ロットワイラーを飼う為に(他の大型犬も共通と思いますが)アドバイスと言うほどの事でもありませんが、何かひとつでもお役立てて頂ければ幸いです。
いくら大型犬が飼いやすい環境になり、利口で人気を集めていても、最近本当によく目立ってきてるのが子犬の頃は確かに可愛いです(どんな犬種でも)しかし、大きくなってからきちんとした躾、運動もさせてあげず、あとは面倒だからと短い鎖に1日中繋っぱなしで不衛生な生活、犬もストレスが溜まり無駄吠えや最悪の場合、人を噛んでしまう(残念ながら私の住む近所でも最近よくこういう事故をよく耳にします)と言う事も考えられます。 犬を飼うと言う事は、最低10年間、犬に対する責任を負い続けると言う事です。金銭的負担もかなりの額になります。 何も考えず、その場の気持ちだけで子犬を手にするのはかなり無謀で危険な、犬に対しての虐待行為です。

話が少しそれましたが、ロットワイラーは万能な理想的な犬です。
利口で主人には従順 人の言葉を理解できる家庭的な犬種です。もしも家族または家に何らかの危害があれば、
勇敢に立ち向かい番犬としての能力にも優れています。最近の日本も国際社会に入り、情報化も進むと共に凶悪事件も頻発しています。空き巣などで例をとると、「番犬が居る家は無条件で避ける」と言う統計も出ています。

しかし、日々の躾、訓練等をきちんと出来ていないと、とても危険な犬種と言えるでしょう。ですから無害な人間に対する人慣れは重要な問題です。小さい時から誉めながら犬の身体中を触りまくります。食事中でも食器に手をつっこんだり、急にガッと犬の身体を掴んだり、口の中に入っているおやつを取り上げたり。それで犬が怒るようなら「言葉で一喝して」と犬を見捨ててしばらくは無視。寂しそうに近寄ってきても無視。そしてまたさっきのことを繰り返し、怒らなかったら誉めまくる。これを怠るとブラッシング、爪切り、獣医さん、拾い食い等の時にてこずります。
この犬種の警戒心、攻撃性、運動量など十分踏まえた上で家族の一員として迎え入れるか、十二分に考える必要があるでしょう。
しかし、可愛がるのと甘やかすのは違います。叱るのと虐待するのも違います。犬は人間が思っている以上に知能が高く、感情が豊かです。私が知っている限りでは、自分より弱い者を攻撃する、又は、理由もなく他の犬や人間を攻撃するのは精神的な病気でなければ、暴力、放任を受けて育てられた犬です。サッと犬の頭の上に手をかざして見ると暴力で育てられた犬は非常に怯えるか攻撃的になるかのどちらかなのですぐわかります。人間の子育てに於いて「夫婦仲の良い家庭の子供に不良はいない」とよく言いますが、犬育てにおいても同じことが言えます。 飼い主の精神状態が落ち着いていると犬の精神状態も落ち着いています。親の背中を見て育つのは人間の子だけではなく、犬もだということを認識していて下さい。運動が不充分だったりすると無駄吠えや不良行動も目立ってきます
TOPに戻る
ロットワイラーに対して躾、訓練に妥協をしてはいけません。しかし、殴ったり蹴ったり犬がダメージを受けるような叱り方はいけません。あくまでも飼い主は犬の最高に信頼出来る人間でなくてはなりません。犬が悪いことをしている時、犬がこちらに気が付かない様に後ろから何かをぶつけたり、犬が噛んできたら偶然を装って歯に手をぶつけて、犬が怖がったり痛がったりしたら「あっゴメンゴメン。 よしよし。」と最高の飼い主を演じます。
その代わり、叱る時には真剣に大迫力で叱ります。怒髪天を突くというか、額に青筋を浮き上がらせ、怒りのオーラがメラメラと身体中から吹き出すような気持ちで叱ります。犬はそういう雰囲気を非常によく感じ取ります。あまりにもむかつく時には犬のすぐ横の壁や床を叩きます(飼い主の精神衛生上にも良)。怒った後は必ず「座れ」など簡単なことをさせて、誉めてから終わりにします。叱りっぱなしにして犬をしょげさせない事、 人間と犬との間の決まり事は必ず守らせる事。

上でも書きましたか、基本的には暴力はいけませんが、
最悪の場合も想定しておきましょう。他の犬とケンカになり、犬も理性を忘れ本能のおもむくままになると大人1人でも押さえ込むのは大変です。犬の体で頭部、腹部、関節以外の(例えば臀部のあたりなど)柔らかい棒状の物(新聞紙等を厚く丸めた物)で切れよく打つ事も、時にはこの犬種では必要です。でも間違っても、足で蹴り上げたり、頭を叩いたりは絶対にいけません。それは虐待です。頭の凄くいい犬なので楽な事、恐怖はすぐに覚えてしまいます。子犬の時からしっかりと決まり事を守らせてください。

犬舎。
何でもよく噛み、力も強いので頑丈な犬舎にして下さい。1頭飼いの場合であれば 最低でも
出来れば高さ1.5m以上、大きさは1坪以上の鉄骨製がベストです。 ロットは以外にジャンプ力がありますので高さは
最低でもこのくらいは無ければなりません。
チェーンで繋留しておくのはお勧めできません。犬の首に負担が掛かるし万が一に切れたりする可能性があるので。(鎖だけで繋がれた大型犬は傍から見て結構怖いものですよ。)


ロットワイラーは飼う側の心がけひとつで、最高のパートナーになります。ぜひ、皆さんにこの犬を飼っていただき、この犬種の良さを実感していただきたいと思います。
大型犬も小型犬も同じですが、初めて家庭犬として子犬を迎え始め、理想的に育てる為に大事な事はまず、とにかく犬を落ち着かせること。それには飼い主がまず落ち着かなければなりません。 飼い主が興奮すると犬はもっと興奮してしまいます。 犬を撫でる時には「何気ない、落ち着いた無欲のイメージ」が理想です。
このサイトに掲載されているすべての写真・文章・画像の著作権はロットワイラーズにあります。
       
                    rottweilers@anet.ne.jp




けれどもロットワイラーと言う犬種は間違った飼いかたをしない限り、獰猛さ、警戒心も昔ほどではないと聞きます。どんな犬を飼うにしても「手を掛けてあげる」これ以上の事は無く、1日に最低2回、1時間くらいの運動が必要でありその他にしつけをかねたボール運動、毎日のブラッシング(短毛の犬でも)、汚れが目立ってきたら固く絞ったタオルで拭いてあげ月に2〜3回はシャンプーをしてあげる、これだけでも犬の飼い主への態度はぜんぜん違ってきます
最初の人はたいていこう聞いてきます。犬が嫌いな人は別として、犬をある程度好きな人でも大型犬(ラブラドールなどの比較的おとなしい犬にでも)とは、やはり怖いらしい。(私自身、今までに一度も人を噛んだ事の無い大人しい犬でも「大丈夫、噛みませんよ!!」とは絶対言わない様にしています。犬の気持ちを100%解る人などいないのですから...)。
はじめに
この犬噛まない?
信頼関係を。
食事は主人が先。散歩に出る時も玄関を先に出るのは主人。犬の行きたがる方向にはわざと行かない様にする。ロープでの引っぱりっこも絶対に負けない。撫でる時もブラッシングの時も側に犬を呼びつけてからやる。でも、犬との信頼関係が出来てしまえばこういうことは必要なしです。

血統は。
子犬は出来れば両親犬を見て決め、飼育されている環境が適切か解かれば、尚いいと思います。(本当にいい犬は、血統やタイトルなどだけでなく実物の犬を見て、自分で納得した犬を....)

吐きもどし。
ロットワイラーはあまり胃腸の強い犬ではないようです。ストレスの溜まらない環境を作って上げましょう。(運動前に食事を取らせる事も大切です

スワレとマテ。
一番簡単で一番肝心な躾。 極端な話これさえ完璧に出来れば他に何もいらない。ノーリードの犬を捕まえる時も「スワレ。マテ」で捕まえられる。服従心を育てる為にも毎日必ず何回かは実行させる


気配りの運動を。
大型犬は全般的にそうですが、ロットワイラーは全体的大きさより体重がありますので、散歩や運動の場合、犬の様子を見ながら足腰に負担にならないよう気をつけてあげましょう。(普段から自由運動で傾斜のある山や丘で運動が出来る場所があればその場所でリードをはずして遊ばせ、足腰の筋肉を鍛えてあげる事も大切です。適当な場所(街中では)が見つからないときは、自転車やバイクでの引き運動でもいいと思います。(最低生後10ヶ月目から)