ひととひと

今、ちょっとした人間関係の渦に巻き込まれてしまっています。大学を卒業してもう12年にもなるのですが、学生時代に所属していたクラブの現役部員と僕の3年上のOBとの確執が発生し・・・ちょっと首を突っ込んでしまって、にっちもさっちもいかなくなっているわけですが。

学生時代のクラブのように本来、何の利害(利益とか、名誉とか)が絡まないところでも、人には立場があって、立場がある人がその影響力を考えずに発した言葉が人を傷つけ、大きな問題となってしまいました。

今回の問題で、いろいろ考えさせられました。決して悪意を持って発していない言葉でも人の心を傷つけてしまうことがあり、それが積み重なると、一歩間違えば命を絶つ可能性まであったということ。特に、立場の強い人間が弱い人間に発する場合は、自分の意識・気持ちが正しく伝わっているかどうかを絶えず検証する必要があることを改めて知りました。

新聞をにぎわせている子供達の自殺。「死ぬ気になれば、何でもできたのに・・・」なんて訳知り顔のひとはいいます。(この僕もそうでしたが)しかし、彼等にとっては、死こそが自分を救う唯一の手段であったのでしょう。解決の手段をもっと早く提示するチャンスがあれば、救うことも可能だったのでしょうが。

ひととひとがぶつかって、人は人間関係の難しさを知り、人との折衝の仕方を学ぶのだと思います。角張った性格の人も人とぶつかり合ううちに丸くなっていくのだと思います。果たしてこのinternetがその役目を果たしているかは、はなはだ疑問ではありますが、ここで、知り合った人たちが、vertualな世界ではなく、現実の世界で影響しあっていくことを望みます。