既に退官した後だが、サイトは残されている。愛媛大学教育学部の配慮をたたえよう。サイトの掲載内容は極めて簡潔だが、「数学教育の思想の流転と責任」と題した一文には目を通しておきたい。長期に渡って数学教育に関わってきた方ならではの見解が示されている。だが論点には賛否があるだろう。またここから問題の全体像をとらえることは難しい。ここでいう「流転し続ける数学教育」を俯瞰する資料が欲しいところだ。(2003-03-16記)