ご愛読に感謝を込めて。(100万アクセス達成編)   

2007年5月29日



☆ご愛読ありがとうございます。   
さて、本日帰宅して自分のサイトを見てみたところ、100万アクセスを突破しておりました。 これも皆様のご愛読のおかげであります。 ご愛読に感謝の意味を込めて本日だけはです・ます調の文体で行きます。 (書いた後で読み直して解ったのですが、かなりの違和感がありますね。う〜ん、すばらしい破壊力。)

ともあれ、ご愛読本当にありがとうございます。

思い起こせば、パソコンの中身についてベンチマーク以外から考えてみるサイトを作ったのが2001年のこと。 PCに関して自分で読みたい内容のサイトが見つからず、では自分で起こしてしまえ...という実力を顧みない無謀な試みでしたが、 想定以上のハイペースでアクセスカウントが増えました。

こんなマニアックなサイトですから1日数十アクセスもあればいい方と思っていたのですが、 なんと想定の十倍のアクセスを頂くようになりました。 本人もビックリ仰天であります。 自分と同じようにこういう事に興味のあるマニアの方々も意外に多いと言うことでありましょう。

まぁ、サイトの運営なぞ、立ち上げてしまえば意外になんとでもなるものです。

当サイトの趣味はと言うと、一位がパソコンいじり&電子工作、二位がお祭り見物、三位がお花見(紅葉狩り含む。)、といったところ。 通勤時間は車で10分ちょっとなのですが、年間走行距離が15000kmを超えることでわかるとおり、 お祭り見物やお花見には意外にもよく出かけているという事であります。

ただ、お祭り見物やお花見は好きですが、この手のサイトは他に良質なものが多いので、 自分でサイトを起こす意味はありませんでしたね。 息抜きネタとして紹介することはありましたが本ネタにはしなかったし、今後もその予定です。 なぜって、お祭りやお花見は実はアマチュア写真家格好のネタでもありまして、 そういうサイトをよく見ているので自分には芸術系の才能が皆無なのがよくわかるんですな。 特に写真なんかがまさにそうなんですが...

まぁ、だからといって技術系の才能があるかというとアレなんですが、 少なくとも芸術系よりはマシである事は間違いない。 一応本業としてメシが食えてますからね。 これが「写真とか文章とかでメシを食え。」と言われたら、間違いなくどこぞの公園で段ボールにくるまる羽目になるでしょうね。

と言うわけで、当サイトのポジションは意外にも当サイト自身にとってもベストに近いものだったのではないかと、 今更ながら考えているわけです。

☆長くサイトを運営していると...   
100万アクセスを頂いたわけですが、長くサイトを運営しているといろいろな事が起こります。 良いこともあれば悪いこともある。

良いことの代表はいろいろな方々からご意見を伺える事でしょうか?

お仲間のPCマニアはもちろんのこと、スパコンネタや電源ネタを扱うようになってからは そちら方面のプロの方々ともお知り合いになる事ができました。 はるか遠くシリコンバレーからメールを頂いた事もありますし、某国家研究機関で研究していらっしゃる 日本の頭脳集団のお一人にカウントしても問題無いような方からメールを頂いてビックリ仰天したこともあります。 最近はそういう方々と末永くお付き合いするコツもわかってきたので、 細く長くお付き合いさせていただいております。

余談ですが、ここでプロの方々とお付き合いするコツをご紹介しておきましょう。 それは、メールを頂いてメアドがわかっても自分からは決してメールを出さないという事ですな。 相手からメールが届くまで辛抱強く待つ。これが末永くお付き合いをするコツです。

実はこれ、当サイト自身の失敗経験からつかんだコツなんですな。 プロとわかると知りたいことを思いっきり質問してみたくなる。 で、最初はやってしまったんですわ。俗に言う「教えて君」を...

で、当然返信は来なくなりました。 まぁ、今から思えば当然のことですがね。(深く反省。)

プロからのメールというのは書いた内容のレベルに対するリトマス試験紙でもあります。 プロは内容について非常に高い見識を持ってますから、中途半端な内容だとメールは全く来ません。 内容の出来が良く、相手の心の琴線に触れることができたとき... あるいは、内容がプロの主張と逆で黙ってはいられなくなったとき(笑)... そのときにはメールが届きます。1)

逆に、悪いことと言えば...

予想を外して笑われるのは自業自得なんで除外しますと、 やはり年に1〜2人とはいえ礼を失した不愉快なメールが来る事ですかね。 他のブロガーさんによると、やはりある程度は避けられない事のようですが...

もちろん、反論自体はこちらも勉強になるので歓迎しますが、問題は書き方です。 ごく少数とはいえ、初対面で個人的に親しいわけでもないのに、いきなりバカ呼ばわりするような輩がいる事はいる。

最近はコツがわかってきました。こういう輩の対処法は「事実をもって語らせる。」のが一番効果的なようです。 批判・反論とはいっても相手は真実を追究する手段として議論したいのではなく、 こちらに間違いを認めさせて鬱憤を晴らしたいというのがほとんどです。 こういうタイプの人間は逆に自分が人前で恥をかく事を極端に嫌います。

だから、「Fusionだって実現したし、Hyper-Threadingだって復活した。マルチコアの問題点がソフトウエアの対応にある事は、 かの有名なパターソン先生でさえ認めた。」と事実で語らせるわけです。 相手は揚げ足取りがうまいですからこちらの意見には揚げ足を取ってきます。 しかし、さすがに事実自体にはまったく反論できません。 特に、その結果をWeb上に書くことは劇的な効果があります。

ここ半年ほどはこのような駆除方法を身につけたため、 そういうメールは劇的に減りました。

ただし、この方法は副作用もかなり強い。

自分の意見が晒し者にされる危険を感じるのでしょう。 普通の方々からのご感想も劇的に減ってしまいました。 もちろん、こちらとしてはいきなり暴言を吐くような輩だけを対象にしているわけですが、 やはり「文句のある奴はメール送ってくるな!」オーラが滲み出ていたのでありましょう。

この点については深く反省すると共に、もちろん一般常識を守った普通のメールについては あげつらうことは無いことを再確認させていただきます。

☆Q&A   
ここで皆様からよく受ける質問の内で、回答可能なものを(質問者が特定できないように内容を普遍化して)掲載しておきましょう。

Q:PC関連の仕事をしているのですか?

A:材料関係の開発をやってますが、私が開発した材料がPCで使われている可能性は0%で、全然別世界の住人です。 中身については当然の事ながらお答えできませんが、非常に泥臭い仕事であり、開発とは言っても 職人芸に近いものかもしれません。CPUやスパコンの世界からみれば、かなりのローテクです。 しかも、場末の三流企業ですので、人手が足らなくなると増援部隊としていきなり製造ラインに立たされたりもしました。

Q:情報ソースは?

A:ネット上から検索して得られる情報。お仲間のPCマニアからの情報。足で稼いだ情報。 基本的にはこの3つのみです。足で稼いだ情報は一般公開見聞録シリーズに代表されるものです。 強いて言えば+教科書ですが、ヘネパタ本とか完全に理解できているかというとチト...いや...かなり怪しい。(笑)

インサイダー情報を期待している方が一部にいらっしゃるようですが、 intel、AMD、SONY(Cellネタ)、NEC(地球シミュレータネタ)等々、 これらをインサイダー情報で網羅できる情報網を持っているなら明日からCIAに転職できますね。(笑) 当然、ありえない話です。

Q:ソフトウエア系の話も書いてください。

A:コンピュータはソフトがなければタダの箱ですから、PCマニアサイトは本来ならネタの半分はソフトの話であるべきなのは確かです。 ですが、そもそも能力が無い上に、大変申し訳ありませんが興味もあんまり... (この分野は当サイトより数段優秀なサイトがたくさんあります。)

会社でサーバーの管理をやっている友人には「Linuxの世界でプログラミングで遊べば、貧乏人のハンデなんて無いよ。」 なんて言われるんですが、いくら貧乏でもやっぱ秋葉でジャンクを漁るのが趣味に合っているようで...

ただ、当サイトのように半田ごての世界からPCの世界へ移住した人間とは違って、CPUの話を考える際に 命令セットの世界からCPUを見ている住民からはどのように見えるのだろう...という事はかなり気になります。 同じものでも視点が違えば全然別の視界が開けるハズですので。

Q:Macに興味ありませんか?(あるいは、Macの世界をどう思いますか?)

A:Mac使いの方からメールを頂くとき、高い確率で似たようなことを質問されます。 いや〜、昔は欲しくってしょうがなかったですね。 当時は無茶苦茶に高価で、とても貧乏人には買えませんでしたけど。 ソフトも良いのが揃っていて、特に科学向けのグラフソフトとかが充実していて、すごく羨ましかったですな。

でも、PCいじりという意味ではスマートすぎてチト物足りなかったです。 出来の悪いPCを腕っ節で強引にまとめるのも楽しみの内なんですね。 当サイトの周囲には「メモリ周りでトラブルが多いって聞いたので、N4○-V○ D○を買ったけど、 30分もしないで安定動作しやがんの。パチンコだってもっと長時間楽しめるっちゅ〜の。」 などと意味不明な事を言っている御仁もいますんで。(あっ、でも昔のMacには爆弾があるか。)

☆アマチュアであることの意味。   
最後にちょっとまじめな話を少々。

最近思うんですが、スパコンネタとかレベルが高い領域に背伸びしすぎている感はありますが、 こういうネタをアマチュアが書く意味ってあるんでしょうかね?  読者の皆様からの要望が意外にも多いので本人もやる気になってますが、 扱うジャンルの専門性が高いほどミスリードの確率は高くなる。

まぁ、読者の方々もアマチュアの意見ということで割り引いて読んでいらっしゃるでしょうから、 「ミスリード」という考え方自体が思い上がりとも言えるわけで、 そう思えば勝手を書いても(誹謗中傷にさえならなければ)問題無いわけではあります。 所詮は趣味の世界ですから自己満足でやっている事ですし、 当サイトの社会的影響力なぞは蟷螂の斧に等しいでしょうから、意味なんて考えなくてもよいかもしれない。

でも、それでも少しは意味があるとすれば当サイトではこう考えています。 例えばPCマニアではなく将棋マニアの場合。自分でサイトを開く方は いろいろと戦法に関してああでもないこうでもないと書く。

そこに羽生3冠が現れて「そこは4三銀でしょう。」と言われれば、それが正解でしょう。 だが、アマチュアが将棋サイトを開くことに意味が無いかと言えばそれは違う。

要するに、将棋ファン無しで将棋界が成立しないように、CPUマニア無しではパソコンの世界は成立しないでしょう。 当サイトはアマチュアとしては珍しくスパコンネタを扱ったりしますが、 そのようなネタに関心がある人々が増えることは科学技術立国の最底辺レベルが少し上がった事に相当するわけです。 (サッカーだってJリーグが出来て、サッカーファンが増えて、それでレベルが上がってワールドカップにまで行けました。 学問も同じで、底辺が広いほど頂点も高くなると考えるべきでしょう。)

ニュースでよく見るのですが、日本では人工衛星の打ち上げに失敗して落っこちたりすると、 主婦がインタビューで「あんなの税金の無駄遣いです。やめて欲しいです。」なんて答えたりします。 (そんな人に限って、天気予報が外れると文句を言う訳ですが...)

それも立派な意見として尊重しなければならないと言えばその通りなのですが、何かがおかしいと思うわけです。 少しでも技術開発というものを経験した事のある方なら、先例の無い方法にチャレンジすると 信じられないくらいへんてこりんな困難が待ち受けているかおわかりかと思います。 信じられないようなたわいのないことに数ヶ月も足止めを食ったりする。

そういうことに対する理解という意味ではアメリカはさすがに今でも先進国です。

日本では信じられない事でしょうが、アメリカではケーブルテレビに科学専門番組チャンネルがあって、 しかも事業として成立している。だから、工業国としてのアメリカは衰退期にあるけれど、 サイエンスの本場としてのアメリカは未だに世界の頂点を極めている分野が数多く残っている。

日本ではどうかというと、科学技術立国を標榜しておきながら、情けないことに国民の科学技術に対する関心は ペラペラの紙切れ一枚より薄いですね。(調査結果によれば先進国中ダントツの最下位。) 当サイトは経済誌のように日本の技術はもう世界に通用しないなんてカケラも思いませんが、 もしそういう日が来る可能性があるとすれば、唯一それは国民の無関心から来る人材不足・教育崩壊からだと思いますね。

最近ものすごくビックリしたことがあって、それはニュースで「エレクトロニクス産業は理科系の中では一番格好悪い仕事 と最近の大学生は思っている。」と報道されてました。 電子工学科というのは当サイトが大学受験したときにはダントツに高い偏差値だったのですが、 今では理科系で人気最下位に近い学科なのだとか。時代は変われば変わるもんです。

と言うわけで、当サイトはレベルの低い駄文ではありますが、これをきっかけに一般公開に行ったり、 科学技術に興味を持ったりして、ホンマもんの世界に触れるきっかけになるくらいの意味はあるのではと思ってます。

変な奴が変なことを書いているサイトの社会的意義ってのがもしあるとすれば、 その分野に興味を持ってもらうだけでも大成功ってわけですね。



1)
ご安心ください。 といって、自説と合わない場合でもいきなりバカ呼ばわりされたりはしません。 レベルの高い方が反論してくる場合は、ほとんどの場合「Yes,but...」の論法で来ます。 自己の見識と実力に自信があるからこそ、最初にYes...の部分でこちらを立てる心の余裕がありますね。

要するに「弱い犬ほどよく吠える。」の逆バージョンで、これは人間の文章にも当てはまります。 って、当サイトの文章はと言うと...あちゃ〜。自爆ネタでしたか...トホホ。