丸山眞男が語り、記した言葉は、
実にさまざまな形でまとめられているという状況が一方にある。
そして
丸山眞男について語られ、記された言葉は、
ほぼいかなる形でもまとめられてはいないという状況が他方にある。
丸山眞男の没して後、
丸山眞男をめぐってこんな一つの対照があるように思える。
そこで、そして、だからこそ
私は丸山眞男の没した後に、
丸山眞男について語られ、記された言葉を、
一つずつ選り好みせずに集めることにした。
そして、それらを編んで一つの書誌をつくることにした。
そうすることから、
そこから、
丸山眞男研究がはじまると思うから。
少なくとも私はそう思うから。
岡本 真
1998.8.7
Copyright (C)
OKAMOTO Makoto 1998- All Rights
Reserved.