メモリとPentium4の異変に見る景気の底打ち





本日のネタには、 優れた参考文献 がある。たるさんは、この記事を読んで我が意を得たりと思ったので、 これをUPすることにした。 最近、秋葉原を見ていて感じていたのであるが、あまりにも 世間の感覚からかけ離れていたので、実はUPするのをためらっていたのである。 もし勤務先でこんな事を口にすれば「危機感が足らない!」と一喝されて、 あっという間に窓際族であろう。

それは、ずばり 景気の回復である。

これを書いている時点(2001年11月下旬)で秋葉原では異変が起こっている。 たるさんが在庫払拭の折りには値上がりすると読み、読み誤って高値づかみした SD-RAMが急激に値上がりしているのである。 PC133-CL3-128MB-SDRAMの最安値は約1000円!と、信じられない価格だっただけに、 高くなったと言っても絶対額はまだ安い。 しかし、その値上がり率は最安値から50%以上に及び、 ジェットコースター並の急変動なのだ。



基本的にSDRAMの価格は、DRAMチップのスポット市場価格に連動していると見て良い。 だから、スポット市場で価格が急上昇すると言うことは、 メモリの大口顧客が需要を読み誤ったか、(通常はスポット市場では調達せず、 DRAMメーカーから長期契約で調達している。) DRAMメーカーが生産調整に入ったかのいずれかである事を示している。

では、今回はどちらなのであろうか?

もし、DRAMメーカーが減産したことで供給がタイトになってスポット価格が 上昇したならば、その価格上昇はメモリのみにとどまるはずだ。 それ以外のパーツが値上がりする理由はない。 しかし、メモリの大口顧客が需要を読み誤った事が原因ならば、 関連する他の部品も値上がりするハズである。

ここで注目すべきは秋葉原でのPentium4の在庫不足である。 今、秋葉原ではDRAMの値上がりと連動して、Pentium4の在庫が急速に 姿を消しているのである。

DRAMメーカーの減産が原因ならば、この2つの動きが連動する理由はない。 つまり、今回のメモリの値上がりとPentium4の在庫切れは 大口顧客(=パソコンメーカー)の需要予測の狂いを表していると、 たるさんは読むのである。

大口顧客の需要予測の狂いとは、パソコンの売れ行きが回復し始めた事に他ならない。 つまり、景気の底打ちである。

今、世の経済アナリストはこぞって「景気、スパイラル的に真っ逆様説」 を流布している。 リストラ・失業・倒産と世間こぞって総悲観状態である。 経済評論家の番組を見ると、景気回復は2002年後半と見る向きが多い。

しかし、過去、バブル崩壊・ITバブル崩壊、等を予測できなかった彼らへの信頼度は (少なくともたるさんの心の中では)ゼロである。 どうも見ていると、彼らは現状の景気のトレンドラインを そのまま将来へ引っ張ることでしか 景気を見ていないようである。 継続的なトレンド変化は予測できるが、突然のカタストロフ的変化には全く対応 できていない可能性が大なのだ。

そこで、秋葉原ウオッチャー・たるさんが、失敗を恐れず世間に逆らって 秋葉原から見る景気回復を予測してみたい。

−たるさんの予言−
秋葉原ウオッチから感ずるに、景気は既に底を打った感が強い。
1年後には2001年第四四半期が景気の底であったと宣言される事になるであろう。
力強さには欠けるかもしれないが、パソコンを中心にハイテク産業は 近々苦境を脱するだろう。


世の中が総悲観のこの時期に、これまた我ながら大胆な予測である。 が、日本経済を支える大黒柱は(中国・韓国などの追い上げこそあれど) 今も昔も製造業なのだ。 日本のGDPの25%は製造業が稼ぎ出している事を忘れてはならない。

当たれば日本経済にとってまさに福音である。 そして当たって欲しい予測ではある。