1940年代〜1960年代/Japan

●1946年、終戦の翌年コカ・コーラは日本上陸。●1956(昭和31年)東京コカ・コーラボトリング株(高梨仁三郎社長)が初めてコカ・コーラを発売。1965には銀座にアイビー族登場、66年6月には台風の中ザ・ビートルズが来日、武道館で初めてのライブ公演。ミニスカートが大流行しグループサウンズが最盛期を迎えた。ヒッピー、フーテン族が出現、若者はゴーゴーを踊った。1967年CMに若大将、加山雄三登場。69年1月、東大安田講堂攻防戦、7月アポロ11号が月面着陸に成功、人類が初めて月に立った。由紀さおりの♪夜明けのスキャットが新鮮でした。

日本のコカ・コーラ黎明期のレギュラーサイズたち
6代目(後期)レギュラー 加山雄三
Late 6th generation of Regular Size bottle. 6代目(後期)レギュラーサイズ。カタカナの「コカ・コーラ」他すべてのプリントが白文字(ACL印刷)。後期はロゴが細字3ミリに、容量「190ml」は小文字に変更された。緑ガラス瓶35円+瓶代10円でアメリカ気分が味わえた。この6代目は最も長く使用され親しまれました。190ml/1975年〜(空ビン重量395g)。右、1967年若大将・加山雄三がTVCMに登場。
●右画像をクリックすると永遠のライバル('70年)がご挨拶!

1st regular import 1st regular up
1st generation of Regular Size bottle Type-A. 日本初代のレギュラーサイズは、終戦後ただちにアメリカから輸入された。このボトルは日本の占領米軍兵士用で透明ガラス製。日本コカ・コーラ社によると、1946・昭和21年〜1956・昭和31年まで輸入されたとのこと。特徴はロゴの下が1行で、小さい"TRADE - MARK"の浮き文字がある。Tの端からKの端まで約35ミリ(空ビン重量405g)写真のボトルはエンボスが鮮明でずしりと重量感がある。ボトルはD-105529型、表示はないが容量は6オンス(約180ml)/1945年製。 (注)旧西ドイツにも占領米軍用の透明ボトルがあるが200ml入り。

1st B-type 1st B-type up
1st Regular Size. Type-B. 初代Bタイプ。前出の初代透明ボトルとの違いはエンボスの"TRADE MARK" の文字が大きいこと。Tの端からKの端まで左右53ミリと大きく広がっているが、間の" - "がない。ボトルがD-105529型なので、初代の別バージョンということになる。(空ビン重量410g)1945年製。

1st C-type 1st C-type up
1st Regular Size. Type-C. 初代Cタイプ。このボトルはAタイプ製瓶時のロット違いのばらつきと考えられる。特徴はAタイプとほぼ同じで、小さい"TRADE MARK"の浮き文字だが、間の" - "がない。Tの端からKの端までは約35ミリ。AタイプとTRADE MARKの書体が異なる。(空ビン400g)透明ガラスで1945年製。

2nd0190 2nd 190UP
2nd generation of Regular Size bottle. 2代目レギュラーサイズ。初の国産グリーンボトルだがすべて英語表記の浮き文字。"TRADE MARK"の浮き文字が1行で、ロゴ下いっぱいに大きく広がっているのが特徴です。しかし当時はまだ国内販売が許可されてなく、ほとんど米軍関係者用だった。このボトルから(旧D-105529瓶から)新型に変り、表示はないが容量は6・1/2オンス(190ml)になった。(空ビン重量395g)1952年製。●右画像をクリックして初代と2代目を比較

3rd 緊急生産透明ボトル 3rd close up
3rd generation of Regular Size bottle. 3代目レギュラーサイズ。50年代後半〜60年代前半の“緊急生産の透明・規格外ボトル”。初めて両面英語ロゴが白文字ACL印刷された。ロゴ下は浮き文字で、片側は「CONTENTS 6・1/2 FLUED OZS」、反対側は「REG. U.S. PAT. OFF」。コカ・コーラの需要増で瓶不足を補うため緊急生産された。透明ボトルは「グリーンガラスを使用していない」など、日本コカ・コーラ社の国内用の規格ボトルではなかったため、正式なグリーンボトルが出そろってくると60年代中ごろにはすべて回収され、市場から姿を消してしまった。 /写真は東京コカ・コーラ1962年製。
●右画像クリックで透明ボトルの製造年・工場の記号を解説


4代目商標が浮き文字 4rd close up
4th Regular Size. 4代目レギュラーサイズ。初めて裏面に白文字ACL印刷されたカタカナの「コカ・コーラ」が登場!(の字のタテの太さ4ミリ)と太く、「登録商標」と「190ML入」は浮き文字。このボトルが1962・昭和37年以降、日本で民間向けに販売されたボトルで実質日本の初代といえる。1962年からのテレビ初CMはこのボトルが使用された。底に"TRADE MARK REG "エンボス。(緑ガラス空瓶395g〜400g)1962〜1965年ころ。 /写真は東京コカ・コーラ1962年製。
●右画像クリックで1962年製造の登録商標エンボスボトルの底部

4代目商標浮き文字 4代目商標浮き文字
4代目商標浮き文字。テレビでCMに使われたボトル。コカ・コーラのロゴが太めで、登録商標はエンボス。190ML.入り。前記ボトルと同じタイプで、こちらは2年後1964年製ボトル。当時は販売量に製瓶が追いつかないほどの状態で製瓶年イコール即発売年でもあった。瓶底のデザインが変わった。大きくなった「BOTTLE REGD. TRADE MARK」と「23 ◇ 64」のエンボス。

コカ・コーラ初のTVCM
大正時代に輸入されていたコカコーラだが、戦後、東京コカコーラ発足後、初めてのテレビCMは1962(昭和37)年。「コカ・コーラ買ってきた(地球)」編。片側が英語、反対側がカタカナでコカ・コーラと表示されている。

コカ・コーラの王冠
クラウントップのデザインは米国と同じ赤いサークル。

コカ・コーラのフォント
ボトルはレギュラーサイズ4代目。ACL印刷された白文字カタカナの「コカ・コーラ」。カタカナのフォントが太く、「登録商標」と「190ML入」は浮き文字。

エンディング
締めのカットはこちら「すかっとさわやかコカ・コーラです」(c)Coca-Cola

カタカナ・エンボス
5代目浮き文字 5代目embos-up
5th Regular Size. 5代目レギュラーサイズ。緑ガラス瓶にカタカナの「コカ・コーラ」「登録商標」などすべて浮き文字。需要が増大し、瓶の不足を補うために1964・昭和39年から時々生産されたという。「本来は日本の初代」になるべく準備されていたが、テレビ放送が始まり、浮き文字ではよく商品名が見えないので、4代目白文字に取って代わられたと推測される。写真は1968年製の190mlで空ビン重量400g。 (5代目の初期は「190ML入」大文字表示)
5th embos-up Katakana Embos
Full 5th Regular Size. 5代目レギュラーサイズ中身入り。写真のボトルは1968年利根コカコーラ製、190mlは小文字で重量612g。

6代目前期のAコーラ瓶 6代目前期のAアップ
Early 6th generation of Regular Size bottle. Type-A. 6代目(前期-Aタイプ)レギュラーサイズ。緑ガラス瓶にカタカナの「コカ・コーラ」他、すべてACL印刷の白文字になった。カタカナロゴが3.8ミリと太く、「190ML入」は大文字。このボトルはロゴ下が「REG. U.S. PAT. OFF」になっている。他にもいくつかのタイプがある。(空ビン重量400g)後期に移行する過渡期の製品。190ML入/1964年

(注)当HPのコカ・コーラの「○代目」は、私およびコレクター仲間の分類上の呼称であり、日本コカコーラ社の発表によるものではありません。ボトルの交換・トレードなどに便利ですのでよろしければご利用ください。
6代目前期-Cのコーラ瓶 6代目前期-Cアップ
Early 6th Regular Size. Type-C. 6代目(前期-Cタイプ)レギュラーサイズ。緑ガラス瓶にカタカナの「コカ・コーラ」他、すべてACL印刷の白文字。カタカナロゴが3.0ミリと細くなったが(上のAタイプと比較)、まだ「190ML入」は大文字のまま。そしてロゴ下が「TRADE MARK REGISTERED」に変わった。(空ビン重量395g)後期に移行する過渡期の製品。190ML入/1967年

加山雄三さんが登場
1967年、人気絶頂の若大将・加山雄三がCM第1弾「スキー編」に登場。コカ・コーラの人気が一気に盛り上がった。持っているボトルは6代目(後期)レギュラーサイズ。(c)Coca-Cola



500mlホームサイズの登場です
500ml2代目前期 初代500MLup
1st generation of Home Size bottle. 初代・ホームサイズはネックの両側に500ML.とプリントされ、ロゴは太いカタカナ(のタテの太さ4.2ミリ)でコカ・コーラ。『ML.』表示は大文字。瓶型はグラマーで緑色ガラスの裸瓶。ペプシコーラの後を追って50円+瓶代10円で発売された。500ML./1964年。初代ホームサイズの製瓶は1964年〜65年の2年ほどか。

初代と2代目比較 500ml2代目前期
2nd generation of Home Size bottle. 2代目ホームサイズはネックにカタカナで『ホームサイズ』とACLプリントされた。2代目・ホームサイズ【前期】のロゴは太いカタカナ白文字(のタテの太さ4.2ミリ)でコカ・コーラ、『ML.』表示は大文字。瓶型は初代と同じグラマーな緑ガラス瓶で、このボトルには後年つけられたプロテクトカバーがついている。/写真は1967年。
●左写真クリックで初代と2代目比較

500ml2代目中期 500ml2代目中期
2代目ホームサイズ【中期】。中期はカタカナロゴは太字のまま、『ml』表示が小文字に変った。緑ガラスの裸瓶でプロテクトカバーはない。2代目中期ものは1968〜69年瓶を確認/写真は1968年。

Late 2nd generation of Home Size bottle 2代目ホームの後期のアップ
2代目ホームサイズ【後期】。後期はロゴが(3.5ミリと)細くなり、『ml』表示は小文字。初代〜2代目ホームサイズはボトルのネックが細くボディもふくよかです。地域差はあるが総じて2代目ボトルは1965(昭和40)年から1972年くらいの7〜8年ほど出荷されたもよう。空ビン重量520g/1969年製

2代目・白スポット 2代目・白スポット
2nd Home Size bottle with a Spot. 2代目ホームサイズ【後期】白スポット。ネックの『ホームサイズ』と『ml』の上に『白スポット』がついている。ロゴが細いカタカナ白文字で『ml.』表示が小文字なので後期と推測する。なぜ『白スポット』がついているのかは不明だが同種の他のビンと差別化する理由があったためと思われる。瓶型は他と同じで、プロテクトカバーがついている。近畿コカコーラ製だが、ボトル側面から年代が読み取れず、製瓶年代は不明。


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