今年のまとめは今年の内に...   

2003年12月30日




☆今年の予想記事一覧   
さて、年末は今年の予想記事の当否一覧で締めくくる事にしている。 一年のパソコン放言を懺悔する「後悔の記録」を書くわけである。 予想が的中していればいいが、そうでなければ「パソコン・バカ殿様ぶり」を あまねく天下にさらす事になるのだ。 まっ、普段からアンポンタンが偉そうにパソコン講釈をたれているわけだから、 こういう回でも作ってバカ殿様ぶりを反省しないとマズイだろう。

ちなみに、今年は去年の経験から11月中に年賀状を書き上げたりして、 去年のような失敗が無いように手配しておいた。 去年は終業日前日に仕切りが入って30日まで出勤してCAD三昧。 (しかも、帰省先の実家でもノートPCでCAD。Librettoの小さな液晶では CADはホントにやりづらかった。)

去年は年末にアップするハズの予想判定記事でさえ 年が明けてから実家でシコシコ書いていたわけで、 一年の締めくくりを年明けに書いていたのでは全然サマにならない。 (なんせ去年は年賀状を大晦日に書いたんだからねぇ。 これじゃ元旦に届くはずがないよ。)

もっとも、仕事はともかくWebの方は比較的好調だった。 去年は年末に1万アクセスを越えて感謝の言葉を 述べさせて頂いたので、今年は2〜3万アクセスの感謝を述べることになるのかな? と思っていた。だが、結局10万アクセス近くまでカウントが上昇。 いったい何が起こったのか不明だが、当サイトはすでに泡沫サイトとは 言えない状況になりつつある。こんな話に興味を持つ人は多くないと思っていたが、 お仲間は意外に多かったということだろうか?

10万アクセスを超えれば、もう中堅サイトの仲間入りと言っていいだろう。 これも皆様のご愛読のおかげである事は間違いない。 日頃のご愛顧には、深く深くただただ感謝感謝である。m(__)m

というわけで、年末恒例、今年の予想の総決算をまとめてみよう。

記事がだんだん増えてきたので今回は今年の記事を一覧表にまとめてみた。 当サイトは隔週更新程度を目標にしていたのだが、 目標は目標であって達成の見込みは薄いと思っていた。 生来のズボラな性格のため内心はその達成を危ぶんでいたのである。

しかし、このように表にしてみると何とか達成できているわけで、 これも皆様の励ましメールのおかげであると思う。感謝感謝である。

日付 題名 予想内容 当否 実際
2003 12/29 今年のまとめは今年の内に... 本記事である。 過去の予想の当否判定記事である。 アマチュアの予想としてはこんなもんか?
2003 12/10 不動の4番打者(キャッシュ・分岐予測の重要性) 最新CPUにおいてもキャッシュと分岐予測は高速化のキモである。 いまのところ不明。 今後のCPU開発で、さらにキャッシュ、分岐予測強化に進むかどうかが判断の分かれ目。
2003 11/29 発熱問題より電源問題である。(Prescottの問題点を考える。) Prescott遅延の原因は電源問題である。 的中だが、予想自体はたるさんオリジナルではない。 正しい内容だと思うが、笠原氏の記事が先になる。
2003 11/16 命令フォーマットの謎(Efficeon研究・その4) たくさんあるので本文ご参照ください。 的中率50%程度 本文ご参照ください。
2003 11/8 Efficeonからの通信簿(Efficeon研究・その3) たくさんあるので本文ご参照ください。 的中率約60% 本文ご参照ください。
2003 11/2 隠れマルチスレッド方式のトリプルメリット(Efficeon研究・その2) たくさんあるので本文ご参照ください。 ほとんど外れている。 その3.ご参照ください。
2003 10/19 内なるマルチスレッド化(Efficeon研究その1・速報版) たくさんあるので本文ご参照ください。 その3.で説明。 その3.ご参照ください。
2003 10/9 クライアント用マルチコアの憂鬱 クライアント用マルチコアではマルチコア化が進むほどシングルスレッド性能が重要になる。
SMTの無い単純なCMTはタコ選択枝である。
現段階では不明。 マルチコアは業界トレンドとなりつつある。
たるさんの主張は非主流派か?
2003 9/24 コンデンサ・パニック(前編) コンデンサ搭載個数はクロック周波数の2乗弱で増える。 現段階では不明。 PrescottのFSB800問題ではコンデンサの大量追加が行われた。この問題もコンデンサ・パニックがらみの可能性大。
2003 8/31 夏の怪談・パソコンに取り憑く地縛霊 最新CPUパソコンほどコンセントの電圧降下に弱い。 たぶん的中している? 除霊後はノートラブルで快調とのメールあり。
2003 8/10 電源電圧変動のスペアナ解析(蛇尾編) オンボード電源の高周波特性改善でオーバークロックが可能となる。 今のところハズレ。 まだまだギブアップしていません。
2003 7/27 電源電圧変動のスペアナ解析(竜頭編) オンボード電源の高周波特性改善でオーバークロックが可能となる。 今のところハズレ。 まだまだギブアップしていません。
2003 7/1 プロの世界を垣間見た男(地球シミュレータ見学記・最終編) ポスト地球シミュレータについて予想。 現段階では不明。 ポスト地球シミュレータについては不明だが、 ベクトルプロセッサの勝ちは明確になりつつある。
2003 6/20 プロの世界を垣間見た男(地球シミュレータ見学記・総合性能編) 解説記事なので予想は特になし。 特に予想は無し。 特になし。
2003 6/1 アーキテクチャから見える「Cell」に流れるスパコンの血筋 CELLはスカラパラレル方式スーパーコンピュータのグランドデザインに造詣の深い技術者の流れから派生した作品。 そもそも情報源が間違っていた。 情報源は間違っていたが、CELLがスカラパラレル式スパコンから派生した作品であることはBlue Gene/L開発の経緯から正しかったことが明らかとなった。
2003 5/29 プロの世界を垣間見た男(地球シミュレータ見学記・ベクトルプロセッサ編) 解説記事なので予想は特になし。 特に予想は無し。 特になし。
2003 5/14 プロの世界を垣間見た男(地球シミュレータ見学記・機器説明編) 解説記事なので予想は特になし。 特に予想は無し。 特になし。
2003 4/24 毎日が電気ウナギの日々(遠距離・低速UWBを考える。) 遠距離・低速UWBは妨害問題から実用化できない。 今のところ不明。 それ以前に統一規格問題でもめている。
早く先に進んで欲しいなぁ。
2003 4/20 FTTHは夜明け前がもっとも暗い(FTTH編) FTTHは今年がブレイク元年となる。 的中した。 FTTH加入者が急増。
2003 4/5 FTTHは夜明け前がもっとも暗い(ADSL導入編) ADSLは今年が転換点となり、「終わりの始まり」となる。 的中した。 ADSL加入者の伸びが急速にペースダウン。
爆速ADSL広告は誇大広告として公正取引委員会からお叱りを受けた。
2003 3/20 Edenに負けるな!486マシンをDVD再生機としてリサイクル 制作記事なので特に無し 特に予想は無し。 特に無し。
2003 2/26 退化するPentium4マザー マザーの善し悪しはオンボード電源品質で決まる。
高フェーズの電源を搭載しているかどうかがキモである。
的中した。 PrescottではFMBに関して大問題が発生した。(あまりにもズバリな問題発生で、本人もびっくり!)
2003 2/22 トレンディーなマザーの死因?(設計コンセプト編2) 今後はCPU用オンボード電源がもっとも難しい設計を強いられる。 的中した。 PrescottではFMBに関して大問題が発生した。
2003 2/9 トレンディーなマザーの死因?(デザインガイドライン編) CPUファンの排気で電源を冷やす時代は終わった。 的中した。 今やほとんどのマザーにおいて排気は電解コンデンサを避けている。
電源冷却専用ファン付きマザーも出現。
2003 1/25 Hyper-Threadingとキャッシュの相性問題を考える 1次キャッシュを共用していてもHTによるヒット率低下はそれほど大きくない。 不明。 どちらにせよPrescottでは1次キャッシュが強化されるので問題は解消へ向かう。
2003 1/14 トレンディーなマザーの死因?(設計コンセプト編) HTによる消費電力増大問題が顕在化し、対策として次世代チップセット搭載のマザーで大幅な電源強化が行われる。 的中した。 HTではなく製造プロセスが原因だったが、PrescottではFMB1.5という大幅な電源強化が行われた。
(あまりにもズバリな問題発生で、本人もびっくり!)
2003 1/2 初夢コラム(鬼笑い予想編) 10年後にはパーソナルコンピュータは消滅する。 現時点ではもちろん不明。(笑) 10年後でっせ。現時点でこれの当否を判断するのは不可能。できたら神様だ!
ただし、類似の推定としてはサンが2010年までにマイクロプロセッサの消滅を予言している。
ユーティリティーコンピューティングという 非常に類似したコンセプトのサービスも開始された。
2003 1/1 初夢コラム(旧年の予想の当否編) 旧年中の予想の当否判定記事。 予想判定記事なので予想は無し。 そう言うわけで特になし。

☆予想概観:大外し編   
当サイトは1年中偉そうな事を大ボラ吹いている鼻持ちならない系サイトなので、 年末ぐらいは素直に反省して予想判定は「大外し編」から 始めることにしている。まず、赤っ恥をかいてから始めるわけだ。

去年は的中率50%程度で、下駄を投げたのと変わらない的中率を示して 赤っ恥だったが、今年はどうだろうか?

今年の大外しは何だろうか? CELLの記事とも思えるが、 これは情報源が間違っていたこともあるし、またCELLにスパコンの血筋が 流れている事自体は正しかった事がわかった。 概念自体は間違っていなかったわけで、中外し程度だ。

それよりも、Efficeonネタの的中率が良くない。 このネタでは総合的に見て半分程度しか的中していない。 半分程度は的中しているわけだから大外しでは無かったが、中外し程度だ。 ただし、去年の時点ではEfficeonネタは的中率0%の大外しだったわけで、 徐々に判明してくる情報でそれでもどん底から 的中率は上がっていった訳である。 「大外し」から「中外し」への挽回が行われたわけだ。

あとは、電源の過渡応答特性改善でオーバークロックを狙った記事が 今のところ大きく外しており、成果が出ていない。 これも今年の外し候補だが、実は本人はまだ諦めてはいない。

Prescotte問題を見ても分かる通り、全般の傾向としては CPU用電源の問題は非常に大きな問題となりつつある。 着眼点としては間違っていなかったわけで、 実績が出ていないのは予測が間違っていたのではなく、 たるさんの工作スキルがイマイチなせいだと考えている。 来年には頑張って巻き返しを図る予定だ。

さて、表を概観してみると、「超特大の大外し」ってのは今年は無しかな?って 気がする。Efficeonネタで「隠れマルチスレッド方式」ってのを提唱してみたが、 小物だがこれが今年の「赤っ恥・外し大賞」ってとこだろう。 本人は結構頑張って脳みそ全開走行で予想したつもりだが、 まぁ、たるさんのタコPCマニアぶりを大いに笑ってやってくださいまし。

☆予想概観:引き分け延長戦突入編   
今年こそUWBネタの当否を判定したかったのであるが、 規格統一で何時までもウダウダ揉めていて、肝心の予想の当否が 分かる段階まで話が進んでいない。

簡単な回路で安く作れるのが最大のウリなUWBだが、 どうやら高級路線で高く売りたいグループがいるようで、 回路を複雑化へ複雑化へと導きたがっている様に見える。 はっきり言って間違った路線判断だ。 UWB最大の長所はアンテナ以外のアナログ回路が不要な点にあるんだから、 複雑化路線が許されるのは他局への妨害を防ぐ回路を追加する場合のみだろう。 UWBはシンプル・イズ・ザ・ベストが正しい設計方針であると 考えている。

というわけで、遠距離UWBが不可能という予想は来年に判定を持ち越しである。 早く規格を統一して話を進めて欲しいのであるが... このままでは普及前に技術的に古くなってしまったBuletoothの 二の舞を演じかねないぞ。

☆予想概観:的中編   
「ADSLの終わりの始まり」「FTTHのブレイク」 を予想した記事はかなり的中した。 下記に示した記事が証拠になるだろう。 (これを見るためには日経パスポートへの登録が必要。) 思ったより高速ADSLの料金が高くならなかった事以外、 たるさんの記事の内容は現実となりつつある。

  1. 下げ止まらないxDSL加入者の増加ペース。単月増加数が約1年ぶりに30万を下回る
  2. xDSLの契約解除数が急増。前月比5万増の22万7000に
  3. DSLの加入者の増加ペースが急減速。6月単月の純増数が9カ月ぶりに40万を割り込む
  4. ブロードバンド回線が1100万を突破。FTTH,過去最高の伸びで53万回線に
だが、これは当サイト以外でも予想していたサイトが 多く、ポイントが高いとは言えないだろう。 我々アマチュアの間ではADSL派とFTTH派が勢力を二分しており、 長い論争の歴史があった。 FTTH派勝利のトレンドでついに決着がついたとはいえ、 FTTHの勝ちを予想した意見は当サイトオリジナルの意見でも何でもないのだ。

ADSL系キャリアは40M以上のADSLを「効果あり」として 宣伝しているが、これは加入者増加ペースの急減に対する危機感の裏返し であることは言うまでもない。 公正取引委員会から勧告を喰らったことをもう忘れてしまったのだろうか?  たるさんに言わせれば24Mが事実上の「最期のADSL」なのだ。1)

それよりも、マザーボード電源関係ネタで的中が多いのが嬉しい。 特にFMB1.5問題では、あまりのズバリぶりに本人が驚いている位である。

この問題に注目しているPCマニアはかなり少ない。 (発熱問題に注目している記事なら多いのだが...) そんな中で、FMB1.5問題が出てくるずっと以前から 「CPUが熱中症で死ぬ前に、 電力不足で飢え死にする問題を解決するのが先。」 と予想し、的中させたのが今年一番の自慢である。

マザーのフェーズ数も再び増加に転じたようだ。 マザーメーカーもようやく事の重大性に気づいたようで、ホッと一安心である。 以前マザーのフェーズ数をカウントするのに使ったDOS/V POWER REPORT誌の最新号 (2004年2月号)にマザー特集が掲載されたので、近々またフェーズ数をカウントして 途中経過を報告する予定である。

余談だが、同誌は2月号でマザーボード特集を組む編集方針のようだ。 毎年2月号はマザー特集となっている。

☆番外編:地球シミュレータネタ   
実は今年最大のヒットは予想とは無関係である。 「地球シミュレータ見学記」がダントツの好評ネタとなっているからだ。 掲載終了直後には1日2000アクセス以上に至った日もあった。

何事かと思って周囲に聞き回ったら、なんと人気コラムニスト 中村正三郎氏のホットコーナーで地球シミュレータネタが紹介されていたそうだ。 なるほど、これなら1日2000アクセスも納得がいく。

ご感想のお便りもダントツで地球シミュレータネタに関するメールが多い。 掲載終了直後はもちろんのこと、掲載からかなり時間の経過した今でも、パラパラと ご感想メールを頂くのには驚いた。 当サイトが頂いた全感想メールの約1/3が地球シミュレータネタに関するものだ。 記事毎に「ご感想メール頂戴率」なるものを考えてみると、 「地球シミュレータ見学記」は飛び抜けて高い応答率なのである。

しかも、他のネタでは間違いの指摘や反論もあるのだが、この記事に限って言うと 「感動しました!」とか「凄いの一言です!」 といった感嘆符付きメールがほとんどで、 「次回作に期待してます。」というメールもあった。 (本人のレベルを考えると、そう簡単には次回作書けないんだけどね。 スーパーコンピュータってのは技術の中身もスーパーなんで...)

パソコンマニアというものは、どうあってもやはり最速を追い求める習性がある。 その意味に於いて、「世界最速のスーパーコンピュータ」という 錦の御旗は、パソコンマニアの目には後光が差して見えるのであろう。 (そもそも、本人が見学会参加の際にはウハウハのノリノリ状態だったんだからねぇ。 その気持ち分かります。)

今年一年の記事の中でダントツの好評ネタは「地球シミュレータ見学記」であった。

地球シミュレータ自身はTOP500において今年で4回連続 「世界最速スーパーコンピュータ」の公式認定を受けた。 他の日本製スパコンが次々とランクを下げる中において、 ハイテク日本最後の牙城として頑張っているのは頼もしい限りだ。 また、地球シミュレータを使った研究においても 「146億自由度、5テラフロップス、2.5テラバイトの地球シミュレータによる 地震シミュレーション」という研究が 2003年ゴードン・ベル賞最高性能部門を受賞。 ますます意気盛んなところを見せている。 高速道路建設一つを見ても分かる通り官製プロジェクトは 次々と失敗に追い込まれている。そんな中で地球シミュレータは一人気を吐いており、 数少ない成功プロジェクトとして今後も活躍が期待できそうだ。

また、スパコン界でのスカラー vs ベクトルの戦いもたるさんの予想通り ベクトル勝利で決着しそうだ。 なぜならば、スカラ優位派最後の拠り所はコモディティーパーツ であるCPUがスカラ方式で高性能を出せるとしている点にあるわけだが、 そのパソコン自体がベクトル化する運命にあるからだ。 GPUが科学技術計算用ベクトルプロセッサ化することで、 コモディティーの量産性をも味方に付ける事に成功したのである。 「ベクトル型並列スーパーコンピュータは死んだも同然」というスカラ優位派の 主張は今や笑い話でしかない。

5年後に“GPUスパコン”の時代がやってくる!? というすばらしい記事をご覧頂きたい。 地球シミュレータが証明した「科学技術計算ではベクトルプロセッサ優位」 という新たな流れが、コモディティーの世界を逆に飲み込んでゆくのである。 スカラ方式がベクトル方式より優位なら、GPUはグラフィックの閉じた世界専用の チップのままで科学技術計算とは無縁だったハズだ。

たるさん自身は以前「ベクトルプロセッサのサブセット版を ゲーム機に使うことでコストを 下げるという方法は将来的には可能性大だと 思われる。 」と書いていて、ゲーム用CPUがベクトル演算機構を取り込む 流れになると予想していた。 しかし、同じゲーム用途のチップとはいえ、グラフィックチップが 科学技術演算用コプロセッサになるとはさすがに予想していなかった。

う〜む、これは盲点でした。 言われてみれば、GPUは確かに3D処理に特化したベクトルプロセッサなんで、 その処理の中身が汎用化するなら科学技術計算にも使える理屈だけどね。

たるさん的にはGPUはCPUに比べると興味の範疇外で、いままで記事をほとんど 書いていない。が、スパコンに使えるとなると話は別だ。 来年辺り、これについていっちょ真面目に考えてみようかと思う。

ちなみに、地球シミュレータセンターには一般公開日も設定されているので、 見学したい方はJAMSTECのサイトで一般公開日をチェックするとよいだろう。 知的探求心に喝を入れる良い機会になると思われる。

☆日頃のご愛読に感謝いたします。   
当サイトのようにベンチマーク志向でもなく俯瞰的視点を中心にしたサイトは、 ともすれば「地に足が着いていないサイト」として机上の空論批判を受け勝ちである。 しかるに、カミソリメールもほとんど無く、暖かいご声援を頂くのは 望外の光栄と言えるだろう。自分でも謙虚さが足らないと言えるとは思うので、 この点には留意して皆様のご期待に添える記事・主張を掲載してゆきたい。

というわけで、来年もPCマニアの名に恥じぬよう精進するつもりである。 景気回復に伴って仕事も徐々に忙しくなってきているので 隔週更新は難しいかもしれないが、ご期待に添えるよう頑張って更新してゆきたい。

本年もご愛読ありがとうございます。 そして、来年もまたよろしくお願い致します。 それでは皆様、良いお年を...




1)
都市部では交換局から2km以内に80%の人が住んでいるが、 面積は距離の自乗に比例するから、効果のある範囲が1kmだったら フルに効果のある人は20%になってしまう。 つまり、これ以上の高速化はほとんど意味はないのである。

某社では40Mの有効範囲を1.4kmとしているが、これは 効果が出始める距離の事であってフルに効果が出る距離ではない。 フルに効果の出る距離(つまり、カーブが飽和する範囲)は 公表されたグラフからは読みとれず、200〜300mの範囲でもすでに 減衰の効果が認められるのであった。 40Mと言いながらリアルに40Mサービスを受けられる人は限りなくゼロに近くなる。 その危険性は否定できないだろう。

たるさんは50Mでフル効果領域を250m以内と予想したのであるが、 高周波減衰効果は予想以上に厳しそうである。