●どのクラブから打ち始めるか

最初は得意なクラブからスタートすることです。ドライバーのようにシャフトの長いクラブは、ボールから遠く離れ正確にヒットするのが難しいので、最初のうちは6〜７番アイアンくらいが無難でしょう。最初からフルスイングするのではなく、腕を振り子のイメージにして、ボールをヒットすることから始めます。
心臓を中心に自分が時計になったつもりで、左右対称に8時から4時の振り幅で振り子のイメージでしっかり振ってください。こんな小さなスイングでも、ちゃんと当るとボールは40〜60ヤード飛びます。当る確率が高くなったら、少し大きく、9時から3時幅で振ります。7番アイアンなら60〜70ヤードは軽く飛びます。7番アイアンのフルスイングは100ヤードですから、軽く振ってもけっこうボールが飛ぶことを体で知り、自信を持ちましょう。
◎1ヤードは約90センチで、100ヤードは約90メートルと覚えておくと便利です。

●得意なクラブを作ろう

非力な女性にとって、ロフトが小さくシャフトの長い3〜4番のロングアイアンはとても難しいクラブです。一般の男性でさえ打ちこなせないクラブなど女性には必要ありません。そういう現状を反映して、3、4番アイアンを最初から抜いたセットが売れています。これは女性ゴルファー思いの配慮です。ロングアイアンの変わりに5番ウッドや、7番ウッドをキャディバッグに入れておけば必ず役に立つでしょう。これらはロフト角が大きいので、ボールが上がりやすく、飛距離を稼ぐことができるからです。 また、しっかり打てるようになったら、何番で何ヤード飛ぶか、自分の飛距離を把握するようにしましょう。