多忙な新年(2010年のまとめと2011年挨拶)   

2011年1月10日



☆超多忙な年末年始。   
新年がやってきた。 いや、いや、当サイトにとって年末年始の時間はとても早かった。 このご時世仕事があるだけマシとは言え、年がら年中仕事漬けの1年だったのである。

リーマンショック以降仕事が増えるはずはないと思っていた当サイトは、経済情勢の読みがかなり甘かった事を思い知らされる羽目になった。 おそらくはバブル崩壊以降これほど忙しかった年はほとんど無い。 この仕事状況は当サイトの勤める企業だけではなく同業他社も同様な情勢らしいので、 「景況は最悪期を脱しただけ。」というマスコミの景況判断自体が間違っているのでは?というぐらいの違和感である。

それに加えて資格試験のために勉強の週末なのも痛かった。 旧年10月初旬に公害防止管理者(水質1種)を受験1)、そして今年も某試験を受験予定。 仕事も忙しいのに、加えて週末も時間を取られていてはサイトの更新などできるわけがないですよね。

このため、当サイトでは2010年はサイトの更新回数が過去最低を記録してしまった。 下記の特殊事情があるとは言え、12月はついに更新ができなかった位である。 (従来は最悪でも月1回の更新は続けていたのだが...)

別段更新回数に義務があるわけではないのだが、気分的には良いものではない。 更新回数は趣味に割ける時間の割合に比例し仕事量に反比例しているので、これは半分悔しく半分嬉しい悲喜こもごもの状態なのである。 エコカー減税は終了し、エコポイントも終了間際なので、これからはさすがに仕事が減るだろうと思っているのだが...

そんなこんなで忙しいところへとどめの一撃。なんと年末年始に急な引っ越し...これでは更新が潰えるわけだ。

今年の初詣は久々の成田山新勝寺。
第二の故郷、北総地域に復帰。アキバも行けるね。

さて、と言うわけで引っ越し先はと言うと...今年の初詣場所を見て頂ければ引っ越し先はわかると思う。

今年の初詣は久々の成田山新勝寺。 当サイトが出かけたのは三が日も終わっている時期なのに、 それでもこの参拝客数はさすがに新勝寺。 今年は久々に川崎大師を抜いて初詣参拝客数で2位に浮上だそうである。

当サイトにとって不幸中の幸いは、引っ越し先が旧居である北総地方だったこと。 人生の中で成田在住期間が故郷愛知県に次いで長かった当サイトにとって、ここ北総地方は第二の故郷なのである。 これなら、また佐原の祭りや秋葉原にも行けるね。

もちろん今まで住んでいた静岡も良いところで、富士山やお茶畑には癒された。 しかし、期間が約2年なのでふるさと感が育つまでには至っていなかった。 そして、秋葉原に行けない地域なのは大きなハンデだった。

昔、成田在住中に口の悪い友人にこう言われたことがある。 「おまえにとって成田は良いところだね。 都内じゃアキバに通い詰めて破産する。 アキバに行けない遠隔地じゃ、仕事のストレスを癒せなくて胃に穴が開く。 成田は破産もせず胃に穴も開かないベストポジションだよ。」

まぁ、秋葉原では当サイトにとって肝心の自作系ショップが完全に衰退期に入っているのが残念。 (年末に、また1軒老舗PCパーツショップが閉店したそうだし...) けれど、それでもアキバは当サイトにとっての心のふるさと。 行動圏内にアキバがつながったのは年初から良い兆候だ。

と言うわけで新勝寺で考えるわけだけど、今年は大言壮語できる年では無さそうで、 今年の目標は仕事に負けずに最低月1回程度はサイトを更新すること程度になりそう。 直近では、なにせ仕事量が仕事量である。

考える時間が無いと内容の程度も下がってしまう訳だけど、新年から良いこともあった。 前回掲載した中で当サイトが予想した 「NVIDIAが生き残ろうと思ったらARM搭載によるSOC化が必須である。」 という予測内容は、なんと早くも直近の1月に的中させることができた。 NVIDIAがDenverプロジェクトを発足させてARM混載によるSoC計画を打ち上げたのである。 つまり、最近レベルが低下しているとは言っても、 しっかり考えればまだまだPC界の将来を予測する事は何とかなりそうだ。 (この予想は他のPCマニア仲間も同様に考えていた話だから難易度はそれほど高くはなかった訳だけど。)

☆旧年のワーストは個別ネタではなく全体として更新頻度が減ったこと。   
ところで、旧年中のまとめが書けていないので、簡単にまとめてみた。 去年のワーストはと言うと...

それはコラムの内容ではなく、サイトの更新が減ったことに尽きると思う。 なぜならば、読者からのメールが格段に減ったからである。 更新頻度は2009年の約半分。しかし、感想メール数は半減どころではなかった。 正確に数えたわけではないが、少なくとも1/4以下だと思う。 更新頻度が落ちると読者の注目度も下がるのである。

当サイトに対する感想メールには今回以外にメール数の激変が過去に一度だけあった。 それは全てのメールに対して平等に対処するのをやめて、 中傷メールに対しては駆除するという方針に切り変えたときであった。 その結果、真っ当な内容に関しては対応は一切変えていなかったのだが、 「自分も中傷メール扱いされるのでは?」という疑心暗鬼を生んだ結果、 メール数が激減したのだった。2)

ところが今回のメール数減は自ら招いた失態とも言える状況だからどうしようもない。 また、考える時間も減っているから内容の深みも減ってきている。 GPU混載時代の到来予想やPC用途におけるマルチコア戦略の破綻、クラウド時代の出現予測といった、 長期視野の展望に相当する新時代を予見するネタは全然書けていない状況だ。 これじゃ、ご感想メールが減るのも当然と言えば当然である。

☆旧年のベストは...なんと息抜きネタ。   
では、2010年のベストネタは何だったのだろうか?

これまた驚きの結果。 なんと息抜きネタが一番人気なのであった。

一番評判が良かったのはうだつの上がる町並みにあやかる。(美濃祭り)。 これをPCネタの人気低下による相対的アップと見るかどうかはわからないが、 少なくとも美濃祭りの評判が良かったのは紛れもない事実である。 また、古式ロケット飛べ!(朝比奈大龍勢祭り)も結構評判が良いようで、 当サイトはお祭りマニアサイトではないのでちょっと意外な評価である。

で、ちょっと考えてみたのであるが、これらの共通点は動画が掲載されているという点が、他のネタと違っている。 ひょっとして評判が良いのはネタの良否に加えて、動画掲載の威力なのかな?と思ってしまうのであった。

動画というものは表現力が静止画よりも格段に高い。 つまり、お祭りの雰囲気を表現する場合に、写真よりも低いスキルでも一定の表現力を確保できる。 アマチュア写真家ではない当サイトでも動画によりお祭りの雰囲気をある程度伝えることができたわけだ。

しかし、確かに美濃祭りは良いネタとは言え、当サイトはPCマニアサイトであってお祭りマニアサイトではない。 息抜きネタが一番人気なのは喜んでよいのか悲しんでよいのかかなり微妙だね。

☆今年は少し良い年になる。できれば当サイトもね。   
2011年は良い年になるのであろうか?  まず、世間的には最悪期は脱したようで、日本の凋落も現状の延長線上に将来を読む経済誌の予測通りには進まないと思う。 その最大の根拠は円高の一段落と教育レベルの復帰である。

韓国にボロ負け報道が大好きな日本の経済誌だが、2011年は韓国の意外な苦戦に現状把握力の信頼を失う1年になると考えている。 (経済誌は神通力を失いつつある韓国経済の現状が読めていない。) 現状の日韓の優劣を支配する最大の要因は円高ウォン安と各種経済協定の進捗状況の差異である。 韓流経営の影響度は経済誌に言われているほどの影響力は無い。 そして、円高ウォン安も経済協定も今年は格差の減少が進むと予想しているからである。 (一方、最大の懸念事項は素材・二次電池・電子部品分野で韓国勢が日本からの技術者引き抜き路線に再び入ること。 韓国勢にとっては日本にボロ負けの分野こそ最大の成長分野なのである。)

もう一つの朗報は「ゆとり教育」という日本最大の懸念事項からついに脱しつつあることが明らかになった事である。 当サイトは長期レベルでの日本最大の懸念要因は「ゆとり教育」にあると考えている。 もちろん詰め込み教育が良い教育とは思っていないが、「ゆとり教育」よりはマシな事は誰にでもわかる事であろう。 だが、幸いなことに「ゆとり教育」に対する懸念は国民全体の共通認識になっており、 教育内容の高度化が促進された結果、教育レベルの国際比較調査で日本の教育レベルの復帰傾向が明らかになってきたのである。

もちろん、これらの教育を受けた若手が当サイトの勤める会社に入ってきた日には、 間違いなく無能技術者である当サイトは閑職に飛ばされるし、最悪はリストラされてしまうだろう。 だが、日本全体として考えればこれは久々の大朗報である。

当サイトも(資格試験が直接の実力アップとまでは思っていないが)資格試験を受けたりはしているので全然勉強してない訳ではないが、 以前群論の話を書いたとおり勉強時間のアップをしないとリストラ間際だね...と思って、若手技術者の最新知識に負けないように レベルアップをしていきたいものである。

それに加えて、趣味のPCマニアサイトである当サイトも、アマチュアレベルとはいえ今後のPCについて考えることで 趣味と実力アップを同時に成し遂げれられればありがたいと思っている。 間違いの指摘等もあるけれど、数は少ないとはいえ一応は日本有数のプロからもご指摘メールを頂くこともあるわけだから、 今後も言うべきことは言い続けて自分のスキルを予測能力という視点で高めていきたいと考えている。

と...まぁ、偉そうなことを書いても能力のない当サイトのこと。 うまく行きますでしょうか?  なんせ、チンパンジーが1から9までの数を順番に記憶する話の番組3)で、 チンパンジーが解けた数字問題を間違えてしまった当サイトですからねぇ。


1)
で...12月中旬に公害防止管理者試験の発表があった。 この試験は問題用紙の持ち帰りが可能なので自己採点ができて、一応合格だろうとは思っていたのであるが、 かろうじてギリギリ合格する事ができた。

が...このサイトで自慢げに合格をアピールできるかというと、全然そんな状況ではない。 自己採点で各科目の点数をカウントしてみて、衝撃の事実が発覚。 (自慢話をしたいのならば、合格証の写真だけ掲載して自己採点結果は書かずにいれば良いのだが...)

かろうじて合格はしたのだが...
自慢できるかというと、化学分野のプロとは言えない出来映えにトホホの結果。

この試験は科目別に正答率60%が合格基準である。苦手科目の点数不足を得意科目で稼ぐ事はできない制度になっている。 水質1種の受験科目は公害総論、水質概論、汚水処理特論、水質有害物質特論、大規模水質特論の5科目。 このため、暗記物が大の苦手科目である当サイトは受験時間の割り振りに優劣を付けて試験勉強を行っていた。 実を言うと過去の資格試験に苦い思い出があったからである。

その昔、エックス線作業主任者の試験を受けたときの事である。 この試験は全科目の平均点で正答率60%以上が合格基準。ただし、1科目でも正答率40%を切るとアウト。 で、この試験は問題用紙の持ち帰りができないので正確な点数は不明だが、記憶に頼った自己採点の結果は... なんと、全科目の平均点で83点ありながら、法令をあと1問落としたら科目別基準点でアウトという、 上出来なのかバカなのか何とも言えない不思議な結果だったのだ。

しかし、平均点が同じならば各科目の点数にばらつきが無い方が合格に近づける。 なので、この結果を受けて以後は勉強に割り振る時間を苦手科目集中に変更。 公害防止管理者試験では基本法令が中心の公害総論や、水質法令や水質の現状把握などが中心の水質概論が 暗記物を大の苦手とする当サイトにとっては鬼門なのでこちらに集中して勉強していた。

一方、理系科目である汚水処理特論、水質有害物質特論、大規模水質特論は得点源。 当サイトの専門は化学であり、大学時代に選択科目でバイオ系を全部跳ねたため汚泥処理などの問題が多い汚水処理特論には 一部苦手内容があるものの、この3科目の過去問は結構解けていた。

何のかんので、最終的には参考書2冊、問題集2冊の合計約1300ページをやって受験。 で...受験後に自己採点してみると...

試験に落ちるとしたら間違いなく文系科目の公害総論か水質概論でだろうと思っていたのだが、これらの試験科目は何とかクリア。 他の科目も一応受かってはいるのだが... 自分の専門分野である水質有害物質特論で正答率が7割切っているのには思い切り凹んでしまった...

水質有害物質特論は分析化学と有害物質処理技術がメインであり、まさに当サイトの専門分野である。 しかし、末席とは言えプロであるはずが...なんと正答率たったの67%しか無いではないか!  苦手科目に集中していたという事情があるにせよ、 「おまえそれでも化学分野のプロと言えるんかいな?」と言われてもまったく反論できないような状況であった。 (同僚には受験も結果も話していないし、正直ここに書くのも恥ずかしい。)

この試験は典型的な広く浅くタイプの試験である。 試験範囲はむちゃくちゃに広いが、一問一問の難易度はそれほど高くはない。 つまり、苦手分野の科目で落ちることはよくあるが、専門分野でしくじることはあまりないタイプの試験。 というわけで、水質有害物質特論はどんなに悪くても80%は取るつもりだったのに、これぞ過去最大のトホホ!

2)
世の中には何としても当サイトを蔑みたいというブラックPCマニアも一部ながらいるようで、 当初はこれらにもまともな対応をしていたので無駄な時間を浪費した。 (目的が間違いの指摘ではなく自己優位を認めさせたいという意識だと当初は認識していなかったから。) しかし、これらの中傷メールも使い方次第で役に立つ。 たとえば「あんたバカですか。キャッシュに全てヒットすればCPUの性能は2倍にも3倍にもなるのです。」 という指摘もどきの中傷に対しては、これをこの記事にネタとして生かすことができた。 どちらが正しいかをはっきりさせつつ、ネタを作ることもできるわけだね。 何事も活用方法次第なのである。

3)
1〜9の数字を短時間モニタに表示した後に、数字が隠される。 それを思い出しながら1から順にタッチパネルで触って当てていくというテスト。 天才チンパンジーはたちまち解いたのだけど、同じ問題を当サイトは全部憶えられていなかった。 つまり、チンパンジーと当サイトの記憶力勝負はチンパンジーの勝ち!  資格試験で暗記物が全然苦手なわけだ。

補足追加(2011/1/12)
「ARMの混載ならば今に始まった話じゃないでしょう。」という指摘があって気づいたのだけど、 ちょっと説明不足な点があったので補足を追加。 SoC化最大のメリットはCPUとGPUの相乗効果が見込める事であり、そのためには混載時に両者の摺り合わせが不可欠というのが当サイトの考え。 なので、単にCPUコアのライセンスだけ買って同じチップに載せただけというのは最初から頭になかった。 混載用に設計されたCPUである事がDenverプロジェクトの本質という意味が抜けてましたね。