理なのです。

ふと父親や母親の背中が小さく見えたり、増えた白髪やしわに気がついたとき…

たまには親孝行をしなくちゃって、思うのですが、なかなか照れて出来ない…親孝行したいときには親はなし…