動・静2題(2006年・夏祭り編)   

2006年8月23日



☆今年はたったの2件だけれど...   
さて、今年に入ってようやくカレンダー通り休めたお盆休み。 この忙しさ、いつまで続くのであろうか?

と言うわけで例年通り夏休み企画なのだが、実は今年はお祭りに2回しか行けていないのだ。

一つは隣町の潮来祇園祭。佐原と同じく山車が綺麗な夏祭りだ。 とは言っても、実は休日出勤を夕刻定時で切り上げて見に行ったので、夜の部だけの祭り見物。 (やはり昼の部も行ってなんぼでしょう。)

もう一つは茂原の七夕祭りである。 山車の引き回しと熱気の山車祭りが「動」の祭りとするならば、 こちらは日本情緒と癒しの「静」の祭り。 ぶらぶらと歩きながら見物するのものんびりしていて、時節柄仕事の切迫感から精神を解放するにはグッドであろう。

今回は祭りが2件しかないので過去の祭りネタと比べると短編なのだが、 とにかく週末が仕事で潰れまくる情勢なのでやむを得ない。

とまぁ、愚痴ばかり書いていてもしょうがないので、早速本題へ。

☆日本三大七夕祭り? 茂原の七夕   
さて、最初に紹介するのは「静」の祭りの代表格・七夕祭りである。 茂原の七夕祭りは観光客80万人を誇り、日本三大七夕祭りの一つに数えられる。

えっ、日本三大七夕は違うって?

そうなのね。 当サイトは愛知県出身なんで、千葉に来たら日本三大七夕が仙台・平塚・茂原だったのには驚いた。

実は愛知県で日本三大七夕って言ったら、仙台・平塚・安城なんだがね。(←いきなり名古屋弁) しかも、愛知県には一宮の七夕という安城のライバルがおって、 いっつも我こそは日本三大七夕って言って譲らんかったがね。

っと、標準語に戻して... というわけで、三大七夕論争?があるのは既に知っていたが、 Webで調べてみたら他にも富山県の富岡市、東京都の阿佐ヶ谷、静岡の清水、群馬の前橋等が 日本三大七夕を名乗っているようだ。

まぁ、こういうのは心広くもって、どれが正解か詮索するのは野暮って奴だろう。

ただし、仙台の七夕はどの説でもトップランクで出てくる。 東北三大祭り1)の一つだし、規模・歴史共に評価は定着しているということだろう。 仙台はちょっと遠いけれど、こちらもいつかは行ってみたいものだ。

日本三大七夕の一つ、茂原の七夕
日本三大七夕は他に6候補位あるが...(笑)

茂原の七夕だが茂原駅を降りて商店街経由で茂原市役所に向かうコースが一番綺麗なコースだと思う。 コンテスト入選作もほとんどがここに展示される。

両脇はお祭りらしく露店がたくさん出ている。 地域経済活性効果を期待して、地元店の出店と思われるお店で飲み物と昼食を購入。 一息入れられる椅子付きの広場が準備されているので、そこでお昼ご飯を食べる事にした。

七夕飾りの多くが茂原駅−茂原市役所間に飾られている。
茂原駅−国道128号間は豪華絢爛な飾り付けが多い。

七夕祭りの飾り付けは、地域商店や地域企業の手によって行われる豪華な飾り付けが目を引くが、 いわゆる笹の葉サラサラ的な普通の笹飾りもある。そして、吹き流しや玉飾り... 子供向けにピカチュウやアンパンマンやプリキュアの飾り付けもあったっけ。

茂原の七夕では飾り付けは約700本とのこと。 いわゆるごく普通の七夕では笹に願い事の短冊を結びつける笹飾りが源流だろうが、 茂原の七夕は吹き流しや玉飾り、といった飾り付けの他に普通の笹飾りも多く見られる。 観光化しているとはいえ七夕の源流の流れを残していると言えるだろう。

七夕は「静」の祭り
国道128号−茂原市役所間は、ゆっくりと時間が流れる癒し系空間である。

茂原の七夕は茂原駅より国道128号交差点までは飾り付けが密だが、道が狭くて人通りが多い。 通算で約80万人もの観光客が訪れる事もあって混雑はかなりのものである。

だが、国道128号から茂原市役所までの区間は道が広くなって飾り付けもベーシックなものが中心になる。 もちろん華麗さ、豪華絢爛さという意味では茂原駅近くの方が見応えがあるのであるが、 個人的には茂原市役所近くの笹の葉サラサラ的ベーシックな飾り付けの方が癒し空間になっていて好みであった。

七夕は山車祭りや引山祭と違って動きの部分が少ない。 だから、山車祭りが「動」ならば、七夕は「静」の代表であろう。 ダイナミックな動きには欠けるが、笹の葉や短冊や吹き流しがゆらゆらと夏風と戯れるのを見るのも癒しである。

☆2006年・潮来祇園祭   
お次は潮来祇園祭である。 こちらの方は巨大な山車がその場で回転する「のの字廻し」に代表される「動」の祭り。

夜の撮影だし、写真下手なのでたいした撮影レベルではないが、 雰囲気だけでもお楽しみ頂きたい。

潮来祇園祭はJR潮来駅前がセンター会場となる。
見ての通り、かなりの人混みで混雑する。

潮来祇園祭は佐原の山車祭りとは兄弟のような関係で、実際に交流があるらしい。 山車もお囃子もとてもよく似ている。

潮来駅前では例年「のの字廻し」や「そろばん曳き」が披露される。 年番引き継ぎが行われるのも、この駅前の大通りである。 山車との遭遇確率が最も高い場所だ。

左は静御前と義経。右は弁慶
義経と静御前ということで、山車を両脇に並べてお囃子を弾き比べていた。

潮来駅前から国道51号方向に向かって歩くと、静御前と源義経の山車がペアで陣取って、 交互にお囃子を演奏していた。 義経と静御前、なるほど...納得である。 ちなみに弁慶の山車もあった。薙刀を構えて豪快である。

残念ながら、今年の夏祭りは「動」1件と「静」1件の二つのみ。 来週は鉾田の夏祭り、そして9〜10月は秋祭りの季節だが... なんせこの仕事量だもの。いかがなります事やら...



1)
東北三大祭りは青森のねぶた祭り、秋田の竿灯祭り、仙台の七夕祭りである。

余談だが、そしてもう10年近く前になるが、当サイト管理人は秋田の竿灯祭りには行ったことがある。 その年はちょっと風の強い年で皆様竿灯のコントロールには苦労なさっていたようだが、 手、頭、腰などを使って巨大な竿灯を自在に操る技には驚いたものだ。 そして、あの竿灯は巨大な奴になるともう自重で最初から弓なりにしなっていて、どんどんコントロール不能になっていく。 それを鍛え上げた技でねじ伏せて安定させる。あの妙技、もう一度見てみたいねぇ。