今年のウソ八百、年末決算   

2004年12月28日



☆今年最後の更新は恒例の総決算   
12月は9月(中間期末)と3月(期末)と並んで仕事がもっとも忙しくなる季節である。 今月はついに更新を迎えることなく年の瀬となってしまった。 更新は会社が冬休みに入ってからとなってしまい、 我ながら、ちぃっとばかりなさけない気がする。

さて、年末といえば、当サイトでは恒例の今年の予想総決算をやる季節なのである。 恥をかくのも、かかずにすむのも自分次第というわけだ。

当サイトは偉そうな口調でウソ八百を書きまくるのであるから、 これくらいの罰ゲームはあってしかるべきと思うのだが、 予想記事に対してこの手の評価記事を書き加えているサイトは少数派だ。 意外にも的中率が我々アマチュアより高いと思われるプロでさえ、 この手の企画はほとんど見かけない。

ドッグイヤーと言われるIT業界のこと、1年後の予想は他業界の 7年後の予想である。プロでさえ的中率100%には至らないのであるから、 ある意味やむを得ないかもしれない。 (たるさんのようなタコサイトの住人では、ある意味で自殺行為かも?)

言わずと知れた無能人たるさんのこと、今年流行の波田陽区風に言えば、 今年の評価は「残念!」「切腹!」の嵐になるような予感もするのであるが、 今年の予想はどうだったのであろうか?

ちなみに、当サイトのWebmasterであるたるさんは、 学生時代に居合道を習っていたので、「切腹」も「介錯」も作法通りできる。 これはジョークではなくてホントの話。 (誰も信じていただけませんが、これでも一応体育会系出身なのだ。)

いつも通り分量が多いので、予想の合否判定は一覧表にしてある。 それでも、モニタの解像度が低い表示では見にくいかも知れないが、 その点はご容赦のほどを。

日付 題名 予想内容 当否 実際
2004 11/30 今年のウソ八百、年末決算 本記事である。 過去の予想の当否判定記事である。 判定記事
2004 11/30 スパコン素人談義とTOP500 Blue Gene/L高性能の秘密はアルゴリズムの改良 不明 不明
2004 11/6 ボーイングの凋落とintel・AMDのバトル 予想ではなく意見記事 特になし 特になし
2004 11/4 2004・下北&奥入瀬の旅(三日目:奥入瀬〜乳頭温泉) 旅行記なので特に予想は無し 特になし 特になし
2004 11/3 2004・下北&奥入瀬の旅(二日目:大間〜尻屋崎)    旅行記なので特に予想は無し 特になし 特になし
2004 11/2 2004・下北&奥入瀬の旅(初日:三沢〜仏ヶ浦) 旅行記なので特に予想は無し 特になし 特になし
2004 10/19 遊ぶな、キリキリ働け!(VLIWでのマルチスレッド) Efficeonでのマルチスレッド動作は原理的には十分可能 不明 不明
2004 10/16 息抜きネタ・最近の週末事情 お祭り日記のため特に予想は無し 特になし 特になし
2004 9/30 旅日記風野辺山電波天文台見学記 旅日記のため特に予想はなし 特になし 特になし
2004 9/5 マイクロプロセッサの苦悶(電源スペクトル解析編) 改造記事のため特に予想は無し 特になし 特になし
2004 8/23 持つべきものはマニアの友(焼き鳥でクロックアップ編) 改造記事のため特に予想は無し 特になし 特になし
2004 8/14 誰が猫の首に鈴を付けたのか?(ソフトのマルチスレッド対応) Hyper-Threadingはローリスクでマルチスレッド化を推進する目的で導入された。 不明 不明
2004 7/26 2004佐原・夏の大祭 お祭り日記のため特に予想は無し 特になし 特になし
2004 6/28 ヒタヒタと迫る足音(地球シミュレータの5連覇を祝う編) スカラパラレル機で高性能を出すためには物量ではなく効率アップが決め手 半分的中、半分はずれ 効率アップは確かに決め手だったが、物量も効いた。
2004 6/14 コンデンサ・パニック(物量作戦不発編) コンデンサ追加の決め手はミリ単位の配線長短縮 たぶん的中 低ESLコンデンサのキモは配線インダクタンスの低減
2004 5/24 コンデンサ・パニック(PSpice編) 容量の異なるコンデンサの並列接続では高周波での低ESL高容量化は難しい。 的中
(元文献があるので的中を名乗るのはおこがましいが...)
コンデンサ自身の低ESL化が決め手
(参考:トランジスタ技術2004年6月号等)
2004 5/5 コンデンサ・パニック(挫折の途中経過編) 容量の異なるコンデンサの並列接続では高周波での低ESL高容量化は難しい。 的中
(元文献があるので的中を名乗るのはおこがましいが...)
コンデンサ自身の低ESL化が決め手
(参考:トランジスタ技術2004年6月号等)
2004 4/22 第三の選択(DLPの可能性) ベクトル演算機構(またはSIMDの超強化)は忘れられたCPU高速化のための第三の選択肢である。 (x86系CPUだけ見れば今のところ)
切腹!
x86プロセッサでのベクトル演算機構の採用計画は無し。
2004 4/11 春の嵐(矛盾する設計思想の謎) 3つのintel設計陣の足並みの乱れにより、Meromの設計思想には矛盾が生じた。 不明 不明
(ただし、Itanium系開発グループのトップが退社するなど、その後足並みの乱れが露呈。)
2004 3/29 PentiumPROの二の舞? アプリ・OSが根本から新設計にならない限り、マルチコアでは高性能は出ない。 半分的中、残りは不明 従来型アプリではマルチコアは効きが悪い事をintel自身が認める。
(参考:“Many-Core CPU”へと向かうIntel)
2004 3/15 マザボの修理と理想の電源(もう少し重傷編) 修理記事のため予想は特になし 特になし 特になし
2004 2/29 マザボの修理と理想の電源 超マルチフェーズで電解コンデンサレスというのが、理想の電源系 不明
(ただし、フェーズ数が多いほど安定度が高い傾向になる事は経験上正しいようだ。)
不明
2004 2/11 天国と地獄の分岐点(Prescott発表編) 予想記事の結果評価記事 7問中5問正解で、的中率約70% 詳細は本文参照
2004 2/1 Prescott発表前夜(短所の補強編) PrescotteにはμOPs-Fusionを搭載すべき。 ほぼ的中 PrescotteからμOPs-Fusionが搭載されたことはほぼ確実
(参考:第2世代Pentium M "Dothan" - デスクトップ環境でテストする)
2004 1/31 Prescott発表前夜(長所を伸ばす編) たくさんあるので本文参照ください。 天国と地獄の分岐点(Prescott発表編)参照 天国と地獄の分岐点(Prescott発表編)参照
2004 1/18 進化する新型CPU搭載マザー(フェーズ数の増加傾向転換を喜ぶ。) 統計結果の発表なので予想は特になし 特になし 特になし
2004 1/5 さらばIPC(CPUの性能指標を考える。) 2004年はIPC引退の年になるだろう。 的中
(ただし、引退ではなく補正項の導入で...)
intelがPARROTの研究成果を発表
(参考:Intel CPUの未来が見えるPARROTアーキテクチャ)
2004 1/2 初夢コラム(鳥の視点と虫の視点) 年頭挨拶なので予想は特になし 特になし 特になし

☆「拙者の予想、かすりもしませんでした。切腹!」編   
さて、ここまで偉そうなことを書いてきたんだから、さぞや笑い話も多そうなので 存分に笑って頂きたい。

まず、最大の大はずしであるが、何であろうか?

x86系CPUに限ればだが、 CPUベンダーすべてがマルチコアに向かってばく進している点が 当サイトの意見との相違点として挙げられるだろうか? 特定の記事ではないのであるが、折に触れて当サイトはマルチコア戦略の 問題点を述べている。

しかしながら、CPUベンダーは今のところすべて同じ方向に突き進んでおり、 マルチコア一辺倒である。 各社、この点に関してはCPUベンダー間での意見の多様性は無いらしい。

この点については、当サイトの記事は予想という形ではなく、 もう既に進んでしまっているCPUベンダーの方向性に対する警鐘という 形での内容が多いのであるが、CPUベンダーが正しいならば当サイトの主張は 完全に間違っている事になる。

つまり、その筋のプロ集団であるCPUベンダーが 全員間違っているとは考えにくいので、 客観的に考えれば当サイトの意見が間違っている可能性が高いのだ。 (だが、事今に至っても自分の考えが間違いとは思えないのだが... 私、頭固いんですかね?)

この点に関しては、今のところ例えピエロになっても 当サイトの主張は曲げない予定である。 まぁ、数年後には事実をもって明らかになるだろうから、 そのとき間違いである事がはっきりしたら存分に笑って頂きたい。

ただし、サーバーの様にアプリが完全対応になるまでは、 クライアント用途でのマルチコアは オフィスアプリ等では効果が薄いという点では intel自身も当サイトの主張を認める事となった。 マルチコアはあくまで次世代のアプリのためのCPUだそうである。 (現行のアプリでは効果が薄い事はintel自身も認めざるを得なかったようだ。)

PentiumPROの二の舞?に書いた通り 次世代のアプリ・OSならば効果があるという点では当サイトも異論はなく、 最終的にはサーバーの様になるのだろう。 だが、ソフトウエアの進化は常にハードウエアの進化より遅く、 マルチコアがその性能を発揮できない期間は事前の予想よりも ずいぶん長くなるのではないかと当サイトは危惧しているわけだ。

また、PC雑誌ではなくもっとサイエンス寄りの雑誌、 例えば日経サイエンス2005年02号「マルチコアチップ・インテルの新戦略は 成功するか」という記事を読んでいただければ、当サイトの意見と同じ危惧を 持っている人物がプロにもいるという事がおわかりいただけると思う。

この記事での指摘は並列処理ソフトが準備不足であるという点にあり、 これも当サイトと同意見である。当サイトでは クライアント用マルチコアの憂鬱 というコラムで、アムダールの法則を例に挙げてクライアント用途での マルチコアの難しさを説明したが、同記事では 当サイトとは視点が異なり、デバッグを例に挙げてその難しさを解説している。 視点は異なるが、クライアント用途ではプログラム中の並列性を抽出する事が 難しいと考えている点では同じだ。 (ただし、アムダールの法則に関しては、intelは現行のアプリでは制約要因になる事を 認めたが、将来のプログラムサイズが大きいアプリでは制約要因にならないと 主張している。)

と言うわけで、CPUベンダーの視点から見れば当サイトの意見は間違いである 可能性が高いのだが、視界を広げてコンピュータ・サイエンス全般の視点から見れば、 これが間違いとは必ずしも言い切れないようだ。 従って間違いの可能性は高いものの、日経サイエンスの例もあり、 今年の大はずし大賞にこれをセレクトすることは 時期尚早だろうと思われる。 (少数意見からの逆転満塁ホームランをまだまだ狙っていきますよ〜。)

では、マルチコアの問題点指摘は特定の記事1つに限った話ではないので、 特定の記事一点を挙げるとすればどれだろう?  主観抜きで考えるために、もっとも賛意の得られなかった記事で考えてみよう。

今年のコラムの中で皆様の賛意がほとんど得られなかったのは、この 第三の選択(DLPの可能性)という記事である。 当サイトの記事にはいろいろなご意見・ご感想を頂く事があるのだが、 記事への賛意が一つも得られなかったのは今年の記事では この記事が唯一である。(感想が1通もいただけなかったコラムは除く。)

これに関するご感想は確か4通ほど頂いたが、 お二方はマルチコア賛成派で根本から当サイトとは反対のご意見 (ただし、内容は逆だがこれも立派なご意見)、 もうお二方はベクトルプロセッサ賛成派であるが GPUがその機能を受け持つためCPUにはそのような機能強化は必要ないという ご意見だったように記憶している。 つまり、CPU内部にベクトルプロセッサという当サイトの意見は、 今年唯一読者の皆様の賛意をまったく得られなかった。

また、超強化SIMDやベクトルプロセッサ内蔵という方向性が (x86プロセッサに限れば)見られない事も、 はずしの要件を備えていると言えるだろう。 マルチコアについては先程述べた通りコンピュータ・サイエンス界からの 批判があるわけだが、かといって これがベクトルプロセッサやSIMD超強化の支持へとは必ずしも向かっていないようだ。

と言うわけで、今年の大はずしはこの記事と言う事に決定だ。 「切腹!」という事で、大いに笑ってやって頂きたい。

ただし、これも一言だけ負け惜しみを言わせていただければ、 非x86まで領域を広げれば当サイトの意見は大間違いでは無いかもしれない。 CELLはSIMDの超強化アーキテクチャの様相を呈しており、 厳密な意味でのベクトルプロセッサではないものの、 これを見れば、当サイトの意見はそれほど的はずれでもない ことがおわかりいただけると思う。

☆的中したネタ編   
さて、一応切腹はしたので、次に的中した予想を見てみよう。

まず、今年の最初の予想「2004年はIPC引退の年になるであろう。」であるが、 年末までは全然的中せずヤキモキさせたが、11月に入ってようやく 的中させることができた。

当サイトではCrusoeの動的命令消尽とSIMDの2つによって IPCという指標は意味を失うであろうと予想したわけであるが、 intelのPARROTはまさにクロックにもIPCにも頼らない設計思想であって、 「クロック周波数×IPC」という指標では性能を把握できない 高速化法である事が判明した。(詳細は Intel CPUの未来が見えるPARROTアーキテクチャ)をご覧頂きたい。)

また、PARROTの手法はCrusoeのCMSをまさにハードウエアで実装するという 手法であって、ハード・ソフトの違いがありintel自身はTransmetaの真似ではないと 主張はしているにせよ、内容的にもほぼ当サイトの指摘通りとなった。

ただし、記事ではIPCを止めるのではなく、「クロック周波数×IPC」という指標を 「クロック周波数×IPC÷実行命令数」に置き換える事で指標の延命を図っている。 この方法は「クロック周波数×IPC」に「命令短縮率」を導入すれば 指標の延命が可能とも指摘した当サイトの主張と完璧に一致するが、 命令を消尽するという手法以外の高速化手法が現れた場合には無力である事を 考えておかなければならない。

当サイトも未だIPCに代わる指標を考えつかないので偉そうなことは 言えないのであるが、「÷実行命令数」という補正項の導入は決定打ではなく、 あくまで指標の延命措置であろう。やはり、IPCは引退間近であると思う。 (ちなみにSIMDも一応はこの補正項で説明は可能である。 SISDからSIMDへ命令を置き換えた時にどれくらい命令が短縮できるかを考えれば、 「命令短縮率」でも一応は補正が可能だからだ。)

あと、もう一件。 Prescotteの予想記事は、その時々で予想の当否を書いたので、 それをお読み頂くとして、 一つだけ言っておきたいのは、PrescotteでμOPs-Fusionの導入を提唱したのだが、 これが的中していた事。

この記事ではHyper-Threadingによって負担が増す命令デコードの壁を、 トレースキャッシュ読み込み能力の向上ではなくμOPs-Fusionで乗り越えるように 提案したのだが、実際Prescotteではそうなった。

☆マイ・フェイバレット・コラム   
ちなみに、今回は今年の記事の中で自分自身で一番思い入れの深い記事を マイ・フェイバレットとしてセレクトしてみた。 Prescott発表前夜(短所の補強編) がそれだ。

当サイトの記事に関して非常に印象深く心に残った プロのライターの記事がある。 これが真のNetBurstアーキテクチャだという記事である。

この記事を読んだときは当サイトの記事がNet-Burstの本質にかなり ニアミスしていた事を知り、半分嬉しく、半分悔しかった事を思い出す。 「半分嬉しく、半分悔しかった」というのは、アマチュアでも 本質にかなり近い点を指摘できたという嬉しさと、 もう一歩踏み込めば本質をつかめたのに直前で大魚を逸したという悔しさ、 という意味である。

Net-Burstの本質の一つはFrontEndで高度な処理をする事で 「レイテンシトレランスなアーキテクチャにすることに集中した」 (同記事より引用)という設計思想にある訳だが、 実はそのことには当サイトも気づいていたのである。 μOPsのパック段をFrontEndに組み込む方が良いという主張がそれである。

Net-Burstアーキテクチャの最大の特徴はパイプライン段数が異常に深いという事だが、 それ以外にもかなり風変わりな特徴があって、その一つがトレースキャッシュで パイプラインを2つに分断するというデカップルド・アーキテクチャの採用だ。

パイプラインのステージの内、可能なものはすべてトレースキャッシュの前段に 持っていく事で分岐予測ミス等の影響を最小限にくい止めるという設計は、 このトレースキャッシュの存在無しにはあり得ない。 上記のプロの記事よりはずっとプリミティブなレベルではあるが、 当サイトが考えていた事の本質は同じだ。

ただし、これによりNet-Burstでは高度な仮想化が可能になるという点までは 気づかなかったなぁ。事の核心までもう少しという所まで到達していた訳なんだけど、 最後の踏み込みがあと一歩足らんかった。 波田陽区風に言えば「残念!」ってとこか?

答えを知ってから逆引きで考えれば、なるほどと納得なんだけど... まぁ、万有引力の法則を知っていればリンゴが落ちて月が落ちない理由は 簡単にわかるが、リンゴが落ちて月が落ちない事から万有引力の法則を 知る事は凡人にはできないから、ある意味この辺が凡人である 当サイトの限界なのかもしれない。

☆4年目のペースは?   
今年は旅日記やお祭り息抜きネタまで含めれば28本のネタを書き、 その内8本が広義の非PCネタなんで、純PCネタは20本だった。

月2本アップが目標で、年に2〜3本の非PCネタを息抜きにアップする つもりだったので、非PCネタで更新が水増しされた分を差し引けば ほぼ順当な更新だった事がわかる。 4年目はWebサイト更新の倦怠期と言われている事を考えあわせれば、 まぁ、ギリギリで及第点と言えると思う。

ちなみに、以前巻頭言として余談に書いていた旅行ネタは好評だったが、 これを独立したネタにしてしまうとご感想をほとんどいただけなかった。 この辺りは人間心理と言う奴だろうが、やはり当サイトの読者様は PCネタがメインでお越し頂いているのであり、ネタがヘビーなときに 口直しに巻頭言を読むのは心地よいが、 本番ネタでは意味がないという事なのだろう。 今年最大の反省点だ。

よく考えれば、本ネタで旅日記等を書いても、 旅行好き系サイトを探せばもっと凄くて上手なサイトは いくらでもあるわけで、当サイトが独立したネタでこういう事を書くのは ジャンルが違って違和感があると言う事になるのかもしれない。 (お金を取って記事を読んで貰っている訳ではないので、 読者様のご要望に媚びすぎるのも問題かもしれないが...)

あとは、個人的にはなるべく製作系の記事を増やしてゆきたい と思っているのだが、今年はハナから景気が回復し、 なんせ時間的制約からなかなか成果が出せないのが実情だ。 これも今年最大の反省点だろう。

例えば、以前 486マシンでもコマ落ちしないDVDプレイヤーの製作記を、 アップした事があるが、実は今ジャンク系パソコンでHDD-DVDレコーダーの 記事をアップしようと企んでいたが、未だ実現していない。

さすがに486でTVキャプチャは無理だろうが、ハードウエアエンコーダー 装備のカードならばPentium166クラスで動かないだろうか?と 考えているのである。だが、まだ始めたばかりだが、 試してみるとこれは相当に厳しい。

ちなみに、コラムを書く事は頭のトレーニングにはなっているようで、 スペアナを駆使するために勉強した電子工学の知識はなんと 実際に本業でも役立ってくれる事となった。 リストラの窮地から身を救ってくれるならば、 マニアの趣味もそれほどバカにはできない。 仕事なので中身については書けないが、 これが今年の最大の収穫だろうか?

PCいじりはゲームパッドを握りしめるよりはよほど スキルアップに役立つ趣味である。 楽しみながらトレーニングができるなら一石二鳥ではないか?

☆では皆様、良いお年を...   
というわけで、今年1年よくぞこのようなタコサイトを忍耐強くご愛読頂きました。 自分で書いておいて何だけど、本人の無能ぶりにも関わらず ホント偉そうな文体で書いてますね。

特に、デュアルCPU信奉者の方には、厳しい評価を繰り返した事は お詫びしておかねばならないかな?

でも、年に数通のバカ呼ばわりメールはあっても、大多数は非常に好意的な 内容であった。これには本人も正直かなり驚いている。 PCマニア系はスキルに自信がある人が多いだろうから、 これだけ断定口調で書けば批判的メールが多かろうと思っていたのだ。 「気候は温暖化、人情は寒冷化」が最近のトレンドかと思っていたが、 当サイトをお読みの読者様はそうではないようだ。

また、お便りの中に数多くのプロの方々がいらっしゃったのも驚きである。 (特に地球シミュレータ関連と電源ネタ関連は多い。) 正直この手の方々のご愛読に耐えるレベルとは自分でもとても思えないのだが、 プロの眼に留まっていると思うと励みになるのは非常にありがたい事である。

今年も一年間ご愛読 ありがとうございます。 m(__)m 今年は30万アクセスも越え、本当に感謝感謝の1年であります。

では皆様、良いお年を...皆様にとって来年も良い年でありますように。



最後に一つご連絡を。

当サイトは本人が返信不要と書かない限り、 頂いたメールには(仕事が忙しいときは数日遅れる事はあっても) 必ず返信を出すようにしている。だが、どうしても 年間数通だけ返信不能のメールが出てくる。

当サイトにメールを出したが返事が得られなかったという方は メールサーバーの設定を見直して頂ければ幸いだ。 当方から返信が届かない理由であるが、企業内から頂いたメールの場合が 多く、メールサーバーの名前解決関連の設定ミスと思われるものがほとんどだ。