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八ヶ岳は、長野・山梨にある南北30キロ、東西15キロの独立峰である。 名前の由来は八つの峰を連ねる山容からきているとの事であるが、定説ではない。 現在は編笠山・西岳・権現岳・赤岳・阿弥陀岳・横岳・硫黄岳・天狗岳の八座を 呼ぶとのことである。(アルペンガイド山と渓谷社=j 針葉樹林帯多い北側を北八ヶ岳と呼び、夏沢峠を境に険阻な岩稜南側を南八ヶ岳と 呼ばれている 大阪からはJR中央線茅野駅よりバスで登山口の美濃戸口へ。 |
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異常気象でこの年の山の天候は不順続きである。 台風の影響で前日まで、山行が危ぶまれた当日は心配した天気も回復し、電車、バスを 乗り継いで美濃戸口に到着(13時15分) 装備を整え本日の宿泊予定の赤岳鉱泉に向け登山の開始する。 登山道はよく整備されていて歩きやすい。 途中の行者小屋への分岐からは丸木の橋を何度も渡って赤岳鉱泉へ到着(16時30分) |
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標高2200m。 登山口の美濃戸口は約1500mであるので700mの登山となる。 りっぱな山小屋は個室もあり(但し1000円UPの割高)パーティだけで過ごせるといった 快適さもある。 八ヶ岳の魅力は水が豊富でしかも温泉が湧いているということであるが、中でも赤岳鉱泉は 有名である。 山に入ればお風呂は下山するまで無しというのが普通であるが、こうして、1日の山行での 汗を流せるのはうれしい事である。 |
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![]() 翌朝4時起床。 夜中に雨が降ったが、朝にはあがり、太陽に輝く赤岳・編笠岳が とってもきれい。 昨夜同行のYさんが体調が悪くリタイアしたいと申し出た。 メンバー4人で相談し、本人の体調を考慮しながら、当初の計画を 変更し登山を続行することにした。 今回のメインでもあった赤岳・横岳をあきらめ、比較的ゆったりとした 硫黄岳へ登る。 時間もたっぷり、多少自信を無くしかけているYさんも元気を取り戻し、 一安心。 あいにく山頂はガスで何も見えない。 コースの目印のケルンを確認しながら、コマクサの群生している硫黄 山荘付近まで下る。 |
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![]() ガレ場の中に咲いているコマクサは高山植物の女王と呼ばれている。 昼食を済ませ、根石山荘の稜線歩きは気持ちがいい。 |
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![]() それも束の間小屋付近から天候が悪くなり夜には雨。 ひなびた根石山荘は、家族的な雰囲気で親しみ易い御主人 がもてなしてくれる。 宿泊客も少なく、ここでもゆったり寝床を確保できる。 さらに薪でわかしたお風呂があるのには感激。 御主人の手作りの小さなお風呂である。貴重な水ゆえ、 交代で湯船に浸たるだけである が湯に浸かれるだけでありがたい。 小屋のオリジナルワインを開けて消灯までのわずかな時間を 楽しい山談義で過ごす。 翌朝はやはり天気は悪い。 |
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時折降る曇天の中を東天狗に向け出発。 黒百合ヒュッテについた頃には天気もあがり青空が見られる。 しかし、強い雨のあとで、黒百合から渋ノ湯までは登山道が川のようになっている。 滑る木道を慎重に下り、渋ノ湯に無事下山。最後の締めはやはり温泉です。 慌ただしく温泉で汗をながし、その足で帰阪。気持ちの良い温泉で身体もリラックスした のか皆電車ではぐっすり(^^)/~~~でした |
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