第1章 ゴルフ道具の選び方・買い方

ゴルフを始める第1歩は、まず道具選びからスタートです。飽きずに長もちする道具とは?初心者のためのアドバイス&ヒント集です。


distance ●クラブのそろえ方

◎クラブにはウッド、アイアン、パターの3種類があり、それぞれ用途が異なります。ウッドは1番から7番くらいまであり、番号が小さいほど遠くに飛ばせます。1番がドライバー、3番スプーン、4番バッフィ、5番をクリークといいます。
◎アイアンは飛距離よりも方向性に重点のおかれたクラブで1番から9番まであり、10番がピッチングウェッジ。それとバンカー用のサンドウェッジがあります。番号が大きくなるにしたがい飛距離が落ち、ボールが高く上がるようにできています。初心者は1〜4番アイアンは難しいので使いません。
◎最初のクラブ選択はウッドの1番と4番、アイアンは5・7・9番、ピッチングウェッジ、サンドウェッジ、それにパターの合計8本のハーフセットでいいでしょう。(中級=120が切れるまではこれで充分です)
◎クラブの値段はシャフトとヘッドの素材、ブランド性で決まります。シャフトの材質はスチール、カーボン、ボロンなど。ヘッドにはステンレス、カーボン、チタンなどがあります。
◎シャフトには硬軟があり、S=Stiff(硬い)、R=Regular(男性のふつう)、A=やや軟、L=軟が女性用です。それぞれの体力に合わせて選びます。まずは信用のあるショップに相談し、女性の中級用を選び後日買い足しのできるクラブを選んでください。


select ●クラブの選び方

◎やさしいヘッドを選ぼう
ヘッドの形状は薄めの方がいいでしょう。空気抵抗が少なく女性にも楽に振り抜けます。




loft
◎ボールの上がるクラブ
クラブのフェース面が地面と直角に近くては、ボールは上がらず、遠くに飛ばすことはできません。ムリにボールを上げようとするとフォームがくずれ、かえってクラブがボールに当たらなくなります。上げようとしなくても自然と上がってくれるドライバーを選ぶことが大切です。女性の場合は、スイートエリアが広い低重心タイプで、ボールが楽に上がる、ロフトが13〜14度くらいのドライバーが最適です。
大容量のウッド(最大は460cc)が大人気ですが、女性はドライバーなら400cc前後のものが振りやすいでしょう。また先輩のお古のゴルフセットを頂くのは遠慮したほうが無難です。10年前のドライバーなら300〜320ccが全盛時代、ゴルフ理論は用具に合わせて進化しています。これから始めるあなたは新しいクラブで臨んだほうが上達も早いことでしょう。


putter ●パターの選び方

ベーシックなピン型かマレット型、かまぼこ型がいいでしょう。これらはソールが広いため方向性が安定するからです。この場合、フェイス上部のセンターにラインの入っているものを選ぶと方向性の目安となるため、方向性が安定します。
最近はフェースに樹脂を埋め込んだタイプが人気、打ちごこちがソフトでスイートエリアが広く使えるようです。また、ヘッドが大型化、ボールを2つ配置したものなどさまざまなデザインがショップを飾っています。構えやすく、慣性モーメントが高く、芯を外しても転がりが安定したものが人気があります。パターだけは十人十色、相性が大切、自分のフィーリングに合うものを見つけましょう。


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