ところでうちにコーヒーメーカーがきたのは確か、中学生３年の頃だったでしょうか？まだまだおこちゃまコーヒー。でも、部屋中に漂った芳ばしい香りに包まれたときはなんだか大人の気分に浸ったのを覚えています。

美味しいコーヒーが飲める喫茶店を発見したときは、珠玉の音楽に出会ったときと同じときめきを覚えます。控えめな照明と静かな音楽。あんまり賑やかな店構えは No Good. マスターも無口な方がいい。そんな喫茶店に行き始めたのは高校に入った頃。下校途中に寄り道して、本屋に行きそこで買った本を持ってその喫茶店に行くと時間がたつのを忘れてしまいました。その店では、注文に応じて一杯ずつ丁寧に、コーヒーを作ってくれました。そこで見かけたのが「ペーパードリップ」入れ方もじっくり観察しました。荒く挽いた豆を、ドリッパーに装着した専用の髪に入れ、細口のケトルから、少しずつお湯を入れ豆を蒸らし、待つこと数分。その後、ザザーッとお湯を注ぎます。
その入れ方を覚えて、早速、コーヒーポットとドリッパーと専用のペーパーを買って帰ったのはいうまでもありません。美味しいコーヒーを入れるためにはしばらく、時間がかかりましたが。

今でもコーヒーには、ミルクと砂糖はたっぷり入れています。勿論、ブラックでも飲めないわけではありません。大学４年生に進級する春休み、いつも行っていた喫茶店でアルバイトをしていました。コーヒーはフリーに飲んで良いといわれていたのですが、なかなか忙しく、コーヒーにミルクなどを入れる暇がない・・自然とブラックで飲んでいました。それでもやっぱり美味しいコーヒーでも、ミルクと砂糖を入れます。

今では、ネル（布製のドリッパー）で、コーヒーを作っています。粗挽き＋ネルドリップはまたコーヒーの味を美味しくしてくれました。豆の種類はなんでも好きですが、ブレンドなら、ブルーマウンテンベースかモカベース。ストレートの豆はやはり、ブラックで飲むべきだろうと思いますが、モカのストレートも好きです。今多い炭焼きは少し苦手かも。モカの心地よい酸味が好きです。後味もさわやかだし。（最近ではmetoが美味しいコーヒーを入れてくれています。）

なんとなくいらいらすることの多い最近ですが、美味しいコーヒーを飲むと落ち着きますね。あの香りをかぐと心まで静かになっていきます。

今度、うちまでコーヒーを飲みに来ませんか？