Jet Lag

旅の途中で

今は、ロンドンの8月28日(土)午前6時を回ったところ。日本時間で、午後2時過ぎでしょうか。最初の頃の海外旅行の時よりは随分マシですが、それでも、朝早く起きてしまったり、昨日のように寝坊をしてしまったり、Jet Lagはなかなか解消できません。

今、泊まっているホテル、今朝にはチェックアウトするのですが、道路沿いの部屋なので、朝から車の音が結構煩かったりします。(昨日は、それでも、ぐっすり眠っていたのですが)その所為で、今日は、5時前には目が覚めてしまいました。

5度目のロンドンの旅もちょうど、真ん中。ひとり旅に出ると、有り余るほどの時間が僕の心を優しく撫でてくれます。そして、忘れていたいろいろなことを思い出させてくれます。僕のことをよく知っている人は不思議に思うでしょうね。僕って、こんなにも、寂しがり屋なのに、どうして、ひとりで海外に行くのか?って。それは、何度も書いているけど、孤独を愉しむため、そして、忘れている大切なことを思い出すためなのかもしれません。

今回の旅はどんな思いで来るのか、実は、少し不安でもありました。まさかSatoと3ヶ月で別れてしまうなんてこの旅を決めたときには思いもしませんでしたからね。でも、彼と今の関係になることができて、普通にこの旅に来ることが出来ました。
Satoに会いたいなっていう思いは、一層募るけれど、はるか10000km向こうの彼を思っているのも幸せです。街を歩きながら、彼のCapを探しているのがとても、愉しいものです。…帰ったら、伸びている無精髭を彼に擦りつけ、思い切り抱きしめようって思います。

ロンドンにも、この「小さな空」繋がりの友達、Takuさんがいます。彼にも好きな人がいる様です。なかなか思うとおりには進まないって言っていたけどね。そのTakuさんの好きな人は今、アテネに行っているらしいです。…彼曰く、
「同じロンドンにいないと思うだけで、寂しいもんですよ。」
って。

いつも僕は、「おいてけぼり」にするほう。少し反省です。今度は、自分の愛する人は、ちゃんと一緒に、連れてくることにします。

出発の前夜、metoと話をしました。

「人との出会いには意味があるよね」って。神様は、気まぐれや悪戯で、人と人との出会いを創ったりはしないと思います。そんな当たり前のことすら、普段はゆっくり考えることが出来ないけれど、ひとり旅の有り余るほどの時間は、それを許してくれます。

見知らぬ街の、窓から見えるいつもと違う風景。それを見ながら、日本を思う。家族を思う。愛する人を思う。…自分自身がどれほど幸せかを感じることが出来ます。

CORAZON

2004/08/28